SOUNDPEATS Air4 ANC搭載インイヤー型ワイヤレスイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。
SOUNDPEATSよりリリースされたAirシリーズの最新作、Air4。例によってAmazonクーポンコードを発行していただいてます。この機会にぜひご利用下さい。
デザイン的には前作に当たるAir3 Deluxe HSから続く形状ですがドライバサイズが14.2mmから13mmに変更。
スピーカー部もメッシュではなくOperaなどに見られる穴の大きな金属メッシュに変更され、大まかには同じデザインでも
大分ブラッシュアップした印象です。



中身もQualcomm QCC3071のBluetoothチップ搭載、今まではLDACに対応していたのが

Air4ではaptX Adaptive Lossless/Snapdragon Sound対応。
今まで通りゲームモード(低遅延)やマルチポイントにも対応。
再生時間もDDが小さくなったことも影響してか6.5時間とこのタイプとしてはかなり長め。
一番大きいのはカナル系ではないのにANC、ノイズキャンセルを搭載している点でしょう。

充電ケースは艶消しのブラック。今までより少し縦に伸びた形状になりました。
容量が増えたのは勿論ですが、個人的にはこれくらいの大きさのほうがうっかり零れなくて良い。
装着感は相変わらずの軽さ。
操作はタッチセンサーなので例によってうっかり操作が起きやすい。
でも専用アプリからタッチコントロールのオンオフが出来るので、この問題も実は解決可能。



音質としては通常モード(私の場合はAAC接続)においては基本的には今までと同じ印象。
インイヤーとは思えないしっかりした低音と、ヌケの良い中高音。
ドライバサイズは僅かに小さくなりましたが低音が減ったような印象はあまりありませんでした。
中高音については刺さり無く、解像度は少し上がったような気がします。
aptx adaptiveに対応したドングルを用意していたのでそちらでも試しましたが、
やはりLDACと同じ用に上下でかなり音が広がる。
より低く圧のある低音と、クッキリとした中高音が伸びてくる。
Snapdragonに関しては対応した環境を持ってないので残念ながら味わえず。
しかしAACのみでも本来の魅力は十分に備わっているコスパの高さ。

注目のANCですが、オンにすることでかなり音質が変わります。
低音を逃がすベントを塞いでしまったような上がり方。カナル型に迫る圧です。
中高音もインイヤーの特性でこもるようなことは無いのですが、
流石に中音域、特にVoあたりは低音に多少飲まれます。
正直、ANC自体は個人的にびったりと張り付くような装着感を得てるわけではないので
オンにしてもキーボードの打刻音も今まで通りはっきりと聴こえてしまいます。
インイヤーなのでここはかなり個人差がでるというか、しっかり静音感を味わえる人は限られそうな印象。
ただ低音ブーストとしてならかなり使えます。勿論再生時間はその分減ってしまいますが
元が6.5時間のスタミナなので3時間程度ならギリいけそう。

ちなみに付属品が収納されている上下のスペースには充電ケーブルとイヤーピースのマークが
付いてるけども、ケーブルのみでAir4にイヤーピースは付属しません。そもそも付けれる形状じゃないけど。
ここの辺りは箱を一律デザインで流用してることによっておきたものと思われますが
メーカーさんに伝えた所消すようにすると言っていたのでロットによって解消される予感?

TWSはすぐにアップデートされたバージョンが出てしまうのでいつが買い時なんだと思う人もいるでしょう。
今です。

クーポンコード:AIR4BLGALL  終了日 2023/07/12→7/16 23:59 JST


SOUNDPEATS Engine4 ワイヤレスイヤホン 今までと一味違う2DD 

今回ご紹介するのはコチラ。
SOUNDPEATSよりリリースされた同軸デュアルDD搭載のTWS。Engine4。
先日クラファン経由でリリースされたOperaシリーズとは異なる構成で音質に強みをもたせた新作です。
今回もAmazonクーポンコードを発行していただいてますので、是非ご利用下さい。(記事の最後に記載)
主な特徴として
・今作もLDACに対応
・マルチポイント対応
・イヤホン本体で10時間を超える再生時間
・機能を抑え低価格に
・落ち着きのあるデザイン

同軸デュアルDDについては、10mmのPU+PETチタンメッキの3層構造。6mmのチタンメッキPET振動板を採用。
硬さの異なる素材を組み合わせることでそれぞれの特性を活かすということに加え、
同軸上に配置することで音の歪みを抑制。
物理と電子回路2つのクロスオーバーを組み合わせ、個別の音導管も割り当てることで
全体の音に分離感を持たせつつパワーも出すというとにかく技術推しなTWS。
複数のDDを詰んだものは結構昔からあるけど、Truengine辺りからどれだけの進化を遂げてきたのか気になる所。

ケースは最近使われているものを同型のカラーリングというか加工違い。
指紋や反射が避けられないツルピカです。パッと見て判断できるようにあえてした加工だろうけど
中々取り扱いには困るやつ。でもその分スルっと手からこぼれ落ちないよ。


本体は原点に立ち戻ったようなシンプルなどんぐり系の形状。
黒~ダークグレーを基調としたひし形模様の金属部が落ち着きのあるお洒落感。
写真だとかなり明るく見えるけど実物は根本も結構濃いめのグレーです。
根本からノズルにかけては透明になっておりDDが覗いてます。
ノズルは樹脂製ですがメッシュが最近のSOUNDPEATS全般に採用されている穴の大きなタイプ。
そして楕円ではなく真円。他のイヤピでも流用しやすいし、
何より装着するときあまりグリグリする必要がないので個人的にはこちらの方が嬉しい。


装着感としてはしっかりと耳に押し込む必要があるタイプ。

でも楕円ノズルではないのでウマイ角度を見つける必要はない。
パッと見ノズルが短いため装着後の安定感に不安を覚えるかもしれないけど
案外このボディが耳の入口にちょうどよく収まる。
階段を移動中でもまったくプラつく感じがしない。
角笛のような軸が長いイヤピにしてしまうとちょっと耳からはみ出る分プラっとくる。

ノズルの根本や充電端子の側、本体のタッチセンサー付近にベントらしきものがあるが
音漏れはほとんど気にならない。遮音性もそれなりにある。

音質としてはDDらしく深さ、濃さのある低音域と滑らかながらしっかりと主張のある中高音が両立した音。
サブベースは並だがソレ以外の低音域は全体的にかなり濃く押し出しがある。
チタンとPET複合されている効果か、適度な弾力性がありながらだらしなくない程度に締まりも感じる。
今までの機種に比べるとかなりバランス型になった印象。
中高音はパンチという意味ではそこまで強くないが低音とはしっかり分離感があり
Voから金属系の音までギラつかず、かといって埋もれず鳴ってくれる。
解像度もDDのみとしては結構高めに感じる。
5千円前後で完成度の高い1DD有線イヤホンと比べても好みの差と言える程度に迫っている。

勿論LDACを採用されているのでそれかAAC、SBC接続かによってこの辺りは印象の違いも出てしまうが
iPhone(AAC)でも十二分に良い音だと思いました。

Engine4の良いところはiPhoneとPC用のBTA30PRO等をいちいち切り替える必要のないマルチポイント対応や
LDACを使ったとしても6時間を超える約8時間再生を実現しているバッテリー持ちの良さ等。
今までの機種よりもかなり進化を感じる使い勝手の良さ。
ANCは搭載されていないがゲームモードは搭載されているし、ノイキャンは良いから
音質良くて使い勝手も良いTWSが欲しかったという人にはピッタリの存在。
楕円ノズルではないので装着感がより万人向き且つ楽になったのもでかい。
スティック型でない、ノイキャンなしで少し価格を抑えたモデルを求めてた人にオススメ。
上位機種とは違う堅実的な方向性のチューニングと価格を抑えるための機能排除で
しっかりと差別化された強みのあるワイヤレスイヤホンでした。

クーポンコード:SPZDPDPRM  終了日 2023/07/12→7/16に延長 23:59 JST

Kiwi ears Quintet 楽しくナチュラル。な五重奏

 

今回ご紹介するのはコチラ。
先日アップしたQuartetから早くも新たに登場したQuintet。Linsoulリンクはこちら
その名の通り5つ、4種のユニットを搭載したハイブリッドイヤホン。
10mmのDLC振動板採用DDとBAが2基、更にはピエゾ骨伝導体、平面駆動ドライバと4種のドライバを搭載。
中身一覧の画像を見ると平面駆動ドライバがBAのような小さなサイズに収まっていますね。
このドライバは中高音というよりは高音域用に搭載されており、更にその上の超高音域をピエゾで補強しています。
一般的なBAなどに比べて安定的に高音域を出力できる新技術。。。らしい。



0.78 2pinフラット端子で筐体は3Dプリントされた樹脂製。不透明なタイプですね。
微妙に大きさが異なって見えるベントが変わった位置に配置されていることがわかります。
しっかりと段差のある形状で装着感はずっぷりと深め。ノズルはまっすぐに見えますが根本からの角度が深く、意外と奥まで差し込みやすいです。
長さの割に装着感は癖なくシンプル目。大きめのイヤピでもミチっと嫌な音が出ることもなく。また2時間程度付けていても痛み等は全く出ませんでした。

フェイスプレートは金属製。多分アルミ合金。シンプルな艶消しのグレーがかったシルバーで良い感じに落ち着いた雰囲気。
色んな種類のドライバが詰まっている割に筐体は並な大きさ。重さは思ったより軽め。
深めな装着感も相まって長時間つけてもストレスは少ないタイプです。

音質としては豪華絢爛なようでナチュラルな落ち着きもある音。そして空間が広め。
低音域を担当する10mmのDLCドライバは一聴するとかなりボリューミーですが過剰な濃さはない。
濃いめに感じるのは妙に広がりが良いからかなと思います。
基本的には全体を支えるように柔らかく広がっているような大人しさを感じましたが
美味しいところはサブベース含めちゃんと出しゃばってくれる。
ソリッドではないのでベースラインの聴き取りやすさという意味ではイマイチだけど音楽を楽しむ上では良バランス。

解像度の高いソリッドなベースを求める人にはちょっとナチュラル~ウォームすぎるかも。

中音域は主にBA2基で担当している部分ですが恐らくは新設計の平面駆動ドライバがかなりいい仕事をしてる。
カッチリと明るい音で解像度も高いが、ナチュラルさを売りにするkiwiearsらしく機械的な冷たさがない。
何だったら女性Voあたりは適度に艶すらある。
ギターや金管楽器はしっかりと分離感があるし解像度も高め。でも一切刺さらない。
Quartetでは少し物足りなかった刺激感がちょうどいい塩梅に出てます。
高音域に関してもピエゾドライバは最低限必要な出力で仕事をさせてるよう。
出しゃばらないので地味に聞こえるかもしれないけど、ドラムの金属類の細かなタッチまでハッキリと鳴らしてる。
元音源が高音質であるほどチューニングの絶妙さを感じやすいと思います。

豪華絢爛な派手サウンドを想像する構成かもしれないけど、その実
音にナチュラルさを保ったまま楽しく聴かせる、相反するような要素を成立させた面白いイヤホンに仕上がってました。
宣伝文句にあるように音楽だけでなく映画やラジオも高品質に楽しめると思います。

綺麗で静かな曲も、派手でうるさい曲でも旨味を引き出してくれる器の大きさを感じるイヤホン。

モニター的なものを求めるならソレに向いたイヤホンは別にあるだろうし、
Quintetをただ一言でいうと「楽しさのあるナチュラルなサウンド」。
歪の少ない心地よい音は価格なりの価値があると思う。

オススメな人:ギラついた解像度高めサウンドより落ち着きのある傾向が好みの方。
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 価格的にはバランス端子とかの選択肢を求められそうだけど個人的には問題なし。




TRN MT4 2DDなのに安価なパワーイヤホン

 


今回ご紹介するのはコチラ。
TRNからリリースされた10mmと6mm2つのDDを搭載したイヤホン。MT4。
qdc pin端子で、フェイスプレートは薄めの亜鉛合金。樹脂筐体で大きさはコンパクト目。
少しだけ凹凸があり、ノズルも角度が付いてるので装着感は良好。
大体フェイスプレートには大きくモデル名があったり、MT3のように目立つ模様がデザインされてますが
MT4はかなり丸く収まったデザイン。外使いしやすくて良いですね。
ベントは内側に2箇所。小さい方のDDの真上と、もう1個はpin端子付近にあります。
離れた距離で真横に2つ並んであるのは珍しい気がする。
DDは10mmの方がベリリウムコート、6mmは軽量振動板とあるけどおそらく樹脂系。



撮影中、DDのパワーですぐ引っ付く

音質としては10mmのDD1個に低音域を担当させているだけあり
サブベースからどっしりとボリュームのあるドンシャリ。
バスドラムがかなり重く、ベースラインもゴリゴリと前に出てくる。
多少膨らんでくるので全体的にはややウォームな雰囲気。
中音域は少し地味で丸め。
金管楽器は少し遠くに聴こえ、ギターのカッティング等も丸く聴こえます。
男性Voも同じような方向性だけど、女性Voは6mmのDDが仕事をしてくれるので前に出てきます。
高音域に関しては多少シャリついてはいるがパワーのある低音域の圧に負けず、
頑張って主張してくれてる。
おそらく単体なら耳に刺さるくらい刺激的な音を出してそうな音だけども
10mmのDDと組み合わさることでうまいことバランスが取れています。
情報量の多い曲だとちょっと天井の低さを感じるけど、ポップスや古いロックだと
ボリュームのある低音とシャッキリとした高音域が良い感じ。

二千円前後の1DDだと最近は全体的に卒なくこなす優等生なイヤホンが多いイメージでしたが
MT4は2DDもあるのにその価格帯に突っ込まれた少し異端なイヤホン。
音も優等生というよりは「パワーこそ正義」というくらい低音が盛られた個性派。
内側以外ベントはありませんが2DDなせいか少し音場も横に広く感じる。
ウォームな雰囲気ではあるが低音域が全体を包み込んでしまうような音ではないので
極端なバランスは求めてないという人にも安心。
1DDで安価なモデルが多かった中、同じかむしろ安い価格帯に2DDイヤホンをぶっこんでくるあたり
TRNの採算が不安になるレベルですが、結果安価ながらわかりやすいパワーのある強いイヤホンに。

DQ6等と違い装着感も馴染みやすい形状なのでよりお安く、より使いやすくなったおかげで万人におすすめしやすいモデルだと思います。


総評
オススメな人:3000円以下で低音にパワーのあるイヤホンを求めてる方で、高音域も多少パンチが欲しかった方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点 見た目といいシンプルな出来の良さ。でも音はしっかり中華イヤホンしてる。 

Truthear HOLA 11mmサイズの1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。
TruhearのHOLA。このブログで紹介するのは初めてのメーカーです。
美少女系を採用したデザインの箱が流行っている中、(無駄に)質の高いデザインを誇っているという印象が強い。
しかしZEROやHEXA等、どれも評判が良いので信頼のあるメーカーですね。

見覚えのある兎

HOLAは低価格帯に位置するエントリー的な一台。
LCP振動板の11mmDDを採用してますが、詳しく言うとポリウレタン懸濁液コンポジット液晶ドームダイヤフラム。
正直よくわからないけど低価格帯なのに凝った仕様を施されたドライバが使われている!

11mmサイズといえば先日紹介したピッコロですね。発売時期的にはこのHOLAの方が大分先行です。
凹のある0.78 2pin端子で樹脂ボディ。フェイスプレートだけはアルミニウム合金。
筐体は艶消しのような表面加工が施されており滑らないし指紋も目立ちにくい。
フェイスプレートの幾何学模様もシックで良い感じ。
ベントは内側に2個、一つはかなり大きめ。



メッシュが六角形模様という凝り方

かなり軽量な部類で、ノズルの長さは標準的。角度が深めなのでしっかり奥まではめ込めば
ズレにくく快適に使える装着感でした。
RL表記がプリントではなく刻印なのは技術力を感じさせます。普段見えないメッシュデザインにまで細かいこだわりを感じる。

音質としては派手さはないが解像度が高くオールラウンドなサウンド。
サブベースは控えめで、ミドルベースはそれなり。
LCP振動板らしく柔らかめで、ちょっとボワつきは感じるが他を飲み込むほど濃くはない。
中音域はかなり広く感じる。解像度がありつつも刺さるような不快感は一切ないまろやかーな優しい音。
地味というレベルには収まらず、特に女性Vo等は伸びやか。
ダンス系のキラキラした曲だと高音域に関してはもっと欲しいと思うかもしれないが
奥行きのあるステージ感の広い中音域は結構気持ちよく聴かせてくれる。
高音域は他2つの音に比べると1歩後ろで鳴っている感は否めない。
しかしこちらも細やかなタッチを感じ取れる解像度があるので
決して地味な雰囲気ではない。

音楽を集中して聴きたい時用というよりは、ながら聴きにちょうど良い感じ。
1~2千円代で下手に派手なサウンドを求めるよりHOLAの方がバランス良く聴けて好みという人も結構いそう。
中華イヤホンらしいイヤホンとは正反対な性格をしていると思いました。
最近のイヤホンはどれも優等生な方向に来てますけどね。
低価格帯の中でバランスの良さを求めるならHOLAはかなり強い候補になるイヤホンでした。



総評
オススメな人:派手さよりもバランス。解像度高めのほうが良い方。
個人的好み度:10点満点中/7点
完成度:10点満点中/9点

RAPTGO Bridge 2BA+2DD+PZTのトライブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。RAPTGO Bridge。Linsoulリンクはコチラ
0.78 2pin端子で金属ボディ。まずこの見た目が凄く特徴的。
G-SHOCKとかその系統のデザイン。
背面がまるで開放型のようなメッシュですがプレート+フィルター+ブラケットと何重かに重なっている
構造ということもあり、意外とここから音は漏れないです。
商品画像だと緑は結構明るく見えますが実物はもう少し落ち着きがあり渋いです。
内側にはノズルの根元付近にベントが1箇所と。
とんでもなくデカイベントがもう1箇所。目を疑うような大きさ!
先に触れておくとこいつのおかげか音に独特の開放感があって凄く効果を感じました。



角ばっているようで角は面取りしたように丸っこいので装着感は結構良好。
ノズルの角度もしっかり目で、安定感も結構アリ。
とはいえ根本までねじ込むというより、大きめのイヤピで固定される印象。
筐体自体はデザインのゴツさに反してそこまで重くないのでふらつきません。

2DDは10mm+6mm。DDは主に中低域で2BAが高域、12層ピエゾドライバが高域~超高域。
トライブリッドで且つDDは2基もあってモリモリですがこれだけじゃ終わらない。
なんとスイッチギミック付き。更にはフィルター交換ギミックまで。
2種類のチューニング切り替えも付いたてんこ盛りイヤホンです。
極めつけはこのケース。
安いのか高級なのかわからないプラと僅かな金属感が入り乱れる。(裏面はフェイクレザー)
なんというかほんとにG-SHOCKを思い出す。




ケースは結構ずっしりとした重さがあり、内側は柔らかいシリコンゴムで仕切りが付いている。
イヤーピースは勿論、前述のフィルターも無くしにくいよう金属板に収納されている。
金属板裏面にはマグネットが付いており、こっそりとスイッチを切り替えるアレも付いてる。
ポータブルに向いてるか微妙なラインだけど、1個のイヤホンを大切に持ち歩きたい人には悪くない?

標準装備の音質としてはピエゾ+BAのカリカリっとした中高音が主張強めの開放感強めドンシャリ。
低音はサブベースからミドルまでそれなりにボリュームがあります。
しかし内側の巨大ベントが絶大な効果を発揮し、とても濃いのに抜けが良いので暖色感があまり出ない。
先日のカルテットは音導管でうまく締まりを出してましたがBridgeは巨大なベントで開放感を出すことで
絶妙なチューニングを実現。
スイッチギミックの低音パワーをオンにすれば
サブベースはイヤホンらしくブイブイ来るのに、ミドルベース辺りは開放型ヘッドホンのような
濃ゆいのに圧をそこまで感じない爽やかさ。

中高音は低音とはしっかり分離してカリカリ、キンキン目なバランス。
ピエゾドライバとBAの力をいかんなく発揮したクリスプなサウンドですね。
解像度の高さは勿論、男性Voからドラムのスネアあたりの凹みやすい帯域もグイッと出てくる。
ギターのカッティングに関しても同様で、分離感良し、パンチも良し。
中高音域に関してはスイッチオンでもそこまで過度な強調はなく、あくまで更に物足りないならオンでも良いぞ!という印象。
この音域でも内側の巨大ベントの効果は絶大。
イントラコンカ型のような耳の穴いっぱいに広がるヌケの良さ。それでいて軽すぎず。

フィルターに関してはデフォルトの黒はノーマルで、金色は高音域強調。銀色はバランスモード。
それぞれフィルター表面のメッシュ下にまた別素材の黒いメッシュがあり、そちらのメッシュの厚み?というか密度で
高音域の減衰を調整してるような感じ。

個人的にはフィルターはノーマルのままで、スイッチは両方オンがしっくりきた。

ノーマルだと中高音のカリカリさが気になったが低音スイッチを入れることで相対的に
角が取れる印象。高音域側のスイッチも刺激的になるというより線が太く、勢いが出てるように感じた。
両方オンにすることで全域の力強さが増し、刺さるような刺激は半歩下がるので安心して(?)音量を上げて
EDMからロック、メタル、山下達郎を楽しむことが出来る。
フィルターに関してはどうしても高音域の金管楽器やドラムの金属、ギターの刺激音が気になるなら銀色に。
むしろもっと刺激を!と思うなら金色に。元々の刺激が高めなので微調整用に留まるかなと思いました。

暖色系のような厚みのある低音と寒色系の抜けよく刺激的な中高域を高い水準で、
更にはスイッチとフィルターギミックで個人の好みにも合わせやすくしたかなり贅沢なイヤホン。
なのに価格はHBB HOOK-X等よりもお手頃なのは驚き。

音漏れは主に内側とはいえベントの大きさが大きさなので電車内等でも音量は程々にしないと結構漏れると思います。
遮音性は漏れの割に良いです。
HBB HOOK-Xはちょっと装着感で人を選びそうな大きさでしたがBridgeはクセのない装着感なので
耳にしっかりねじ込みたい!とかじゃなければ大概良い感じに収まるはず。

チューニングがハマると改めて手元の音楽を一通り聴き直したくなる魅力的なイヤホンでした。


総評
オススメな人:
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/12点 3.5mmオンリーだけど個人的に無問題。イヤホン単体に加えてケースと付属品もこだわりを感じて好印象。

Kiwi ears QUARTET 2DD+2BAの低音濃いめハイブリッド

今回ご紹介するのはコチラ。

Kiwi earsよりリリースされた2つのスイッチ付きハイブリッドイヤホン、QUARTET(カルテット)。Linsoulのリンクはこちら。
医療用クラスのレジン(樹脂)筐体で、充填されてはいないため比較的軽量。
0.78 2pin端子仕様で、ピン横には2つのスイッチ。見にくいですが小さめのベントもピンの近くにあります。
少々厚みのあるずんぐりな筐体ですがノズルの角度と、程よく凹凸のあるおかげで装着感は良好。
多少耳からはみ出ますが許容範囲。
ノズルはレビューしてきたイヤホンの中では珍しく音導管がノズル部分まで来ているタイプ。
BAユニットがノズルの先端に入って似たような見た目になってることはありましたけど。
比較的高額なイヤホンに見られる構造ですね。




特筆すべきなのは2DDの中身。10mmと他サイズの組み合わせではなく10mmが2基。
どちらもチタンコート仕様という中々に尖った仕様。
直近だとLegatoが12mm+6mmの2DDで低音濃いめのイヤホンでしたが、Legato含め
2DDは大抵 低音域担当+中高音担当というそれぞれ別の役割を当てています。
カルテットはその点、中高音はBA2基に任せて2DDはどちらも低音を担当するという力しか感じない構成。
商品ページでも低音の質を強調していますが、一体どんな音質なのか。

音質の第一印象は非常に濃いが過度にボワつかない、包み込まれるようなサブベースを主としたイヤホン。
2つの大型DDから出されるサブベースは土台を担うどころか左右前後かなり広い空間を包むような存在感。
ミドルベースの量感は相対的に標準的に感じますが、サブベースがとにかく相当に濃いです。
メタルやEDMは勿論ですがジャズでも重さのあるベースラインを響かせてくれる。
音導管の効果なのか、とても力強いベースでありながら中高音とは分離感があり
中高音を飲み込むようなチューニングにはなっていません。
昔レビューしたイヤホンで同じ音導管の構造で低音の強いPink Ladyというイヤホンがありますが、
それを思い出す解像度の高さと濃さを両立した質の高い低音。

中音域は若干凹むように感じますが、実際には均整の取れた割とパンチもある音をしています。
BAらしく解像度高めですが刺さりはゼロで、シルキーというかフラットに感じる。
高音域も同じ印象で、遠すぎず近すぎず。でも解像度はしっかりと保っている。
楽曲によってはシンセサウンドがDDの担当する領域に入ってきてかなり芯のある音を出してきます。
中高音域は商品説明にもありましたが疲労感のない自然なサウンドを体現したバランスですね。
刺激はないが曇ってもいない、フラットなバランスを高いレベルで表現している。

ライブ音源等ではギターの音が極太になってしまって圧がとんでもなくなったり。
でもそんな時はスイッチをいじればレベルを下げることが出来ます。
本来スイッチは好みに合わせて音質調整可能というのが売りになるギミック。
でもカルテットに関しては基本的にどちらもONのままで楽しんで欲しい。そんな音。
低音の濃さと中高音のフラットさを両立した音質は長時間聴いてもまったく聴き疲れしないし、
その上で解像度が高めなので純粋に音楽の細部まで楽しむことも出来る。
日本円で現在約16,000円ですが、十分にその価値がある低音イヤホン。
音楽鑑賞は勿論、映画鑑賞でもかなり面白いイヤホンなので低音好きにはぴったり。
重低音をどっしりと楽しみつつ、アクションシーン等で急に大きいSEや声が出ると
うるさく感じてしまうシーンもカルテットは良い意味で大人しく聴かせてくれます。

個人的には残念ながら2時間ほど使っていると耳がちょっと痛くなってしまいましたが
Yanyin Canonでは問題なかったのでノズルの根本あたりの形がちょっと合ってないのかなと。
ちなみにスイッチを切り替えるためのパーツはおそらく付属していません。
爪楊枝等でもいけなくはないけどまずは開封時の両方オンのままを堪能して欲しい。

上記で少し触れましたがQOA Pink Ladyの低音が好きだったけど、中高音の刺激が強くて合わなかった。
という人がいればカルテットはかなり良い候補になると思います。(見た目もちょっと似てる)
中高音は良いけど低音濃すぎ!と思ったらそこでスイッチ調整も出来ますしね。



総評
オススメな人:重低音メインに楽しみたい方。中高音はなるべくフラットで良いという方。
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 見た目含めて価格に見合うクラスの重低音イヤホンでした。