Edifier STAX SPIRIT S5 音質優先、無線有線対応の平面磁界型ヘッドホン

 

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Edifierが2年近く前にリリースした平面磁界型ドライバーを搭載したワイヤレスヘッドホン、STAX SPIRIT S5。
定価は約7万という個人的に未知のハイエンドクラスです。
発売当初気になりながらも価格から敬遠してましたが、中古美品を良い感じに掴めました。
ちなみにノイキャンは無いです。

bluetoothのバージョンは5.4。2年前リリースと考えれば打倒。
バッテリー性能は80時間。ヘッドホンタイプは当たり前に50時間以上持つので一週間毎日使っても全く減らなくて凄い。
LDACは勿論、aptx adaptive等にも対応しています。

R側

L側

開口部から少し漏れる

いくらハイスペックなのを買ってもバッテリーがへたったりしたらもう使えないのに何万も出したくないと思う人もいるでしょう。
購入に至ったポイントとして、3.5mmステレオミニプラグとTypeCケーブル両方での有線接続対応機能があります。
3.5mmは勿論ですがTypeC接続が謎にかなり高音質というか、音の圧が強くて楽しいです。右出しになってしまうのだけは唯一個人的に弱点ですが。

本革感がすごい

見た目は非常に重厚感のあるいかにも高そうな雰囲気。
まずレザーパッドのレザーが全然違う。ふにゃふにゃと柔らかいのが当たり前だと思ってたら硬い。でもまったく嫌な硬さじゃない。
ラムレザーらしいですが皮の厚みが段違い。中のクッションは勿論柔らかいので、装着感は非常にいいです。
おじさんなのでヘッドホンを外すとパッドが脂でテカテカするようになってしまったんですがラムレザーの品質なのか殆ど光ってない。弾いてる?
真夏の環境ではまだ使っていませんが、ヘッドホンの上部に大きめの開口部があるとはいえ密閉型なので多分キツイと思います。
そこでクーリングメッシュイヤーパッドなるものが入っています。ほんのり冷たいジェルが入っており、表面もハニカム模様のメッシュ素材。
夏用のイヤーパッドが付いているとはさすが高級機。
専用アプリにはパッド別のチューニングもあるという凝りようです。レザーに比べると少し密閉感が薄れるとはいえ、公式に用意するとは。

付属品として最初から付いてきます


音質としては無線でも有線でも流石の音。
平面磁界型ドライバーを搭載したイヤホンはそれなりに聴いてきましたが、ハイクラスのヘッドホンとなると初体験でした。
解像度が非常に高く、イヤホンにも全く劣らない。それでいて刺さりや平面駆動でたまにあるいやらしいむず痒さがない。
密閉型なのでサブベースから余すことなく低音をぶち込んでくるような重さもあります。
やっぱりイヤホンの方が構造的に低音はイイ!と思ってますがS5で変わりました。シアタールームで見るような空間+重さのある低音をしっかり感じます。
キックやミドルはそこまで目立つようなボリューム感ではないけど必要十分以上には出てる。
買う前にいろんなレビューを見て低音が弱いと言ってる人もいたんですがワイヤレスの品質が弱いか、3.5mmプラグをアンプ無しでつなげたりしてたのか。
そういう理由なんじゃないかと思ってしまう程度にはちゃんと低音も強いです。
ライブ音源だと気持ち過剰なくらいどっしりと、それでも解像度は平面磁界型ドライバのおかげで高め。分離感は接続にもよりますがこちらも高いです。

中高音はいかにも平面磁界型ドライバな粒の細かさ、キレが凄いです。
VCで喋っている相手の声ですら「なんか解像度たけぇな」と思ってしまうくらいに強い。
ゲームにおいては空間の把握も広く取れてると思います。前後左右は勿論斜め上とか捉えやすい。
ギターの気持ちよさは特筆もの。キレよく力強く、太さもあるのでシャリシャリ煩いとかじゃないパワーが乗ってきます。
スラッシュメタルやハードロックは特に気持ちよく聴ける。
ダンスミュージックでもサブベースの重さとシンセ等のキラキラサウンドが広めの空間を埋め尽くす。
ヴォーカルも上下のパンチが強い中でしっかりと伸びて前に出てきます。女性ヴォーカルは勿論男性ヴォーカルもいける。
コーラスや複数ヴォーカルの曲も普段より細かく聴き取れて楽しいです。
強いて弱点を上げるなら金管楽器や木管楽器も解像度がバリバリに高いので、しっとりとしたジャズクラにはリラックス感が足りないかも。
個人的には特に気になりませんが。とにかく何を聴いても楽しい、派手な傾向。

ヘッドホンなのでイヤホンと違って空間的に余裕があるせいか、意外と聴き疲れする感覚は少ない。
でもyoutubeでトークメインの配信を見続けてると少し疲れる。

一番の問題点は重さ。
オーバーイヤーヘッドホンだと250g前後が多い中、S5は347g。1.5倍近い重さ。
ヘッドバンドの構造もシンプルなもので、重さがモロにくる。
自分は肩がこるまでいきませんが、外した時に頭軽っという感覚がはっきりとある。
側圧が強いわけでもないので、首を上下に動かす分には良いが左右に動くと一瞬ズレます。戻るから良いけど。
約350gの結構な重さがあることは要留意。重いヘッドホンが苦手な人には向きません

そこに目を瞑れるならば現在はセールでそれなりに安くなることもあるので、結構誰にでもオススメできる密閉型ヘッドホンです。
最初はワイヤレスで使ってたけど2mくらいのしなやかなTypeC接続で使うと部屋で使う分には席から動けるし何も困らない。
繋いだうえで電源ボタンからオンにする必要があるけど、ケーブルを抜くとそのまま電源オフになるのも使いやすい。
有線なんだから当たり前なのかもしれないけど、ワイヤレスより音がより太く強くなるので最近はずっとTypeCです。
3.5mmも悪くないけどちょうどいい長さのケーブルがなく、どうしてもケーブルは左出しにしたいとかアンプを活かしたいとかでなければTypeCで良い。

後は真夏にクーリングメッシュイヤーパッドがどの程度通用するのか。試して追記か別途つぶやくかも知れません。



総評
個人的好み度:10点満点中/11点
完成度:10点満点中/10点

SOUNDPEATS Q3Pro 13mmDD搭載の廉価版

 

今回ご紹介するのはコチラ(楽天市場リンク)(yahooリンク
アリエクでコイン割が非常に効いてお安かったのでうっかり購入してしまったTWS。Q3Pro。
日本では取り扱いがないのかなと思いきやyahoo、楽天ではありました。
楽天のほうが紹介途中で違う商品の画像が2枚も掲載されてるあたり本場もびっくりの雑さを感じます。




作りとしては比較的いつも通り。
ケースは前面開きではなく普通の形状。上だけツヤアリで下がサラサラ素材。
指紋が目立つけど地味に開けやすくていいですね。
楕円形の短めノズルなので装着感はちょっとクセあり。個人的にはやはり真円が良い。
角度を調整してうまくハマれば痛みやキツさは殆ど無いです。

装飾やカラーリングは地味ですがスペックは比較的最近出していることもあり高め。
・bluetooth6.0
・ANC無しで単体最大10時間再生
・IP55の防水性
・低遅延ゲーミングモード


LDACのような高音質コーデックには非対応ですが、しっかりと効くANCもあるのでサブ用としては十二分な性能。
個人的にはANCすらあまり使わないのですがbluetoothのバージョンが新しいおかげでバッテリー性能が長いだけでも満足。

DDの磁力で本体同士が惹かれ合う

音質としては13mmのダイナミックドライバーを活かした低音重視サウンド。
分離感は並以上にあるのでキックのあたりがとにかく前に出てくるド低音でも中高音ははっきり目に聴こえます。
解像度は並。お値段や1DDであることを考えるとこちらも十分。
公式アプリで調整も出来るので低音をスッキリさせたい人はこちらから調整可能。8バンドもあるので結構いじれます。
屋内で使うなら低音そのままで中高音を上下に波つけて上げたほうが長時間使いやすい音に。
外で使うならそのままの方がちょうどいいかなと思いました。

ムービーモードという包みこまれるようなサウンドモードもあります。
ホールの真ん中で聴いてるようなサラウンド感はありますが多少音にエコーがかかり不自然な時もあるので
本当に映像作品を見る時ような感じ。

定価は4780円。クーポンで大幅値引きが入ることもあるようなので、楽天を普段から利用してる人は楽天で。yahooの方は上限付きですがクーポンが現在も出てます。
そうでない人はアリエクで少なくともこれより安く入手可能。私はクーポン+コイン割で千円台でいけました。
無論技適はちゃんと登録あります。
公式アプリでもきちんとファームウェアアップデートまで含め対応。
ゲーミングモードはFPSくらいなら問題なく使えます。

バッテリー持ち重視でスティック型のカナルTWSをちゃんとしたブランドで欲しい!という人には非常にオススメ。
いつものイヤホンをうっかり忘れてしまった時用に鞄や職場に忍ばせておくのにも良いですよ。


総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

KEFINE Klean DLC振動板採用1DDの金属ホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
KEFINEという当ブログでは初めて出てくるブランドの10mmサイズの1DDイヤホン。Klean。
先月のアリエク大型セールで「とりあえず久々に1DD欲しいな」と思い選んだのがこちらでした。



0.78 2pin端子で金属製のコンパクトな筐体。
1DDとはいえ薄さも含めてかなり小さめです。それでいてノズル根本にはそれなりに膨らみがありフィット感は良好。
ノズル先端が交換可能な機構になっているのですが、かなりいかついギザギザ加工の凸になっています。
普段内径大きめのイヤピを使ってるので気にしませんが細いタイプを使ってる人は気を使いそうですね。
ただノズル根本の膨らみと先端のひっかかりのおかげで安定したフィット感にも繋がっています。
亜鉛合金系なのか小さくても重めなので、加工によってはスルスル滑ってイマイチになるところがしっかりカヴァーされている。


フェイスプレートはレーザー刻印でしょうか。クロスした網目のデザインにブランドロゴがドーンと乗ったシンプルさ。
六角形になっていますが角は丸く加工されているので耳が痛くなるようなことは無いです。
内側にネジが付いていますがこれは筐体の結合を高めているだけで音響パーツではない。
外側にあえて見せるようなネジは定期的に見かけるけど内側にあるのは珍しいかも。特に装着に影響はありません。

ノズルの先端だけ交換出来るタイプ

音質としては1DDらしいパンチと、締めるところは締めた弱ドンシャリ。
高評価が多かったのもこちらを選んだ理由だったんですが噂に違わぬ出来。
サブベースやキックは出しゃばらないが下の方でちゃんと鳴っており、中高音が明るい曲でも全体を締めている。
ボンボンと出てくるベースラインはないけど力強さはちゃんとあります。
ロックでもダンスミュージックでもこれくらい出れば良いか。というラインにかかってきます。
曲によってはドラムのフロアタムもしっかりドンッと出てくる。

中高音は解像度が高いながら刺さりはなく、分離感も良好な爽やか系。
ハイブリッド系のキラキラとした広がりのある強調とは異なる、適度なまとまりを感じます。
女性ヴォーカルはグループ合唱でもそれぞれの声が聴き取りやすい。伸びもそこそこ。
男性ヴォーカルも少し爽やかに鳴る傾向はあるがある程度の熱量もこなせる。
ダンスミュージックのキラキラとしたシンセサウンドやギターは1DDらしくシャキッと出ます。
スピード感のあるメタル系も良し。
フィルターをブラックの方に変えると中高音全体が持ち上げられ、低音は相対的に若干弱くなります。
個人的には標準フィルターの方がゲームも音楽もこなせて好み。
ブラックにすると標準フィルターなら気持ちよく伸びるで済むところがちょっとピキッと来ます。パンチ重視ならアリ。


完成度の高い出来れば金属製の、5千円以下で買えるチャンスのあるイヤホン!という条件で色々漁った結果ですが
結局KEFINEというブランドが中々強い。Deiciとか前々から気になってはいたけど、中華らしくすぐ新作出るから
どこかで激安チャンスがあれば~というところでKleanがジャストでした。
日本Amazonでも五千円切ってた時があるので狙っている人はアリエクだけでなくそちらも要チェック。

こういうのが欲しかったんだよ!という欲にピッタリハマったのでそういう意味でも気持ちよかった。
1DDだけど抵抗は32Ωと少し高めなので、BTモジュールだとちょっと音量は取りにくかったです。個人的にここだけ残念。
寝ホンに使える薄コンパクトさなので、そういう用途でもオススメです。


総評
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点