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KiiBOOM Evoke 1DD+2BA 高品質なハイブリッドドンシャリ

 

今回ご紹介するのはこちら。
前回に引き続きKiiBOOMから、こちらは1DD+2BAのハイブリッドイヤホン。Evokeです。
Allureが金属筐体だったのに対しこちらは医療用クラス?の樹脂ボディ。
カラバリが3つあり、私のは金箔が散りばめられた少し派手めなEmerald。
その他ターコイズとジャシンス(ヒヤシンス?)。
どれも宝石の名前を冠するだけあり安っぽいラメではなく鉱石の表面のような
大きめな結晶にも見える模様。
エメラルドだけ金箔分のお値段上乗せなのか他2色に比べ2割近く高めになっています。

0.78 2pin仕様で少し大きめで凹凸のあるボディ。ノズルは金属製で標準的な長さですが
根本の盛り上がりが結構太めなこともあり装着感はかなりガッチリ食い込むタイプ。
ベントが上部に大きく1箇所空いています。
ベントが内側にないせいなのか、装着感故なのか遮音性がかなり高め。
レビューを書くときは当然音楽を聴きながら書いているわけですが、キーボードの打音が全く聴こえないレベル。
音楽無しの状態でも他のイヤホンに比べて人の声が聞こえにくくなるので
外使いには注意が必要です。 室内で使う分にはありがたいですね。

ノズル根本がちょい太め


1DDは10mmのリキッドクリスタルポリマー 以下LCP振動板仕様。
TINHiFi C3でも使われていたタイプですね。
BAはKnowles製のものが積まれています。お高めな価格設定ということもあり流石に有名メーカーものです。

音質としては価格帯に相応しく高品質なドンシャリ。
低音はサブベースからミドルベースまでドッシリとした響きと量感があり
柔らかめですがボワつかず。DDらしい弾みのある低音域。
装着の密着感もあってEDMやR&Bのベースはサブウーファーを積んでるかのような太く重い音を出してくれます。
こういった低音域だと古めのロックのバスドラやベースが本当に気持ちよく聴ける。
ポップス等でもしっかりとした低音を鳴らしますがベースが前に出すぎる程ではありません。
重いところはしっかり重く、ポップスのような元が少し軽めのベースは気持ち太くなる程度に落ち着くくらい。

中高音域は解像度が高めでパンチも結構あるタイプ。でも刺さり等の刺激的な音は感じない。
うまくまとまったドンシャリイヤホンは沢山あります。
しかし中高音が刺激的でない分大人しめに、
繊細さを保った音なので「もうちょっとパンチ欲しいな」という贅沢な悩みが生まれたり。。。
Evokeの中音域はKnowlesBAを2基積んでいるおかげか繊細さとパンチがうまく両立しています。
太さのある低音に飲み込まれずきれいに分離しており
男性Voから女性Voまで埋もれずにハッキリと聴こえるし、伸びも中々。
ドラムのスネアや金管楽器、ギターのカッティングもキッチリとパンチがあります。
時折硬さも感じますが、これは刺さりとは別。BAドライバ故の金属的な響きかなと。
樹脂ボディだから全体的に丸い響きになりやすいと思ったのですが、大きなベントの効果かもしれません。

前述のベントのおかげか全体的に空間的な余裕もあり、
ライブ音源等を聴くと低音の重さと中高音の程よい刺激と広がりが大きめなコンサートホールにいるような気分にさせてくれます。
装着感に関しては耳が小さめの方だと痛くなりやすいかも。私の場合3,4時間つけっぱなしだと流石に痛みましたが
2時間程度つける分には平気でした。
赤Braveryもそうでしたが、思っていたよりこういう凹凸のあるデザインのほうが相性は良いようです。
Allureのような、無難な形で後はイヤピを押し込めばOK!みたいなのも良いんですけどね。
内耳だけではなく、耳の入口から全体でイヤホンを咥えこむような形状が好みの方は良いと思います。

ケースに関してはAllureと同じくかなり大きめ。固定無しなので小キズが不安なところですが
Evokeはそれぞれ小さめのジップロックで保護されてました。
せっかくのキレイなフェイスプレートなのでここは袋だけでなく何か固定等が欲しい所。

Evokeは価格帯にふさわしい、一つの理想的なドンシャリの到達点だと思います。
現状Allureと同じくamazonでの取り扱いがないのでKiiBOOM公式リンクのみ。
キーボード類はあるので、そのうちイヤホンも来てくれると思いたい。

他にはない宝石のような見た目で選ぶも良し、ドンシャリ好きなら間違いなく楽しく聴けるイヤホンでした。
個人的には赤Braveryにしっかりと重いDDの低音を載せたverに感じるくらいの出来。



総評
オススメな人:ドンシャリ好きで2万くらいのクラスに手を出そうと考えている方。
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/9.5点(amazonで早く取り扱って欲しいと思える良いイヤホンその2)



KiiBOOM Allure あのイヤホンとそっくりな新鋭1DD

 

今回ご紹介するのはこちら。
KiiBOOMというメーカーから発売されたベリリウムを含む複合コーティング振動板を採用した
1DDイヤホン、Allure。
現状、アマゾンでの取り扱いがないメーカーなのでAllure公式販売ページを貼っておきます。
このメーカーはHPを見てもわかる通り、オーディオメーカーというよりガジェット系。
派手で個性的なキーボード、キーキャップが目に付きますが今回紹介するAllureとEvokeというイヤホンがあります。
Evokeの方は1DD+2BAのハイブリッドイヤホンですが、こちらは次回紹介予定。

Allureは私のブログだと特に「割と最近見たぞ」と思うフォルムをしていますね。
0.78 2pin仕様でアルミ合金ボディの軽量ボディ。
商品ページで特に触れられてないように見えますが個体差のある木製チックなフェイスプレート。
少し太めに縁取られた金属製の枠。
Elixirにそっくりだ。。。 形も素材も。

付属ケーブルは埋め込み2pinですが本体はフラット
1DDでベリリウムコーティングのみかと思いきやDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)ポリマー振動板と
幾重にも複合された特殊振動板。この説明まで近いですね。
ElixirはDLCではなくCNT(カーボン・ナノ・チューブ)でした。
不思議な共通点がある別メーカーの製品というのは良くあること。

装着感もまったく同じで、1DDにしては気持ち大きめな筐体ですが非常に軽量で
ノズルも気持ち短い為収まりは良いです。ボディが大きめなのが苦手な人だと圧迫感はあるかも。

音質としては全体的に引き締まりのあるタイトなドンシャリ。

重低音はしっかりと重めに鳴りますがボワついた広がりはなく、存在感を過度に感じません。
DDよりも最近の平面にあるような、底でしっかり支えるようなどっしりと構えた音。
低音の旨味はしっかりと引き出した上で出しゃばらないサウンドはこれまで聴いた
ベリリウムコーティングのサウンドとは少し異なる印象を受けました。
ミドルベースあたりの引き締まり方は非常に似ていますがサブベースが
更に引き締まったように聴こえます。DLCとの組み合わせの効果でしょうか。

中高音は特にタイトさが印象的な、ベリリウムらしい明るさとパンチ力を持っています。
Jcallyのイントラコンカ型イヤホンで感じていたあの元気さです。
ヴォーカルのサ行やドラムのスネア、ギターのカッティングやホーンが刺さる直前~ちょっと刺さるくらいの音。
しかし不快感のあるパンチではない。解像度が高いというわけでもないが
気持ちの良い明るさ。中音域だけステージ感も妙に広く聴こえます。
古い、30センチくらいのユニットを積んだスピーカーのような太さというか、力強さ。
ハイブリッド等では味わうことが出来ない、1DDの旨味をこれでもかと引き出した音。
高音域は中音域に比べると多少柔らかめで、刺さりは感じない。
金属筐体ということもあって残響感に多少硬さがある程度。

あまりにもそっくりなのでどうしてもElixirと比べてしまいますが、正直
Elixirの半分以下の価格でかなり完成度は高めに感じました。
比べると解像度や分離感こそ劣ってるものの、全体的に引き締まって1DDらしさのあるパンチと
ベリリウムコーティングが活きた明るさは気に入りました。
Elixirは聴き始めこそAllureのような刺さる直前まで響くような刺激的な音でしたが
鳴らし込んでるうちに地味に丸くまとまってしまったんですよね。
その点Allureは聴き始めからほぼ印象が変わらず、元気いっぱいな刺激で溢れています。
ギターやホーンが元気な楽曲も良いけど、ドラムソロを聴くと楽しい。
締まりのあるバスドラやタム、パンチのあるスネアがドッコンドッコン響く。

最近だとKiwi Ears Cadenzaも良いベリリウム系サウンドでしたが、アレから優しさを取っ払ったら
こんな音になると思います。
Jcallyで体が硬直するような痛い音を味わってきた自分としては
「これだよ!ベリリウムで想像してた音は!」という嬉しい出会いのあるイヤホンでした。

ケースがやたらと大きい。何故かチャックは止水風仕様。



総評
オススメな人:ベリリウム系のサウンドでパンチ力を一番に重視する方。引き締まったタイトな音が好みな方。
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点(amazonで早く取り扱って欲しいと思える良いイヤホン。)