SONY WF-1000XM6 世界最高クラスのノイキャン搭載TWS

 

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前回に引き続きソニー。最近定価がガッツリ下がったことでも話題になっていたTWS。WF-1000XM6。
何でこんな立て続けにSONYなんだと思うでしょうが買った時期はヘッドホンのほうがだいぶ先です。
スマフォをXperiaにするにあたりやっぱコイツか?と値下がったのを機にゲット。
正直特段の期待もなく「LDACでも安定して動作するらしいし、スマフォと同じブランドで揃えるの気持ちいいだろ!」という動機。

主なスペックとしては
・Bluetoothバージョン5.3
・連続再生最大12時間(ANCオフ)
・昨年末時点で世界最高クラスのノイキャン
・新しい通気構造による体内ノイズの軽減
等々。


丸見え

丸くて大きい


丸くて大きい筐体してるだけあってバッテリー持ちは抜群ですね。Bluetoothバージョンが6.0でないのは少し残念。
見た目はとっても微妙。ちょっと粗めのサラサラ感が小石っぽいです。形状含めて小石。
前作から小型化!とありますがケースから取り出した時思ったより大きくてびびりました。
ノズル自体は標準的な長さ。なんと先端はノーガード構造。マイクを内蔵しているためにこういった形になっているようです。
イヤピ側にメッシュが付いておりそちらでゴミの侵入を防ぐ。まぁなんともせこいと感じます。専用商法は辞めて欲しい。
AZLAのイヤピにいくつかシリコンメッシュ付きのがあるので私はそちらを付けています。ウレタン系のイヤピ苦手なので。
ケース内部は結構広いので、イヤーピースを大きめのタイプにしても全然収まる。
ケースもイヤホンと同じ素材感ですが、こちらは普通にカッコいいですね。シンプルイズベスト。ワイヤレス充電も対応。



装着感は慣れればとても快適。
はじめこそ丸すぎて何だかビシッとしたフィット感が無くて不安でしたが、ずれるわけでもないし圧迫感もないし快適。
耳からもケース収納時のように結構はみ出るけど、丸っこいお陰で風切り音はあまり気にならない。
でもイヤピは気持ち大きめにしたり、表面がペタペタ系のタイプを使ったほうが安定感はある。
外側にある丸いメッシュ部分はマイクのようですが、その下にあるのがこの大きな通気口。

横に広くメッシュみたいな穴が

これのおかげで体内で発生するノイズ(咀嚼音とか自分の足音)が大幅に減少しているらしい。
言われてみたら無音でも自分の足音とかあまり気にならないかも。でも咀嚼音は今レビューを書きながらテストしたけど普通?
素直にオープンイヤーにしたほうがこの辺りは有利。

ノイキャンは感動的。減少量がどうこうよりも圧迫感の少なさが凄い。
アクティブノイズキャンセリングは逆位相の音で打ち消し。
それに対し耳と外部音の間に物理的な壁を作って遮断するのがパッシブノイズキャンセリングというらしいのですが、このパッシブ側を調整することで
圧迫感を減らしたようです。
今まで使ってきたノイキャンって全部なんともいえない圧迫感があったところ、こいつのノイキャンはすごくスッキリしてる。
映画とかで主人公が何かに気づいて周りの音がスゥーっと小さくなる演出みたい。雨の日に使うと面白いです。
無音とはいかないが耳障りな音が圧迫感無しで大きく減少するので、飛行機で寝たい時に良いかも。
外部音取り込みは滅茶苦茶便利。誇張しすぎず自然に聞き取れる。

音質としては良い意味で距離感のある、さらりとしたナチュラル系。
イヤホンというよりはヘッドホンのような音場。低音に関してはサブベースがどっしりと重たく出せる。ただしミドルベースにつれて量感は一気にすっきり目。
現代的なダンスミュージックならまだしも昔のロックだとちょっとトルク感が抜けるというか、あっさりしすぎた味になる。
慣れれば気にならない範囲だけどKZとかのモリモリを聴いていた後だったのでギャップがありました。
イコライザーで調整もできるけど後述する中高音にも影響してしまうので難しい。結局ノーマルの状態で聴いています。

中高音は良くも悪くもあっさりめ。イヤホンとは思えないヘッドホンライクな空間の広さと、カッチリとした解像度ながら余分なパンチは出さないバランス。
何時間聴いても耳が疲れない優しい音。でも分離感が素晴らしく団子になってるとかそういうタイプではない。
「アーティストの想いを再現する音質」ってなんやぁ~と製品ページを見て思ったけど聴いてみると納得。
盛らない、でも盛り下げない。
DSEE Extremeという音質をAIによってアップルケーリングする機能もあり、何となく全体の解像度が増してる気がします。
中華イヤホン系のジャンキーなサウンドも良いけど普段遣いっていうのはこういう音がずっと使えちゃいますね。

接続強度もバッチリ。LDACで通してますが駅構内、改札、混雑したエリアでも今のところ一度も途切れていない。
アンテナサイズが前作より1.5倍大きく、配置も最適化しているとのこと。
Xperiaと相性が最適化されている事もあるでしょうが、これは強い。安心感があります。
正直ノリで買ってしまったので期待も何もなかった所、想像以上に気に入りました。
もし店頭で試聴するだけだったら「大したもんじゃないな」で終わってたと思います。数日間使っててだんだん「ええやん!」が増していった。
定価も下がったし今後セールがあれば更なるお買い得感も出ると思うので、ちょっとでも興味があった人は是非。

総評
個人的好み度:10点満点中/9.5点(専用イヤピにメッシュはどうかと思う)
完成度:10点満点中/10点

SONY INZONE H6 Air MDR-G600 背面開放型のゲーミングヘッドセット

 

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今更ながらSONY。前からヘッドセット良いのがあったら欲しいと思ってたところでコチラのリリース情報を見て気になってました。
専用のDACも出来が良いとのレビューを見てうっかり買い。
細かい仕様は省略しますがこちらを選んだうえで何が気になったか。

・軽量
・完全背面開放型
・マイクが取り外し可能


この三点です。
重さに関しては199g。この間レビューしたヘッドホンが約350g。滅茶苦茶軽いです。
バンドも薄くて程よくクッションがあって布地なのでとにかくつけ心地が良い。
側圧はちょい緩めだけど真上向いたらズレる程度。普段から気になるものじゃない。でも自分の頭は大きい部類のはずなので
小顔な人はすぐズレるかも。イヤーパッドも表面がナイロン系の生地なのでスベスベなんです。コシが少し強めのクッションで個人的には◎。


生地感は好みが分かれそうではある

絶妙なクッション性

背面開放型は過去にゼンハイザーのヘッドホンくらいしか経験がなかった。音漏れが当たり前に激しいのが嫌で手放したけど、真夏に使っても結構快適だった気がするのでそのイメージで選びました。

3.5mmプラグ。根本は独自仕様アリ

マイクについてはそのまま。
ハンディマイクみたいなサイズ感のをずーっと手元やアームに繋いで吊るして使っていたんですが邪魔だし喋る時は口元に持ってこないとあまり拾わないし。
取り外し可能なヘッドセットなら喋るときだけ付けて、普段は外せば何も邪魔にならないし、口元に来る分小さい声でもちゃんと拾ってくれる。
唯一不安だった音質もそれまでのマイクと変わらないか少しクリアかもと言われたので安心。

マイク周りの仕様でいうと感度はかなりいいです。マイクは口の目の前じゃなく少し真っ直ぐに伸ばして口元から離してるんですが何も問題ない。
飲み物を飲む時に邪魔だな!と思い毎度ずらすのもなんだから最初からずらしとけって精神だったんですが想像以上の感度。
それでいてキーボードの音は全然拾ってない様子でした。煩いタイプやガシガシ押す人だとわかりませんが。
L側の上部にマイクスイッチがあるので、ミュートもすぐ出来る。ハンディマイクにもスライド式のスイッチはあったけど「ブツッ」という音が載るのが嫌だったので助かる仕様。





ある程度予想出来ていた部分はそのままの好印象+α。
一番想定外に良かったのは音質。実際低音が弱い~というレビューも見かけたので「完全な背面開放型なんだからそらそうよ」と思いきやまさかのド低音。
構造的に密閉感のある圧こそないが滅茶苦茶低音出ます。専用のDACを使わないと少し印象が違うか、貧弱なアンプに繋いでいるのか。
到底低音弱いなんて言えないくらいのものですよ。
音楽だけでなくゲームは勿論映画にもバッチリの重さがあります。音場も広さに加えて後ろからの足音や前方の物音、細かくわかりやすく聴き取れる。
中高音も抜けの良さだけでなく太さもちゃんとあって音楽用にも全然アリ。人の声もかなり聴き取りやすいクッキリハッキリしたクリアさ。
スピーカーは環境的に使えないけどイヤホンは蒸れてイヤッという人にはかなり良いんじゃないでしょうか。
大口径のスピーカーを耳元に置いてるような迫力がありつつ音場はきっちりと整理されていて聴き取りやすい。熱くても然程蒸れない。
そこまで大きくないけど特に耳がイヤーパッドにあたって気持ち悪いということもない。
軽いので長時間つけても全然疲れない。
付属ケーブルが2mくらいあるのでちょっとした範囲なら動き回れる。
想像以上に快適でかつ音も迫力があって好みでした。
音量もL側にあるダイヤルで調整出来るのが便利。

ゲームでVCする時だけ使おうと思ってたのにここ最近はほぼコレ。音漏れもバシバシするけど夜中に使ってて同じ部屋に人がいるとかじゃなければ無問題。
ドア1枚挟んですぐ隣で寝てる人がいるとかだったら若干アレですけども。
デザインがシンプルでピカピカ光るというゲーミング仕様もなく想像以上に気に入りました。
イヤーパッドが化繊なのでそこだけ時間が経つにつれておじさん臭が染み込んで1年以内に交換しないと嫌かなぁと気になったくらい。
ヘッドセット初挑戦でもうこれで良いやとなったので非常にオススメです。


総評
個人的好み度:10点満点中/12点
完成度:10点満点中/10点 

ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA 久々の4桁価格で現れた1DDコラボモデル

 

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先日正式リリースされたばかりのZiiGaatの新作。RUMBA【PR】

nuoというブランド初期にリリースされていた1DD機もありましたが、久々に近い仕様・価格帯のイヤホンがリリースされました。
今作はVivir Digitalというメキシコのtop reviewrとのコラボモデル。
10mmサイズのグラフェン振動板を採用したイヤホンです。



0.78 2pin端子で本体は軽量な樹脂製。フェイスプレートは素材感が異なり軽量な合金でしょうか。
音量グラフのようなデザインがオシャレ。何故か初見はピアノの鍵盤みたいで綺麗だなぁと思ってました。
透明な樹脂で厚く覆われているので程よいツヤ感。最初はちゃんと保護ビニールも付いてました。角っちょが尖ってますが装着に影響はない。
ベントはDDの真上付近とpin傍に一箇所ずつ。音漏れは軽量な樹脂ですが構造上殆ど気になるような漏れはない。

とにかくツラが良い

装着感としては普通に良い。そこまで小さくはないが耳に収まりの良いサイズ感。
ノズルは短めだが根本の盛り上がりがある分窮屈さもない。角度は浅め。
ただイヤピの軸が短いと少し浅くて落ち着かないので標準以上の長さが必要。

音質としては低音が強めながらどのジャンルもそつなくこなせる今どきっぽいチューニングのドンシャリ。
ここ数年で「これ本当に1DD?」あるいは「これ本当にハイブリッド?」と良い意味で驚くようなバランスの取れた音が多い中
RUMBAは低音をメインにしながらも分離感が高くオールマイティな音に仕上げてました。
サブベース~ミドルベースはそこまで深くないがボリューム感が一番強く、樹脂筐体でもボワつかず輪郭のはっきりした音。
ソリッドまでいかないがうまく仕上げてあるなと感じます。
中音域にかけてもこの程よい力強さは活きていて、ギターやシンセも分離感が高めながらも一定の太さがあり気持ちいい。
低めの男性ヴォーカルにも程よい熱があります。反面ヴォーカルの伸びはまだしも抜けるような女性の声の表現は少し落ち着く。
高音域はフラットで特段目立たないがちゃんとチキチキ鳴ってる。ドラムの金属系の派手な響きは確かに収めてで丸いんだけども
ウォームなバランスにまでなっていない。
ステージ感も奥に広く、定位感が優れてるように感じました。左右に音が揺れる楽曲が普段以上にはっきり揺れて聴こえると言うか。

公式で楽しくもバランスの取れたチューニングと謳っており、様々なジャンルでも疲れを感じること無く楽しめますというのは伊達じゃないですね。
グラフェンコートはもう少しギラつきがあるとか特徴的な鳴りの印象でしたがRUMBAに関しては良い意味で丸く収まってる。樹脂筐体なのも影響してると思います。太さと分離感+中高音のバランス感が絶妙。
日本円で約6000円程度とドルに対してのご時世な相場を感じますがデザインのかっこよさも相まって手を出す価値は十二分にあると思います。
赤系が好きな人にはたまらないFPが良い。
夏はヘッドホンキツイから丸1日イヤホン生活しちゃうなんて人に向いてる音です。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 音質◯ デザイン◎ 

KZ ZST PRO X 1DD+1BA ブランド最新の安価ハイブリッド

 

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KZが定期的にリリースしているシリーズの一つ、ZSTの最新作。ZST PRO X。
ZARだのZSXだのZA12だの10だの色々あって認識が困るシリーズの中の一つですね。
個人的には約2年前にレビューしたZSN PRO2の後継機的な存在だと思っています。



角度によっては下の部分が金色っぽい


いつものqdc端子に樹脂製のボディ+合金フェイスプレート。アルマイト処理っぽいこのフェイスプレートはいつ見てもカッコいい。
指紋目立たないしシルバーでも変に綺羅びやかじゃないからメカメカしい加工があっても落ち着きがあるんで好きです。
ベントはDDの真上とFPの下部に少し大きめなものが1箇所。背面から漏れると思いきや音漏れはほぼ気になら無いです。
ノズルは標準的かちょい長め。角度がかなり強めに付いていますが装着感は非常に良好。2,3時間でも何も気にならない。
根本の部分が少しくびれたような加工になってるのがデカイんだと思います。本来ここまで角度がキツくて真っ直ぐだと個人的には痛くなる事が多い。
本体の厚みはDDがイカツイ影響もあってそこまで薄くない。
デザイン性含めZSN PRO2とは型番が違っても兄弟機に見えなくもない。
なんか差し色っぽい金属見えるけどまた大きめのベントか?と思ってたら全然違いました。
製品画像だとゴールドに見えるけど銅色のシート?か何かが見えます。現物だと一番凹んでるのもあってあんま目立たず良い感じ。

基本的には銅色に見えます


音質としては最新世代のDDをいかんなく発揮したドンシャリ。
なんといってもハイパフォーマンススーパーリニアダイナミックドライバーですからね。
リニアを冠してからのKZのDDは深さが一段と深くてサブベースどころかキックまでブブブブと鼓膜が震えるレベルに前進してくるので好きです。
でもミドルベースのあたりは多少わきまえているのでボワボワして他が阻害されてバランス崩壊とかにはなっていない。
ブリブリ感は出しつつ相変わらず分離感は高めに仕上がっている。ダンスミュージックからロックまで全体を派手にしつつ土台がしっかりド太いのはKZならでは。

中高音は+1BAとは思えない仕上がり。
ZSN PRO2でも2ドライバーなのに随分高低差がありつつ完成度の高いドンシャリだと感じましたがZST PRO XはKZっぽいギラついた派手さを少し抑えてる。少しだけ。
ヴォーカルやドラムのハイハットやスネアは少しドライな響き。ギターのジャキジャキ感やシンセのキラキラ感、ドラムの金属系の響きが良い感じに派手。
BA数が多いから濃厚だったり、余裕のある幅を出していると感じることもあるけどZST PRO Xの場合はDDとBA1基ずつでよくこのバランスを引き出してるなと思います。
低音も強い。中音も分離感高くそれなりに強い。高音域も刺さらないが強い。
昔出してた多ドライバ時期のイヤホンも嫌いではないけど「そりゃ強いでしょうね」という濃厚さや本体のごつさがそこまでハマらなかったんですが、
ZSN PRO2やこのZST PRO Xの若干ドライながら出すとこしっかりと太めにだして且つ整理された聴きやすさは手放せません。
比較的スマートな装着感なのでいくらでも付けていられるし耳が疲れるから長時間は無理ということもない。

ブリブリとした深い低音+少しドライで分離感の高い中音域+主張があるけど刺さらない範囲の派手な高音域
これを日本Amazonで四千円前後。アリエクなら二千円くらいで実現してるKZはやはり強い。
マイクロプラナーを積んだスムースな中高音域も気持ちいいですがまだまだ低価格帯にも魅力があることを再確認しました。


総評
個人的好み度:10点満点中/12点
完成度:10点満点中/10点 今とりあえずKZを聴きたいならコレを掴んで間違いない