BQEYZ spring1  2と比較。

 

今回ご紹介するイヤホンはBQEYZのspring1(以下無印)。
spring2を以前紹介しましたが今回は無印です。
構成は同じくピエゾドライバー+1DD+1BAの3種盛り。

何故今になって無印なのかというと、当時は楽しく派手な音と噂の2を優先したのですが
実際に聴いたところ派手すぎて日常的に使うにはクセが強く手放してしまいました。

その後も色々なイヤホンをレビューしていますがやはりピエゾドライバーや平面次回駆動型ドライバーのような
「中高音を綺麗に鳴らす」ことに定評のあるイヤホンが気になってしまうので
無印ならば多少クセが弱く、自分の好みに合うのでは。ということで入手しました。

フォルムは微妙に異なり若干ステム長め。角度も僅かに異なってますが個人的には特に着用感変わらず。
イヤーピースで支えるイメージで、本体は浮き気味です。

音として一番目立つのはやはり中高音。ですが2の刺さるようなものではなくギリギリ刺さらない程度。
音の広がりも良く、ホーンやギターのカッティングがとても気持ちよく響きます。
金属筐体ということもあり残響感も良い感じ。
低音についてはそこそこ。重低音は控えめで少し腰高の低音。量感は悪くないのでちょっとイコライザをいじれば前に出てきますが
広がりが無く、ちょっとイマイチな印象。
2では量感や広がりも悪くありませんでしたが、中高音のブーストに追いやられていた低音が無印では単純に質がちょっと低め。中高音とのバランスを取ろうとした結果のチューニングなんでしょうか。

総評
オススメな人:中高音がしっかり鳴り響いて欲しい。低音は並程度に欲しい。
個人的好み度:10点満点中/6.5点。
完成度:10点満点中/7点。

 

タイムセールオススメ Tribit StormBox Micro

 Tribitの小型スピーカーStromBox Microに新色、オレンジが登場していました。 色まで本家BOSEの後を追うとはある意味徹底しています。 期間限定で700円OFFクーポン付き(クーポンコード:ORANGE10

 

 

本家が1万2千前後するので3分の1以下の価格。 流石に音質は本家に比べれば弱いですがサイズからは想像出来ないしっかりとした低音が出るのでオススメです。 防水性もあるので旅行先のホテルでお風呂に持ち込むことも可能。 旅先でちょっとしたスピーカーが欲しいという人に是非。



こちらは前回も登場したUBOOM。再びの登場。最もコスパの良い優良スピーカーだと思います。

TFZ LIVE3 低音~中音域にパンチ力のあるオールラウンダー

 

今回ご紹介するのは前回と同じメーカーTFZの LIVE3。
ドライバーユニットはNo.3と同じく11.4mmのDD1発仕様。pinは0.78 2pin。
背面には大理石のようなマーブル状の模様があり、TRI Starseaのように個別で異なる模様なのでちょっとしたガチャ要素で楽しいですね。
私が購入したのはイエロー(オレンジっぽいけど)ですが他に白、黒、緑、赤と幅広いバリエーション。
そこまで低価格ではないのにここまで色があるのは珍しい。(現状アマゾンでは黒緑赤の3種類しか確認できませんでした)

3つの小さな背面ベントがありますが特に激しい音漏れはありません。 常識的な音量であれば悩むことはないです。
背面以外はNo.3と同じく真っ黒のプラボディなので指紋が目立ちますが内側なのでそこまで気にならない。

第一印象は低音の深さと広さ。No.3は沈み込んでくるベースと解像度が素晴らしかったですがこちらも負けず劣らず。
沈み込みが若干こちらの方が弱いがその分広さが出てるように感じます。
ヴォーカル等の中音域がカチっとパンチ力があるのでこちらも音の広がりに貢献してる感じ。
No.3の時は刺さっているように感じたドラムの金属系が程々に収まっているので全体的にこちらの方がオールラウンドに楽しめます。

高音が若干遠くで鳴っている印象もNo.3に近いですが、ベースの深さが若干劣る分バランス良く聴こえる。
とはいっても一般的な音に比べれば出すぎるほどに低音が出てるイヤホンなので低音フリークでなければ気にいると思います。
大型DD一発なおかげかイコライザーで低音を盛ると綺麗に上がってくれるので低音フリークでも問題なし。

アイマスの楽曲やEDM等キラキラ系の曲でもカチっとした中音域がしっかり鳴るので結構いけますね。
オールラウンダーにバランスが良い分、もっと中高音の強さが欲しい人はNX7 Pro。低音を更に求めるならNo.3等
その人によって次の方向性が別れるイヤホンだとは思いますが自分の好きな方向性がわからない、定まっていない人には
是非とも試して欲しいバランス良く迫力、名の通りライヴ感のある音楽が楽しめる優良イヤホンです。

最近DDイヤホンが個人的に結構好きなものが多いのでTINHIFIのT5等の新作も非常に気になりますね。。。
BAユニットが無いと中高音は話にならないな!と思っていたこともありました。

ただCCAのCA16も濃厚さに定評があるので気になる。 KZの新作ASTも24BAと、とんでもないユニット数のイヤホンなので気になる。
来月あたりにどれかをレビューすると思います。


最近買ったTHRASH METAL ・MORTAL VISION ・FACE FIRST ・PEST CONTROL

 

MORTAL VISION/MADNESS MESSIAH ウクライナのヤングラッシャー4人組。2019年にリリースした2曲入りep。今年シングルを1曲リリースしてるがアルバムは年内予定。 ロシアとかウクライナのスラッシュは欧米に被れてるイメージが強かったんだけど南米、ブラジルのデス寄りなスラッシュに傾倒しててかなりカッコイイ。最初の頃のセパルトゥラみたいなサウンドがクール。

 

FACE FIRST/DEMO, DEMOⅡ アメリカのクロスオーヴァースラッシュ系5人組バンド。若くてライブ活動も結構やってる感じだけど音源は今の所DEMOのみでアルバム等は無し。パワートリップフォロワー系なので割と飽和してる雰囲気ではあるものの、伝統的なシンプル系スラッシュの色もありちゃんとした音源だと化けるかもと期待させてくれるバンド。

PEST CONTROL/RAT RACE イギリスのクロスオーヴァースラッシュ系4人組。ゴリゴリの力強さもクロスオーヴァー独特のノリの軽さもあるイキの良いバンド。スラッシュ要素とハードコア系の混ざり具合が丁度いい。早くアルバムが聴きたい期待大のバンド。

 

 余談ですが来週にはいよいよVULTUREの新譜がリリースされますね! 40年前に撮影したと言われても信じれそうなPV楽曲も良い感じ。

TFZ No.3 19th 廉価版pink lady候補

 


今回ご紹介するのはTFZのNo.3。

11.4mmの大型ダイナミックドライバーを搭載した1発のみのイヤホンです。pinは0.78 2pin。

ダイヤモンド振動板が採用されており、一番の魅力は量感と解像度の高い低音域。

心鏡はTRI-I3の廉価版と感じましたが、こちらはpink ladyの廉価版という印象。



通称「印籠」と呼ばれるボディは真っ黒で指紋が残りやすく、安っぽくは見えないもののもうちょっと値段なりの見た目がほしいですね。

最近出ている機種が価格に似合わぬ見た目ばかりなのでそれらに比べるとちょっとイマイチ。

ボディは小さめで収まりがよく、BT20S proのケースにも綺麗に収まるサイズ感。



第一印象としては、とにかく深さと量がある低音。それに負けず中音域も鋭く主張してきます。ヴォーカルやギターのカッティング音は気持ちいいくらいに響きますが

ドラムの金物が時折刺さる場合あり。

高音域は他の音に比べると1歩2歩引いたところで鳴っている印象。DD1発の割には頑張っていると思いますがBAとのハイブリッド機に比べると

こもったような印象ですね。


古めのロックを聴くと低音域がかなり深いところまでしっかりと出るのですごく楽しいです。バスドラムがドンドコと鳴り響きますが

ボワつかない程度に締りがあり、深さもあるので無闇に持ち上げられた感じがありません。

ベースラインだけ妙に前に出てくるイヤホンとは別物です。


逆にEDM等キラキラした音が多い楽曲だと低音中音に高音がすっかり追いやられてしまうのでちょっと楽しみにくいです。

重低音と中音域がどちらもそこそこに解像度がありつつしっかりと前に出てくるのでこの2つを楽しみたい人にはとてもオススメ。

pink ladyを聴いてみたいけどお財布が厳しい。という人には是非試して欲しいイヤホンです。


余談ですがpink ladyは一時期アマゾンにも商品ページがあったのですが最近はそれも消えてしまったようです。

アリエクも取り扱いはあるものの、日本への配送は不可。現状他のサイトをあたるしかなさそうです。


【新製品】Kz AZ09 気になるBT20S pro系統のTWS化アイテム

 

既にアマゾンで取り扱い開始してたのでご紹介。

BT20S proの廉価版という感じですね。ケーブルは交換不可で、qdc2pin。最近のKZイヤホンは大体qdcなので使える機種多めでいいですね。

BT20S proのケースよりも深さがあるのでイヤホンを装着したまま自然に収納出来るのが大きな違い。 BT20S proも大概のイヤホンは装着したまま収納出来ますが、多少無理やり収めてる感じはあるので、収納用のスペースがあるのは有り難い仕様ですね。

・bluetoothのバージョンは5.2
・バッテリー容量50mA、ケースが800mA
・バッテリー寿命6時間

見た目の割にバッテリーサイズが小さめ。スペック上は6時間となってますが今までのTWSバッテリー容量と比較すると実際の仕様時間は4時間半程度でしょうか。BT20S proは8時間余裕で持つので同じくらいのサイズ感でこのランタイムは少し微妙。

ケーブル交換不可等、気になる点はありますが驚きなのは価格ですね。

3300円とBT20S proの半額以下な上、期間限定クーポンが500円なので2800円。KZのZSTX等のイヤホンとほぼ同じ値段で買えるのは非常にでかい。

手持ちのイヤホンがqdc多めの方には是非試して欲しい製品ですが、既に投稿されているレビューをみると壊れやすい等、精度に関しては少々不安あり。

BT20S pro系統の製品を試して見たいけど高くて手が出しにくかったという人は是非。

オススメイヤホン四選 NICEHCK,TRI-Audio,KZ

今まで使ってきた中で現時点のオススメを4機種に絞りました。
価格、方向をざっくりと比較紹介したいと思います。
 

画像左から
・NICEHCK NX7 MK3 ・TRI-I3 ・KZ ZSTX ・KZ DQ6

つけ心地 MK3 > ZSTX > I3 > DQ6
薄く、丸いボディのMK3が一番良い。 ZSTXはコンパクトで収まりやすい。 I3はかなり大きいが形自体は収まればビタっとはまる。DQ6は収まりさえすれば固定されるがかなり人を選ぶ大きさとクセのあるボディ。



音場 I3 > MK3 > DQ6 = ZSTX
圧倒的な広さを誇るI3。広さは感じるが音の距離感が近いMK3。以下2つはごく標準的。

高音 MK3 > I3 > DQ6 > ZSTX
キレ重視のMK3が僅差で一番。I3は解像度こそ良いが若干控えめ。 DQ6はDDのみながら鋭くパンチのある音。 ZSTXは可も不可もなく。

中音 MK3 > DQ6 > I3 > ZSTX
MK3が圧倒的に綺麗に出てくる。DQ6はパンチはあるが解像度はそこまでではない。I3は解像度こそ良いが高音と同じくやや後ろ気味。ZSTXは普通。

低音 I3 > MK3 > ZSTX > DQ6
バランスの良さでI3。MK3は主張の強い域とそうでない域の差がムラを感じる(リケーブルで改善可能なレベルではある)。
ZSTXは深さこそ無いがそつなくバランス良く。DQ6は深さと広さのある低音だが他をマスクしてしまう事がある。

コスパ ZSTX > DQ6 > MK3 > I3
ほぼ価格の低い順。 こればっかりはどうしようもない差がある。 ZSTXは二千円程度だがI3はその8倍前後。音に8倍の価格差があるかと言われると
用途にもよるがZSTXで殆どの人が「これで十分」と言えるバランスに纏まっていると思う。

 

 

まとめ
・ZSTX 低価格ハイコスパの代表格。1DD+1BAの構成で派手なハイブリッドサウンドをバランス良く楽しめる。コンパクトで見た目もカラフルなラインナップ。
・DQ6 今どき珍しいDDのみの複数ドライバー構成ながらパンチの強さは随一。BAのきらびやかな高音にマンネリを感じてきたらコレ。
・I3 定評のある高級機だが装着感は人を選ぶ。音はアナログサウンドもデジタルサウンドもパワフルに楽しく聞かせるがスカッと抜けるような派手さは一歩控えめ。
・MK3 キレのある中高音に深さのある低音。普通のドンシャリじゃ物足りないという人に是非試して欲しい。低音のムラが気になった場合は同NICEHCKの24芯や太めのケーブルを使用した8芯にリケーブルをすると良いかも。


誰にでも気軽にオススメ出来るのは間違いなくZSTX。これでイヤホン沼に飛び込んで欲しい。 BAのハイブリッドサウンドとは違う切れ味を求めるならDQ6。
万能な高級機がほしいならI3(ただし耳の穴が小さくはない人)。 キレと解像度を重視するならMK3。

またある程度記事が溜まってきたらこういった感じのまとめ記事を作りたいと思います。