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ZiiGaat x Vivir Digital: RUMBA 久々の4桁価格で現れた1DDコラボモデル

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
先日正式リリースされたばかりのZiiGaatの新作。RUMBA【PR】

nuoというブランド初期にリリースされていた1DD機もありましたが、久々に近い仕様・価格帯のイヤホンがリリースされました。
今作はVivir Digitalというメキシコのtop reviewrとのコラボモデル。
10mmサイズのグラフェン振動板を採用したイヤホンです。



0.78 2pin端子で本体は軽量な樹脂製。フェイスプレートは素材感が異なり軽量な合金でしょうか。
音量グラフのようなデザインがオシャレ。何故か初見はピアノの鍵盤みたいで綺麗だなぁと思ってました。
透明な樹脂で厚く覆われているので程よいツヤ感。最初はちゃんと保護ビニールも付いてました。角っちょが尖ってますが装着に影響はない。
ベントはDDの真上付近とpin傍に一箇所ずつ。音漏れは軽量な樹脂ですが構造上殆ど気になるような漏れはない。

とにかくツラが良い

装着感としては普通に良い。そこまで小さくはないが耳に収まりの良いサイズ感。
ノズルは短めだが根本の盛り上がりがある分窮屈さもない。角度は浅め。
ただイヤピの軸が短いと少し浅くて落ち着かないので標準以上の長さが必要。

音質としては低音が強めながらどのジャンルもそつなくこなせる今どきっぽいチューニングのドンシャリ。
ここ数年で「これ本当に1DD?」あるいは「これ本当にハイブリッド?」と良い意味で驚くようなバランスの取れた音が多い中
RUMBAは低音をメインにしながらも分離感が高くオールマイティな音に仕上げてました。
サブベース~ミドルベースはそこまで深くないがボリューム感が一番強く、樹脂筐体でもボワつかず輪郭のはっきりした音。
ソリッドまでいかないがうまく仕上げてあるなと感じます。
中音域にかけてもこの程よい力強さは活きていて、ギターやシンセも分離感が高めながらも一定の太さがあり気持ちいい。
低めの男性ヴォーカルにも程よい熱があります。反面ヴォーカルの伸びはまだしも抜けるような女性の声の表現は少し落ち着く。
高音域はフラットで特段目立たないがちゃんとチキチキ鳴ってる。ドラムの金属系の派手な響きは確かに収めてで丸いんだけども
ウォームなバランスにまでなっていない。
ステージ感も奥に広く、定位感が優れてるように感じました。左右に音が揺れる楽曲が普段以上にはっきり揺れて聴こえると言うか。

公式で楽しくもバランスの取れたチューニングと謳っており、様々なジャンルでも疲れを感じること無く楽しめますというのは伊達じゃないですね。
グラフェンコートはもう少しギラつきがあるとか特徴的な鳴りの印象でしたがRUMBAに関しては良い意味で丸く収まってる。樹脂筐体なのも影響してると思います。太さと分離感+中高音のバランス感が絶妙。
日本円で約6000円程度とドルに対してのご時世な相場を感じますがデザインのかっこよさも相まって手を出す価値は十二分にあると思います。
赤系が好きな人にはたまらないFPが良い。
夏はヘッドホンキツイから丸1日イヤホン生活しちゃうなんて人に向いてる音です。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 音質◯ デザイン◎ 

ZiiGaat Horizon ブランド初の平面駆動搭載トライブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(LINSOUL公式)
ZiiGaatにもとうとう平面駆動ドライバ(構成的にマイクロプラナー?)を搭載したイヤホンが。
1DD+2BA+2PLAのトライブリッドイヤホン、Horizon【PR】


0.78 2pin端子でいつもの樹脂筐体。ノズルも最近はこの少し厚めの段差があるタイプですね。
イヤピは外れにくいし、程よく角度が付いたノズルと根本の膨らみが耳穴にフィットしやすいシンプルな形状。
個人的にはいつもLサイズイヤピのところMサイズに落としてしっかり奥まで挿れると最高です。
ベントは天頂部に大きめのものが一箇所。このメッシュ部分も昔は黒い布地のようなタイプでしたがこの銀色メッシュに統一されましたね。
背面や内側以外にあるベントは機能の割に音漏れが少ないというか、漏れる方向が方向だけに周囲にそこまで聴こえない感じがして好きです。
フェイスプレートはHorizonという名にふさわしいかわかりませんが、闇夜に海際の地平線から眩しい光が差し込んできたような耀さがあります。


初期のシリーズは2DDで独特の強い低音を出していましたが今作は1DD。バイオダイナミック振動板とありますが10mmサイズの1DD。
BAはKnowles製BAで、プラナーに関しては自社カスタム。
ブランドBAとプラナーによるコストで定価は約5万。
ESTRELLAよりも少しだけ上ですが音質は個人的にESTRELLAに勝るとも劣らない鮮烈なサウンドでした。

音質としてはプラナー独特の繊細な高音域の活きるドンシャリ。
サブベースはシリーズからすると若干弱いが並にはある。全体を底から支えるくらいの出方。
キックも存在感はあるが量感はそこまでなく、ミドルベースにつれて大人しくなっていく。
ZiiGaat基準で考えてしまうと物足りないのも確かだが標準的に考えると必要十分~若干多いくらいの低音域です。
質はしっかりと重めのものが出てるのでスカスカとまでは感じない。
ダンスミュージックやライブ音源ではしっかりとPOWERを感じさせてくれます。

中高音域はBA+プラナーの解像度を活かした明るさのある鮮烈な印象。
シリーズでお気に入りのESTRELLAは人によってちょっと強すぎるくらいの刺激的なドンシャリでしたが、Horizonは
よりシルキーで柔らかい高音にバランスを振ったドンシャリ。
低音のバランスが違うのも影響してますが、ヴォーカルからドラムのスネア、金属、金管楽器、シンセ どれもが明瞭でありながら
刺さるような刺激感はない。
あくまでHorizonの主役は中高音にあると感じました。
低音は縁の下の力持ちとして、プラナーによる解像度をメインに据え置いたドンシャリ。

この1年ちょっとでプラナー搭載のハイブリッドイヤホンが増えてきましたが、安易に音にメリハリを付けたようなチューニングではなく
万人向けのバランス、それでいて地味には収まらない絶妙な音が増えてきたような気がします。
DK3001BDやSLIIVO SL224もそれぞれ個性はありますがどれも高音域の完成度は高い。
DDやBAによるパンチの強いメリハリのある明るさも好きですが、最近のプラナーによる高音域も大分好き。
コスト的にどうしても少しお高めになってしまうのが玉に瑕ですがそこは仕方ない点ですね。
来月にはアリエクの11.11もあることですし、プラナー搭載の柔らかくも明瞭な高音域に魅力を感じている人は要チェック。
多少刺さったとしてもガンガンに眩しいギラつきのある中高音が好きなんだ俺は!という人はESTRELLAも未だオススメです。

強いて弱点を上げるとしたらプラナー搭載だと少し抵抗が強い傾向にあるので鳴らしにくい。
BTモジュール等で無線運用する場合はパワーが必要です。


総評
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点 

ZiiGaat Luna ブランド初のフルBAイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
ZiiGaatよりリリースされたブランド初となる6つのBAを搭載したフルBAイヤホン。Luna【PR】
6万近い定価に相応しく、Sonion製BA2基とKnowles製BAを4基搭載。
ZiiGaatといえば基本的にPOWERのある音が定番ですが、一体どんな具合なのか。


筐体は基本的にいつものタイプ。0.78 2pin端子で、大きめのメッシュベントが天頂部に一箇所のみ。
装着感は相変わらずの良さ。食い込むような形ではありませんがいつもよりワンサイズ落としたイヤピでスッポリハマる。
ガチガチに密着の取れるタイプというわけではないので遮音性等は普通。圧着感を高めたい場合は最近低価格帯でも増えてきてる
ぺったりとしたシリコンイヤピがオススメ。個人的にはあまり好きじゃないのでいつも角笛です。



フェイスプレートはこちらも最近定番になってきた個体差のあるグラデーションカラー+ラメ。
Lunaは月を意味しますが大きめの星を模したようなラメとグリーン系の細かいラメ、そして群青のラメという色使い。
月というよりは地球のような? 月からみた地球みたいな印象を受けます。

音質としてはフルBAらしいカッチリとした硬さがあるフラット寄りなサウンド。
サブベース自体は控えめ。ここが一番大きく他シリーズと違う部分でした。キックやミドルは並にボリューム感がある。
DDから出されるような弾力的な低音ではなくフラット寄りなクリーンなバランス。
ここで一気に好みが別れるとは思いますがブランドBAだけあり解像度は全体で非常に高く、他音域が突出してるわけでもないので
低音が弱いなぁという印象にはあまりなりませんでした。
ただサブベースがバッサリとカットされた印象が強いのでそこが弱いと困るよ!という人には難しい。
2.1chスピーカーのウーファー出力を一気に最小まで絞ったような雰囲気。
個人的に気に入ったのはベースのスラップサウンド。
ベースラインの膨らみがボンボン来なくて若干物足りない感じはありつつも、スラップのペキペキ感が非常に気持ちいい。フュージョン系の楽曲と相性良さそう。
スラップを多用するソロを聴いた時にかなり印象が変わりました。 重さよりもキレ重視に振るとこうなるんですね。

中高音は透き通った印象の強いサウンドで、刺さりはまったくない。
ギターのカッティングが気持ちよく聴けるタイプのキレの良さ。温もりは弱いがこのちょいクールでフラットな音は良い。
同じ6BAで構成されていたSLIIVOのSLT6は圧のあるタイプだったので人によってはフルBAなのにPOWERありすぎ!となりそうでしたが
Lunaはキレを上げつつフラットに仕上げてるのでBAサウンドに「静寂感」をイメージしてる人にはコチラのほうがオススメかも。
ヴォーカルも全体の中で飛び出ず凹まず、サ行の刺さりも無くバランスよく伸びる印象。
余韻や艶は少ないと思う。

ZiiGaatの今までのイヤホンからすると結構異端の出来。
結局ブランドらしい低音の強さあるんでしょう?と思ったら本当にスッキリとした見通し重視の音。
フルBAにしたんだからフルBAでしか作れないような音にしよう。という意気込みを感じました。
私が今まで持ってたイヤホンだとフルBAでも低音は強いぞ!というものしかなかったレベルなので新鮮。
ESTRELLAのようなギャンギャンに眩しい派手なサウンドも良いけど、フラットで落ち着いた雰囲気をしっかりと味わいたい人にオススメ。
POWERは一旦置いとくぜ!という潔さを感じるチューニングでした。



総評
個人的好み度:10点満点中/7点
完成度:10点満点中/10点

ZiiGaat LUSH ブランド内の中間価格となるハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Linsoul公式リンク)(Amazon公式リンク))
ZiiGaatのDoscincoを始め定番の筐体をモデルにしたハイブリッドイヤホンの新作。LUSH【PR】
同時に発売されたArcanisとあわせてもうシリーズ8代目?くらいでしょうか。
ZiiGaatは元々、低価格帯のnuoからはじまり1万円台のCinno。そこから3万~4万円代のイヤホンを
継続的にリリースしており、nuoは良かったけどそこから上位機種まで価格差がある状態でした。

このタイミングでリリースされたLUSHは1DD+4BAと比較的スタンダードな構成ですが、主にBAを独自のものに
することで費用を抑え、2万円台になりました。


落ち着きのシルバーと淡いブルー

筐体はほぼ同形状。0.78 2pin端子。真っ黒な樹脂筐体で、FPはシルバー調オンリーのものと、今回のブルーが混ざったもの二種類。
シルバーの落ち着きも良いですがやはり2色混ざっている方が綺麗ですね。
ベントがArcadiaの頃から黒いメッシュではなく、シルバーのメッシュに変更されたようです。小綺麗になりました。
相変わらずの程よく深い装着感で、イヤーピースは普段よりワンサイズ小さめを推奨。

音質としては【ZiiGaatとしては】落ち着きのあるドンシャリ。
1DDは10mmのPET振動板。ESTRELLAに搭載されていた2DDのうち1つを流用したのでしょうか。
サブベースは量感こそ控えめだが確かに地の底から深く響いている。曲によっては殆ど目立ちませんが
ダンスミュージック等を聴けば「いる・・・!」となります。キックの辺りは結構目立ってくる。
ミドルベースもそこまで強い量感ではありませんが、LUSHの中では一番目立つ音域。
ボワつきは少なく、どっしりと全体を支えてくれるような存在感。解像度は並。

中高音は上位機種に比べると全体的に落ち着いた印象が強く、一聴すると物足りなさを覚えたが
解像度は結構高め。ベントのメッシュが変わった影響もあるのか程よく音抜けがあり、空間に余裕がある響き。
刺さるような刺激は一切ないが、金属系の音は分離感良くしっかり聴き取れる。
ギターに関しては低音の影響を受け骨太な鳴り。キレの良さは然程でもないが分離感が良いのでそこそこに気持ちいい。
突出してると感じたのはヴォーカル。伸びは並だが艶が強く、男性Voや低めの女性Voとの相性が良い。

全体として落ち着きがありながら確かにZiiGaatらしい強さも残したバランス。
評判良いけどどれを試せば良いかわからない、中間地点で試させてほしいという人には確かにオススメ出来ます。
勿論一気に上位機種に行くのもよし。レビュー自体は相当数出てると思うので、とにかくハッキリした強さがほしいとか、
バランスを重視したいとか、目的に応じて選べるバリエーションと、どれでも満足しやすい高評価を得てるブランドなので。

個人的にLUSHは外使いやワイヤレスモジュールで遊びたいけど上位機種の値段は持ち出すのちょっとなぁという人にも良いなと思いました。
SR5に比べると低音が控えめで装着感も万人向け。金属系の音が前に出てきます。


総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

ZiiGaat ESTRELLA ハイパワーBASS+高解像度のドンシャリハイブリッド

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
ZiiGaatよりリリースされた2DD+4BAのハイブリッドイヤホン。ESTRELLA。
DoscincoとCincotores。そしてAreteから続きほぼ同一筐体シリーズの最新作。
正式名称はZiiGaat×Jay’s Audio ESTRELLA。Areteと同じくチューニング監修モデル。
Jay AudioというYouTube上でオーディオレビューチャンネルを運営してる方らしいです。



どれも同じ。ではない。

0.78 2pin端子で、相変わらず樹脂筐体+金属ノズルというシリーズ共通の仕上がり。
DoscincoとCincotoresは真ん中に返しのあるノズルで、Areteは先端。ESTRELLAも先端タイプになっています。
FP隠したら見分けがつかないと思いきや案外その他の特徴もアリ。
ただ写真をってる途中で初めて気づいたんですがESTRELLAのノズルは他に比べ僅かに短い。装着感には特に差を感じませんでした。
天頂部にDD用の大きなベントがあるところも同じ。
ただ樹脂筐体の中全体に細かいラメが散りばめられています。
ESTRELLAという言葉はスペイン語で「流星」と意味しており、FPも言われてみれば細かい星の集団と惑星の構図に見えなくもない。宇宙モチーフ。

今までのシリーズに搭載されたドライバーをZiiGaat公式等からまとめてみました。

・Areteはバイオセルロース振動板10mm1DD。全てKnowles製BA(29689,31736)
・Cincotoresはポリマー振動板の10mm2DD。Sonion製BA(26A05デュアル)とKnowles製BA(33518)
・Doscincoはポリマー振動板の10mm2DD。Sonion製BA2基(26A05,2354)とKnowles製BA(33518)
・ESTRELLAはPET振動板10mm2DDとある。Knowles製BA(29689)とSonion製2基(2345,E50)


ESTRELLAのDDに関してはおそらくDoscinco達と同様? ポリマーとPETの違いが表現の違いなのか別素材なのかよくわからない。
BA1つはAreteと同じKnowles製で、Sonionに関しては今までと別物。特にE50というのはスーパーツイーターという超高域に特化したものらしい。

そんなESTRELLAの音質は2DDのド低音と高解像度で伸びも良いが刺さらない中高音が同居するドンシャリ。
サブベースからミドルベースまでゴリゴリに盛られた低音域は量感こそものすごいが解像度も高く、樹脂筐体であるためか残響は少し強めにあるが
決してだらしないボヤけた低音ではない。ライブ音源や映画の低音域はサブウーファーレベルに出る。
ピアノやメタルのギター、オーケストラの弦楽器にも影響を与える音の太さがある。
この辺りはDoscincoの気持ち良さと同等か、中音域に関しては僅かに上かもしれない。

中高音域は男性ヴォーカル、女性ヴォーカル、ギター、金管楽器、ドラムのスネアや金属系まで、全てがキレ良く力強く伸びが良いのに刺さらない。
分離感の良さが特に目立ち、意識が向いてなかっただけで今までも聴こえてはいたけど「こんな音だったのか」と
気付かされる程度に細かい音がハッキリと聴こえる。
スーパーツイーターであるE50のチカラなのか、ZiiGaatとJay氏によるチューニングが絶妙なのか。
全体として音場が特別広いというわけではないが、中高音は見通しが良くて音の位置がAreteのようにつかみやすい感じ。
ド低音の力強さと中音域の力強さが絶妙に噛み合っている。曲自体の音数バランスもあるだろうが低音等、一部の音が出すぎて崩れることがない。
常にどっちも馬鹿みたいに力強い。低音はまだしも中高音はパンチが強いと聴き疲れしやすい傾向があるが、個人的にはそこも余り気にならないレベル。

この曲は低音が良いからこのイヤホンがハマる。これは高音が良いからこのイヤホンが最高。と相性、好みがあるけど
ESTRELLAはこれ一台でどの音域の美味しいところも盛り盛りで聴かせてくれる高レベルのドンシャリイヤホン。
派手な音が好きな人なら少し他を我慢をしてでも手に入れる価値が十二分にあります。
DoscincoのパワーとCincotoresの聴き取りやすさ、Areteの定位感、シリーズの美味しいところは全て持ってきたような贅沢ドンシャリ。

ラメで綺麗には透けない

ZiiGaat四兄弟揃い踏み



このシリーズの頭文字がA・C・D・Eと偶然アルファベット順にBを抜かして並んできてるし 次があるとしたら「B」を冠するものが来て欲しい。
BeastとかBastardみたいなパワーありそうな名前と構成で。そして出来れば金属筐体とかで...。



総評
オススメな人:全てのドンシャリ好きな方へ
個人的好み度:10点満点中/13点
完成度:10点満点中/10点

ZiiGaat Cincotres あのDoscincoと兄弟機のハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
ZiiGaatより今年頭にDoscincoと共にリリースされたほぼ同じ構成のハイブリッドイヤホン。Cincotores。
私のブログではDoscinco→AreteとレビューしてきましたがここでCincotores。
ちなみに来週は最新作であるESTRELLAをレビュー予定です。



0.78 2pin端子。
見た目に関してこれらのシリーズはFP意外ほぼ同一。
強い光で照らさないと中身が透けない程度のスモークブラックがベースの樹脂筐体。
ノズルは真ん中に返しのあるタイプの金属製。
凹凸のない滑らかなボディに見えてノズルが根本を含めると少し長めに伸びているので装着感はガッチリ。
個人的には小さめのイヤピでしっかり奥までいれるとキツすぎないのにズレにくくて良い具合。
天頂部にある大きめのベントが1箇所のみというのも共通ですね。
Cincotoresに関してはFPが少なめのラメをベースに六角形の結晶のようなキラキラが大小様々なサイズでちりばめられています。
Doscincoのようにカラフルなパーツではないのですが、光の反射でかなりギラつく。

派手にギラつくこともある

音質としてはDoscinco比で落ち着いたベース、その分前に出た中高音が程よいドンシャリ。
ほぼ同構成のイヤホンということもありDoscincoと雰囲気は近い。
サブベースは相当に深く、ボリューム感もある。ミドルベースや中音域に差し掛かるとDoscincoとの違いはハッキリ。
響きの濃さが全く異なります。
Doscincoはベースラインからバスドラ、果てはヴォーカルまでものすごい熱量を感じさせつつ、解像度は高い低音域が魅力。
それに比べCincotoresは底の重さは同じでもそこから上はかなり引き締まった音。
一般的なイヤホンに比べれば十分に重い音。宣伝文句にある「スタジオモニター」という言葉で
フラットなバランスを想像していると初聴でやられます。
中高音もそうなんですが、Cincotoresの音は暖色でも寒色でもない丁度真ん中の温度感。
気持ち硬質な感じはするが分離感も良く、ギターのカッティングサウンドは気持ち良く聴ける。
金管楽器やドラムの金属系も程よく刺激的。

低音好きならDoscincoで良いんじゃない?とは言えない。全体的に濃い目なモリモリ低音でも聴き取りやすく、それでいて
中高音の主張も並には持ってくるDoscincoは今一番レベルに気に入っている。
Cincotoresは中高音の音が広めに響く分、より全体の音をバランス良く楽しめる。
なおかつ低音域もしっかりパワー盛り。
Doscincoの濃さもたまらないけどCincotoresでも十分満足出来ちゃうレベル。
ヴォーカルの伸びやギターの分離感、気持ちよさはCincotoresに軍配。低音以外もクッキリと音が聴き取りやすい。
兄弟機で構成が全然変わらないのに、2個持ってても全然アリなバランス。(積んでるSonion製BAの型番が1個だけ違うっぽい)
Areteだと1DDになってBAが増えた分、パワフルではあるものの中高音のステージ感が広い。
FPSゲーマーの方のチューニングなのでどこから音がしたかを聴き取りやすくしてる感じ。

パッと見では全部同じですよ!と言いたくなるようなZiiGaatシリーズは本当にどれも個性的で魅力的。
強みを出してるのに崩壊したバランスにならないし、解像度は並以上に高めだし。
来週レビューのESTRELLAはまだ聴けていないのですがDoscinco+Cincotoresという感想を見てしまったので非常に楽しみです。



総評
オススメな人:モニター的な聴き取り重視のイヤホンがほしいけど、パワーも欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点


ZiiGaat×Fresh Review Arete 1DD+4BAハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
先日レビューしていたDoscincoとほぼ同じ筐体のイヤホン。 Fresh Reviews Arete。
Fresh ReviewsはFPSゲーマーのレビュワーの方でした。そちらのチューニングコラボ。
私のブログではDoscincoのみでCincotresのレビューはしていなかったので2製品での比較がメインになります。
とはいえ、構成からしてAreteは1DDでBAは一つ多い4BAなので、そのあたりDoscincoとどう違っているのかが気になる。



0.78 2pin端子の樹脂筐体。概ね形状は同じで、ベントの仕様も同じく大きいものがpin側に一箇所。
ただしノズルの形状だけ少し異なっています。Doscincoでは真ん中に返しがあったけどAreteは一般的な先端に返しのあるタイプ。
装着感に関してはサイズ感がほぼ同じなのもありこちらも抜群に良い。
フェイスプレートはパット見グレー地に何か植物のような文様。更にピンク&オレンジ色のラメが大小様々に散りばめられています。
Doscinco同様、角度によって表情が変わるしどの角度も良い感じ。ど派手じゃないけど地味でもない。



1DDは10mmでサイズは同じだけど振動板がポリマー複合だったDoscincoと異なりAreteはバイオセルロース振動板。
私のブログだと有線では同じ振動板のイヤホンは無いかも。サウンドピーツのTWSで出てきたくらい。
かなり低音の主張が強い印象だったので、2DDだったDoscincoと比べてどう違うのか。
BAに関しては全てKnowles製。3BAと1基違いがどうなっていくのか。
Doscincoの出来が良かっただけに、期待が高まります。


音質としては厚みのあるサブベースと、中音域の力強さが増したバランス型(Doscinco比)。
圧倒的な厚みのあったDoscincoと比べても遜色のないサブベースの重みと存在感。
ミドルベースもそこそこに力強い部類ですが2DDではない分なのか、余韻や押し出し感はそこまで強くない。
ギター等、他の音域担当楽器に対してはそこまで影響せず、あくまでDDは低音域をメインに担当している印象。
どんな楽曲も大盛りのゴリゴリ低音を響かせたDoscincoと異なり、重低音部分はしっかり押し出しつつ
他の音域を食うような上ずったボリューミーさはあまり感じない。

中音域は比較的太さがあるけどもDD由来という感じではなく、ブランドモノのBAを4基積んでいるだけあり
分離感高めで主張はあるのに全く刺さらない。音量を上げても聴き取りやすいままなのは助かる。
力強さや温かみの欲しいヴォーカル帯にも、ハイトーンが伸びて欲しいヴォーカル帯どちらも美味しい部分を引っ張り出しつつ
刺激感がないのはこの価格帯だからこそ成せるパワーを感じます。
ダンス系のシンセサイザーがかなりトルク的な意味で力強く鳴るのでそこも気持ちいい。
Doscinco比でいうと、キレの良さはそのままに厚みが増えたので、低音域のバランス変化もあり非常に程良くなった。
個人的にDoscincoのやりすぎなくらいパワーがありつつ他の音域もきっちり潰さずバランスを取っているチューニングは
非常に魅力的ですが、Areteはそこをバランス型にパワーを割り振り直したような音。
低音域のパワー減ってるなんてと思う方もいると思いますが、Doscincoのは本当に暴力的な厚みなのでAreteの時点でもかなりな低音ではあります。
サブベースの辺りは特に歴代トップクラスに重い。

1DDだしDoscincoよりは大人しくて、Cincotresみたいにモニター寄りになった音なのかなーと想像してた音とは全く異なり
同じくらい下半身屈強なマッチョがそこにいました。
とにかく低音を重視するならDoscinco。
そこまで支配的な低音域はいらない、中音域の力強さも重視したいならArete。
個人的には甲乙つけ難いが、
見た目の色味的にはArete。スタジオ音源ならDoscinco。ライブ音源はArete。ゲームならArete。映画ならDoscincoかなという感じ。
つまりどっちも良い...。付け心地もトップクラスに良い2台なので、是非機会を狙って欲しいオススメのイヤホンです。


総評
オススメな人:サブベース最優先だけど他の音も力強くなって欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/12点
完成度:10点満点中/10点

ZiiGaat Doscinco ソリッドかつマッチョなベースを味わえるPOWERハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
ZiiGaatより発売されている10mmサイズのDD2発とSonion、KnowlesのBAを計3基搭載したハイブリッドイヤホン。
Doscinco。

0.78 2pin端子で、本体は樹脂製。レジン充填ではないので軽め、根本からぐにょりとした角度で伸びるノズルは
根本含め少し奥まで入る深めの装着感。イヤピは普段より小さめが良い感じです。
フェイスプレートにはロゴと、大きめのラメ?のようなキラキラがまばらに配置。大抵この手のデザインは
ド派手になりがちですが、地味すぎず派手すぎず良い塩梅に収まっています。




ベントは本体のトップ側に大きなものが一箇所のみ。Canonでも同じようなのがありました。
ノズルの形状、金属部分のパーツといい、全体的に微妙にCanonっぽい空気感が。


2つのDDはどちらも10mmサイズで、ポリマーダイアフラム。複合振動板的なもの。
こちらがZiiGaat独自の音響エンクロージャーに収められ、パワーをよりパワーに。
ZiiGaatは当初比較的安価なモデルが売りだと思っていたので急に強気でパワフルな構成のイヤホンが出たなと
思っていたんですが、価格に恥じないパワーのある一聴の価値アリな奴でした。

音質としては圧倒的な厚みと量感、それでいてだらしなくないサブベースからミドルベースの存在感+3基BAにより分離感の優れた中高音。
最近はどうしても「低音も強いし中高音も程よく強いぞ」という感想になりがち!
Doscincoはその中でも密閉型としての低音域を最大限に引き出したような良さがあります。
サブベースの深みは勿論、ミドルベースから中音域までの分厚さが半端ではない。
ベントが一箇所しかないのにそこまで窮屈な感じはせず、ライブハウスというよりきっちりモニタリングされたPA直で聴いてるような
整理された低音域。樹脂筐体のせいか残響感は少し強めにあるけどそれが却って良い。
ベースは勿論、ギターにも重みが乗ってくる。更に空間が上方向に広くてこの辺りがライブ感あって気持ち良い。

中高音域はじゃあ地味なのかというとSonion2基、Knowles1基とブランド物のBAを積んでるだけありパンチの強さは
低音域に一歩譲るものの、分離感が高く金属的な質感もハッキリだしてくる。
Voも特に凹むわけではなく、何ならコーラスが重なる部分やドラムの金属系も聞き取りやすいくらいには主張している。
ギターでいうとカッティングのキレは十分感じるが、最近だとTRNのAzure Dragonのようにカチっとした押し出しは少なめ。
ここの辺りは好みの差の範囲。
AFULのPerformer8みたいなキレ重視のイヤホンと比べると流石に弱いなぁと思う程度。
公式ページにあるように「ディテールの再現と鮮明な明瞭さ」という言葉に嘘はない。
低音が強くて褒められるってことは中高音地味か、パンチ強すぎて五月蝿いかどっちかが心配という人も安心して良い。と思う。

半透明でわかりにくいけど、照らすとこう

恐らく1箇所のベントで強すぎる低音のパワーを調整しつつ、中高音の存在感を耳に痛くない程度に明瞭にした
かなり美味しいバランスのイヤホン。
開放型で最近ツボったTRN Azure Dragonも良いけど密閉型ならDoscincoが最近のツボ。
こんなパワフルで一聴すると喧しいくらいなのに音がうまく整理されているので「こんな音鳴ってたんだ」という発見もさせてくれる。

多機能なイヤホンも一台で色々味わえて楽しいけど、これだ!っていう一発のチューニングもハマるとそれに劣らず楽しい。
クラシック、ジャズ、ロックポップス、EDM系、何でもPOWER大盛りで楽しめるイヤホンでした。良いぞ。




総評
オススメな人:とにかくベース重視の方。それでいて全体をしっかりと楽しみたい方。派手な音作りな好きな方。
個人的好み度:10点満点中/12点(あくびをしてもずれない装着感、それでいて痛みなし 相性バッチリでした)
完成度:10点満点中/10点

ZiiGaat Nuo LCPダイナミックドライバー1発のシンプルに強いヤツ

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
以前紹介したCinnoは1DD+4BAのハイブリッドでしたが、そのBA無し版のような仕様。
1DDオンリーのイヤホン Nuoです。

pinは同じく0.78 2pin端子。
本体は樹脂オンリーだったCinnoに比べフェイスプレートが薄目の合金プレート。
表面の仕上げもマットで、縁取りされたような絶妙な丸み。
何故かCinnoよりも高級感すらあります。




僅かにざらついた塗装


ベントはpin側と内側に1箇所ずつ。
ノズルは金属製。長さはちょい短め。
Cinnoに比べると1DDですが筐体は大きめ。
僅かですがイヤーフィンのような凸がついており、収まりは良好。
ただノズル角度がかなり深めについており、個人的には痛みこそ出ないが喋りながら使っていると
急に大きくズレることが何度かありました。
ノズル本体と根本の盛り上がりがストレートなタイプで角度が深いとかなり装着時に抵抗感があるので
そういうのが苦手な方は注意。

Nuoに使用されているLCP(リキッドクリスタルポリマー)振動板採用のDDは
低音から高音域まで、パンチこそ並だが割と満遍なく「このくらいで良いんだよ」という音質。
音場は並で、音に少し奥行きがある。
解像度も並程度だけど分離感がそこそこに良い。

サブベースはしっかりとした重さがあり、ミドルベースはサブベースに比べるとやや軽いがどちらも量感は出しゃばらず並~気持ち控えめ。
中高音域は分離感がよくドラム、ギター、Vo、金管楽器全体がごちゃまぜにならず聴き取りやすい。
解像度自体は1DDらしく特別高い感じはしない。
TKZKのOuranosに近いバランス。
Ouranosの方はCNTで低音にもうちょっと主張があるがLCPのNuoはそこが少し落ち着いていてよりフラットに近い。
全体として落ち着いてはいるけど分離感がよく、音楽を気持ち良く聴く用というよりは普段使いに最適な印象。
ゲームや音楽鑑賞にも聴き疲れしにくいです。


デスクトップでヘッドホンアンプを使う環境だと上記のような感想だけど
TRN BT30で使う場合に関しては若干音が腰高になる傾向。
中音域のトルクが弱くクランチ傾向の強い音になる。
マットブラックなプレートがBT30はじめBTモジュールと見た目の相性が抜群なので
KZ AZ20とか手に入れたらレビュー追記したいですね。




総評
オススメな人:1DDでシンプルな音が好みな方。
個人的好み度:10点満点中/8点(音は外使いに案外良い感じ 装着感が少し難しい)
完成度:10点満点中/9点 Cinnoよりデザイン含めコチラのほうがまとまってるかも

ZiiGaat Cinno 1DD+4BAのハイブリッドイヤホン【PR】

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
日本初上陸と思われる新ブランド ZiiGaatからリリースされたCinno。Linsoulのリンクはコチラ。
ZiiGaatは10年以上様々なブランドのOEM品やODM製品を開発してきた、下積みのあるメーカーとのこと。
満を持してオリジナル制作のイヤホンをリリースしたようですね。


Cinnoは樹脂ボディで、表面がコーティングを厚塗りされたようなピカピカ筐体。
一見チャコールグレーのような単一色に見えます。
側面を見るとラインが入っており、そこを境目に微妙に色が異なっているような。
ラインも左右で微妙に歪んで違いがあるのでただの模様ではなく、上下組み合わせた上でコーティングで固めているんだろうか。

0.78 2pin端子で、軽量な筐体は耳への収まりがスタンダードに良い。
やや薄めの筐体でノズルは標準的な長さ。メッシュがかなりギリギリの縁まで着ているのでハードめなイヤピだとうっかり
着脱時に剥がれちゃいそうですね。



ベントは内側と端子側に1個ずつ。
ノズル角度は浅めで、固定するようなフィンの形状は無くなだらか。
本体が非常に軽いのでしっかり固定されていなくてもあまりずれないです。

1DDは10mmサイズのLCP振動板。こちらが主に低音域を担当し、中音域、高音域に2基ずつBAが担当。
お手本のようなハイブリッド構成。

音質としてはLCPらしい弾力性のある低音と柔らかく明るい中音域が響くまろやかなウォーム寄りドンシャリ。
サブベースは少なめ~並。ミドルベースがそこそこの量感で、柔らかく響きます。
中音域もBAの割には少し大人しめのチューニングになっていて、ギターの音等は丸みが感じられる。
元々キラキラしてる楽曲だとちょっと大人しい鳴りに聴こえるかも。
ただVo、特に女性Voがサ行の刺さり皆無な上でやたらと伸びて響きます。
少し低めの女性Voや男性Voも熱量が感じられ相性が良いです。
高音域はBAらしく細やかなタッチも聴こえるし、下の音域の柔らかさに引っ張られず解像度も保っている。


LCPのDDで全体的に柔らかく少々ウォームな傾向ですが解像度はハイブリッドらしくそこそこ。
キラっと突き抜けるような明るさまではありませんが
中音域がピーク感なく広く響くのでアコースティックギター1本の楽曲等が結構相性良し。

何よりデザインが地味に見えてこういう色味は珍しいと思います。
音の傾向とは真逆に暗めの色ですが、厚めのコーティングのおかげか光がキラキラ反射して
結構オシャレに見える。ロゴも本来はもう少しギラギラして目立ちそうですがコーティングの厚みで微妙に目立たない。
ただし脂が多い人には酷く指紋でベトついてしまう点は注意。
撮影中、いくら拭いても気になって何度も拭き直したレベル。

後は箱出しだと結構中音域が眠たい感じなので、小一時間でも良いので大きめの音量で鳴らしてあげたほうが良いと思います。

箱がちょっとお洒落

総評
オススメな人:ギラギラ感やキラキラ感よりも、中音域にフォーカスの欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/6点
完成度:10点満点中/7点 付属ケーブルがしっかり目で全体的な質感は良い。 同価格帯だとライバル争いが若干厳しい気がします。