ZiiGaat Cincotres あのDoscincoと兄弟機のハイブリッドイヤホン

 

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ZiiGaatより今年頭にDoscincoと共にリリースされたほぼ同じ構成のハイブリッドイヤホン。Cincotores。
私のブログではDoscinco→AreteとレビューしてきましたがここでCincotores。
ちなみに来週は最新作であるESTRELLAをレビュー予定です。



0.78 2pin端子。
見た目に関してこれらのシリーズはFP意外ほぼ同一。
強い光で照らさないと中身が透けない程度のスモークブラックがベースの樹脂筐体。
ノズルは真ん中に返しのあるタイプの金属製。
凹凸のない滑らかなボディに見えてノズルが根本を含めると少し長めに伸びているので装着感はガッチリ。
個人的には小さめのイヤピでしっかり奥までいれるとキツすぎないのにズレにくくて良い具合。
天頂部にある大きめのベントが1箇所のみというのも共通ですね。
Cincotoresに関してはFPが少なめのラメをベースに六角形の結晶のようなキラキラが大小様々なサイズでちりばめられています。
Doscincoのようにカラフルなパーツではないのですが、光の反射でかなりギラつく。

派手にギラつくこともある

音質としてはDoscinco比で落ち着いたベース、その分前に出た中高音が程よいドンシャリ。
ほぼ同構成のイヤホンということもありDoscincoと雰囲気は近い。
サブベースは相当に深く、ボリューム感もある。ミドルベースや中音域に差し掛かるとDoscincoとの違いはハッキリ。
響きの濃さが全く異なります。
Doscincoはベースラインからバスドラ、果てはヴォーカルまでものすごい熱量を感じさせつつ、解像度は高い低音域が魅力。
それに比べCincotoresは底の重さは同じでもそこから上はかなり引き締まった音。
一般的なイヤホンに比べれば十分に重い音。宣伝文句にある「スタジオモニター」という言葉で
フラットなバランスを想像していると初聴でやられます。
中高音もそうなんですが、Cincotoresの音は暖色でも寒色でもない丁度真ん中の温度感。
気持ち硬質な感じはするが分離感も良く、ギターのカッティングサウンドは気持ち良く聴ける。
金管楽器やドラムの金属系も程よく刺激的。

低音好きならDoscincoで良いんじゃない?とは言えない。全体的に濃い目なモリモリ低音でも聴き取りやすく、それでいて
中高音の主張も並には持ってくるDoscincoは今一番レベルに気に入っている。
Cincotoresは中高音の音が広めに響く分、より全体の音をバランス良く楽しめる。
なおかつ低音域もしっかりパワー盛り。
Doscincoの濃さもたまらないけどCincotoresでも十分満足出来ちゃうレベル。
ヴォーカルの伸びやギターの分離感、気持ちよさはCincotoresに軍配。低音以外もクッキリと音が聴き取りやすい。
兄弟機で構成が全然変わらないのに、2個持ってても全然アリなバランス。(積んでるSonion製BAの型番が1個だけ違うっぽい)
Areteだと1DDになってBAが増えた分、パワフルではあるものの中高音のステージ感が広い。
FPSゲーマーの方のチューニングなのでどこから音がしたかを聴き取りやすくしてる感じ。

パッと見では全部同じですよ!と言いたくなるようなZiiGaatシリーズは本当にどれも個性的で魅力的。
強みを出してるのに崩壊したバランスにならないし、解像度は並以上に高めだし。
来週レビューのESTRELLAはまだ聴けていないのですがDoscinco+Cincotoresという感想を見てしまったので非常に楽しみです。



総評
オススメな人:モニター的な聴き取り重視のイヤホンがほしいけど、パワーも欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点


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