多機能LEDランタン KIMIKI RUI SIMPLE RS-51

 今回は久々にLEDです。


 
5 In 1 Camping Lampという多機能さを示す刻印が裏面に。

amazonでの取り扱いブランドはKIMIKIとなってますが商品には刻印なし。RUI SIMPLEという名前と、側面にRS-51という型番が書いていましたが調べても詳細は出てこないですね。

定価5980円が現在2000円引きクーポンが出ているので実質3980円。以前から大容量のランタンを追加したいと思っていたので試しに購入してみました。 付属品には充電用type-Cケーブル、カラビナ、ストラップ。


ライトは2種類。パネル部分がメインで側面にスポットライト付き。 明るさはパネルが4段階、スポットは2段階。それぞれ高速点滅フラッシュ機能アリ。

この商品の一番のポイントは20000mAhの大容量と5500ルーメンの大光量。しかし前者はまだしも明るさはせいぜい1200ルーメン前後でしょうか。よくある誇張表現ですね。 色味は白色、暖色、両方点灯の昼光色3種類選べますが、白というより青白系なのでメインで使うのは暖色になりそう。 スポットライトはメインの明るさを考えるとほんとにおまけ。使うことはあまりないと思います。

画像をみて気づいた方もいるかもしれませんが、パネルカバーが透明なので直視すると眩しいです。また、光があまり拡散しない為にスポット寄りになっています。眩しさを回避するためには真上に設置することが望ましいですが、そうすると高さにもよりますが照射角度が足りず端のほうがイマイチ照らせません。 投光器のように地面から照らしあげるか、斜め上の視界に入りにくい場所に設置する等の工夫が必要です。 逆に言えば明るさを上げても近隣のテントに光が拡散しにくいので、フェス等ぎゅうぎゅうスペースで使う場合にはかえって利点になるのかなと思いました。

USB端子はA*2、C*1 なんとCポートは充電専用かと思いきや出力もいけるようです。バッテリーとして使用する際、高速充電が可能になるのでこれは嬉しい。 地味にワイヤレスチャージャー機能も付いており、試したところiPhoneでバッチリ充電出来ました。ただし低速充電なので使用機会はあまりなさそう。ちなみに端子カバーはかなり硬めのシリコンゴムで、爪を切った直後は道具を使わないと外せないくらいしっかりハマります。

イマイチだった点としては

  • ハンドルが真ん中ではなく端に付いているので真下に吊るせない
  • かなり重くて大きめ(高さ195mm幅95mm厚さ32mm)
  • パネルが透明なので眩しい
結論としてはクーポン付で3980円なら まぁまぁアリ。ライトとしての運用というより、大容量&高速充電可能なバッテリーにおまけとしてライトが付いてるくらいの感覚です。

最後に 私が買ったときはパネルに傷が付いていたので 買う人は届いたらまず大きな傷がないかを確認しましょう。。。


 

 

NICEHCK NX7 PRO カッチカチ寒色系高解像度イヤホン


今回ご紹介するイヤホンはNICEHCK NX7 PRO。4BA+2DDのモリモリ構成。シンプル系が続いてましたが久々のハイブリッド。そしてハイブリッドらしさ全開の尖ったモデルです。

 0.78の2pinプラグで、メタリックの背面カバーは交換可能!付属のケーブルも16芯でちょっとした高級機ですね。ケースもしっかりとしたものが付属します。

このNX7シリーズは無印、PRO、mk3と3タイプ存在しています。どれも興味はあったのですが、かなり尖っている音質というレビューが多かったので後回しになっていました。今回は福袋でこのPROが激安&生産終了するとのことでこれを機にゲットしました。

尖った音質シリーズの中でも無印はやや薄味、mk3は良くも悪くもまとまり重視。PROが一番暴れん坊。という噂なので24時間程度エージングとしてから音質チェック用に使っている楽曲でいくらか試聴してみました。

装着感としては思ったよりボディが薄めなのでイヤーピースに大きめなものを使っている自分には若干浮く感じ。CCAのイヤホンに比べると薄く幅のあるボディです。 

肝心の音質ですがかなりのパンチです。愛機TRI-I3に比べると音場がかなり密な印象。モニターのようなクッキリとした解像度の中高音に、低音域も想像していたよりかなり前にグイグイ出てきます。

初めは少し刺さり気味かな。と思ったのですが どうやらこの機種はエージング50時間程度かけたほうがいいようで。それでも24時間の時点で聴いてれば慣れるくらいの刺さり具合でした。 刺さるというと不快なイメージですが高音の刺さりではなく中音域なので個人的にはあまり気にならないですね。 かなり音の出方にクセのあるイヤホンなのでこの辺りの印象は表現が難しいです。

背面が金属プレートですがボディがプラなせいか、響きとしてはよくあるハイブリッドの大盛りすぎて溢れかえって耳が洪水になるような残響感。ボディの薄さとベントが無いことが影響してるんでしょうか。 これが全金属でもう少し厚みのあるボディならかなり面白い響きの音になったのではと思います。

低音は解像度のある引き締まった所謂ソリッドベース。「低音がスカスカでダメ」というレビューをよく見かけたのですが私の環境ではイコライザーをオフにしてもエージング後の感想ですが割と低音出てました。 重低音がグイっと出ながらも解像度があるのでこちらも楽しい音です。ただ、ドラムのフロアタムやベースの比較的高い音に関しては全体の中では少し薄めで後ろに引っ込みます。この辺りエージングが進めばもう少し出てくるのかどうか。

かなり暴れん坊なイヤホンだったのでレビューが長くなってしまいましたが総括すると

  • 高解像度&ハイブリッド特有の大盛りな音が好きならオススメ!

何か良い比較対象は無いかなーと思ったのですがKZ ZAXが近いかもしれません。あちらは解像度が化物。その代わり音域は狭めで全体的に小さく纏まり気味。 それに対してNX7 PROはZAXに迫る解像度がありつつ音にパンチがあり楽しく聴けます。

こうなるとmk3も非常に気になるところ。 しばらくPROをエージングしつつ大きな変化があれば追記したいと思います。


KBEAR KS1 シンプルな1DD低音重視イヤホン

 

今回ご紹介するのはKBEARのKS1。1DD構成で、ハイブリッド構成のKS2からBAを引っこ抜いたような形。KS2は残念ながら使ったことがないのですが各レビューを眺めてると比較的フラットな音質らしいのでスルーしてました。 でも1DDとなると最近気に入っているDQ6の影響もあって気になりゲットしてみました。

プラのハウジングですがシンプルなデザインが高級感ありますね。pinは0.78の2pin。装着感も良好。尖ってる部分がないので大抵の耳にスッと収まると思います。

音質としては低域重視。中高音が引っ込んでいるというよりは低音がとにかくズイっと前に出てきます。ボワつきはそこまでないので、とにかくブリブリなベースを堪能したい人にオススメ。低音イヤホンだと解像度がひどくなりがちですが並です。 

EDM等、曲によっては中高音も結構主張してくるので楽しく聞けます。解像度や音のキレを重視する方にはイマイチかもしれませんが、千円台で試しやすい値段なのでハイブリッドの大盛りな音に飽きてきた人には是非試して欲しいイヤホンでした。