TWISTURA Beta Flagship 11mmガラス振動板採用の1DD

 

今回ご紹介するのはコチラ(TWISTURA公式)(TWISTURA AliExpress公式
TWISTURAより発売された、平面ガラス振動板を採用した金属製1DDイヤホン。Beta Flagship【PR】
多分初めて、SNS経由ではなく当ブログのメールアドレスから公式よりご連絡いただきました。感謝。



凹のある0.78 2pin端子。軽量なアルミニウム合金のボディは以前レビューした同ブランドのWoodNoteと同一かと思います。
マットな質感で重厚感はあるのに軽いので装着感は快適。長時間使用も問題なし。FPのデザインはロゴを中心に階段状に段差が付いています。オシャレ。
ベントはDDの真上のあたりと、側面pin傍に大きなモノが1個。このあたりもWoodNoteと同じですね。それなりに音は漏れますがノズルの方向的に思ったよりは周囲に響かないかも。
異なるのはボディの厚み。同じ1DDでありながらBetaは少し厚みがある丸みを帯びています。
個人的に注目したのはノズル根本。Betaも引き続きノズル交換ギミックを搭載しているのですが、
装着部分にぐにゃりと曲がった角度が付いている。
このギミックのあるイヤホンはほぼ真っ直ぐな角度のノズルになっていたので、ココは違いを感じました。
角度のお陰で耳への収まりが向上し、安定感がだいぶ増していると思います。

交換ノズルは短め

ノズルに関しては3種。最初から付いていた金色はヴォーカル重視、黒っぽいノズルがインスト、銀色がスタンダード。

公式より引用

公式のグラフを見ても音の変化はそこまで大きいものではありません。
構造を見る限りはノズル先端内側に付いているフィルターの厚みによる調整。



付属品は3.5mm&4.4mmデタッチャブルケーブル等の他、おしゃれなカラーリングのケースとイヤーピース3種。
イヤーピースのケースは側面がないタイプなので油断するとイヤピが飛び出てきます。持ち歩きには全く向いてない。
標準的な作りのイヤピの他、他ブランドで見たことのある物も。
個人的には角笛のような全長長めのイヤピの方が相性良さげ。

音質としてはクリアな響きと残響感が綺麗なサウンド。
低音は控えめな傾向。サブベースは「出せる」という感じ。普段はあまり前に出てこない。ライブ音源やダンスミュージック等の
低音が盛られている楽曲だとちゃんと重く響いてきます。
キックからミドルにかけては段々スッキリとした鳴りに。あまり響かない。古いロックだとベースが全然ブルブルと来ないので物足りないかも。

中高音はスタンダードノズルの時点で主役。
ガラス振動板と金属筐体の織りなす技なのか、分離感とクリアさ、残響感のレベルが高いです。
ハイブリッドイヤホンでは中々お目にかかれなさそうなナチュラルさ。
かといってモニター的かと言われたら異なる。リスニング向けな音のパンチはあります。
女性ヴォーカルやピアノ物が好きな人ならかなり刺さりそう。
スネアやクラップのパンッという音がとても良い。
ギターの分離感も気持ちいいがここは楽曲によって太さが足りなくて物足りなさも。

インスト、ヴォーカルノズルはこの中高音域を僅かに持ち上げていく。
はっきり言って大きな差ではないのでスタンダードでピンときたらスタンダードで良いとは思う。
金属的でありながら刺さりはないので、刺さるくらいの中高音が欲しいんだと思ったら段階的に変えていく。そんな具合。

低音が盛られたイヤホンを聴いてばかりいた自分でもこのクリアサウンドは魅力的。
ミドルベースの辺りが細いのは注意点。味付けが濃くないので楽曲の粗が出やすい部分もある。
多ドラの密度も良いですが1DDでクリアな音が好みという人ならBeta Flagshipは非常に強い選択肢だと思います。



総評
個人的好み度:10点満点中/8.5点(楽曲によっては10点が出る)
完成度:10点満点中/10点

FIIO AIR LINK 小型のbluetoothトランスミッター

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
FiiOより昨年発売された小型のbluetoothトランスミッター。AIR LINK。
個人的にBTA30PROがうまく動作しないことが多かったのでFiiOには苦手意識があったんですがスペックの割に安かったので買ってしまった。

スペックとしては
・QCC5181搭載
・Bluetooth6.0
・LDAC以外にもaptx Adaptive、Lossless等にも対応



USB端子が側面にあるので使いながらスマフォを充電も可能。
大きめのLEDでコーデックがわかりやすいのは良い。

ちなみにLE Audio技術については未だAmazonのページには記載してますが公式だと非対応と訂正されています。

私の使い方としてはスマフォではなくPC用。
ただしスマフォ専用アプリでコーデックのオンオフ等細かな設定が出来るのでそちらも導入は必須レベル。


左からAIR LINK、BT-W6、QCC以下略



一応、現時点で手元にある同じようなデバイスを揃えてみました。
AIR LINKは大きいです。 スマフォに普段から繋げっぱなしに出来るかと言われたらNo。
この点QCC Dongle Proはやはり理想的な大きさです。
軽さは見た目以上に軽い。樹脂製なので丈夫さに関しては微妙。頑丈な構造と謳っていますが
この点は他と同じく値段の割にちゃっちぃ印象でした。

bluetoothイヤホン、ヘッドホン様々なものを使ってきましたが基本的にはどれもバッチリ動作。
BTA30 proは使い始めこそ良かったんですが途中から本当に繋がらなかったり、繋がってもSBCだったりとても困る代物だった。それから比べると驚きの安定性。
bluetooth6.0だけあって接続強度もLDACですら強い。ドア1枚隔てて数歩歩いてても途切れません。
ライトはLDACだと白に点灯するんですが、この点灯が再生中のみ光るのはちょっと謎仕様。
音楽や通話が止まると待機中というか、別の色になってしまうので「LDACじゃないっけ?」と少し混乱する。ずっと接続中の点灯で良いんですけどね。

側面のボタンでLDACでも接続優先モードを選択できるので、安定しないからスマフォにつなぎ直してアプリから設定いじるか。。。ということをしなくてもOK。
この点はボタンのないQCC Dongle Proにはない快適性。

音質に関してもやはりSBCよりは断然情報量があります。
遅延に関しては接続するイヤホン、ヘッドホンのスペックもあるので一概には言えませんがゲームモード搭載のデバイスなら結構いけます。
メディアプレイヤーで動画を再生する時は明らかにリップシンクしてないなぁと思う時はある。youtubeでは気にならない。

大きさからスマフォに繋ぐのは個人的にありえないが、PCで使う分には全く問題ない。
creativeのBT-W6も所持していますがこちらはLDAC非対応。
最近はイヤホン、ヘッドホン側もLDACに加えてaptx Adaptive対応が当たり前レベルになってきてはいますがやはり多いのはLDAC。
PCで使うにあたって1個で大体のコーデック対応してるのが欲しいぞという人ならAIR LINKが良いと思います。

ただAmazonを見るとやはりというか、相性によっては安定しないようなので今回たまたま自分は問題なかっただけかも。
まぁこの手のデバイスでは非常に環境差は大きいものです。
物理ボタンとかいらないからとにかくスマートな方が良い、スマフォやタブレットで使うという人はQCC Dongle Proがオススメ。
BT-W6含めどれも1万以下ではあるので、機材と今までのメーカー相性を確認しつつ最適解を探すか自分のように「全部買っちゃえ。」か。
ココ1年で一気に充実してきたので個人的には3つ揃えても満足感高め。



総評
個人的好み度:10点満点中/10点(BTA30 proと比べて天と地ほどの差がある)
完成度:10点満点中/9点 価格を抑えてるのは強いが安っぽい印象が強い

SOUNDPEATS Cove Pro チタンコート振動板採用のワイヤレスヘッドホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
SOUNDPEATSより2026年にリリースされた新作、今回はヘッドホンシリーズから出ました。Cove Pro【PR】

10%OFFクーポンコード:SPMSJCP02
利用期間: 2026年02月05日(木)09:00~2026年03月02日(月) 23:59
セール期間中でも適用されるとのことですので、ぜひご利用ください。


・Bluetoothバージョン6.0
・プロテインレザー+メモリーフォームによる装着感向上
・有線にも対応
・最大95時間再生のバッテリー




見た目はシリーズでそこまで大きくは変わらず。
R側に各種ボタンが設置されています。この前も全く同じようなボタンを見たって言う人は気の所為です。
重さは250gと、ちょっとだけこの手のものとしては重め。
装着感に関しては調整バンドにステンレスが仕込んでるだけあってカッチリ決まる。
メモリーフォームが程よい弾力性があるので密閉感がより強いです。
ただ頭頂部のクッションが少し生地にハリがある影響で頭に載せたとき「コツッ」とぶつかるような硬い間隔がある。
個人的にここはもっと柔らかいか、そもそもクッション無しで全体的にピタッと収まるほうが好みかもしれない。

音漏れは普通。 密閉感は強いがある程度筐体自体から響いて漏れる感じ。
10分の充電で11時間再生という急速充電も可能ですが、USB-Cケーブルにより有線接続も対応。
ただし付属品のケーブルはあくまで充電専用なのでデータ伝送に対応したケーブルが別途必要な点は注意。

今作も勿論公式アプリ(青い色の方)対応。
カスタムイコライザーは勿論、AndroidならLDAC設定(デフォはオフ)も出来るので必須。
新製品とはいえファームウェアアップデートもすぐ出てることがあるのでまずは導入がおすすめです。

音質としては密閉型らしい低音の響きが強いドンシャリ。
サブベースはそこそこにキック、ミドルが一番前に出てくる印象。ベースラインやドラムのタムがドコドコと響いてきます。
一番存在感がありライブ音源やダンスミュージックだと中音域を少しマスクしてしまうのでこの辺りはカスタムイコライザーで調整がオススメ。
ちょっと下げるだけでボワ付きが緩和し、相対的に中高音の存在感が増します。

中高音は分離感が非常に優れており、ギターもドラムの金属類もちょっとイコライザーをいじる程度では崩壊せずシャッキリとした音を出してくれる。
デフォのEQだと低音に喰われて存在感が少し遠いんだけども、微調整で一気に前に出ます。
アコギやピアノ、電子音のキラキラ系も実はちゃんと鳴っているので、イコライザー調整後はイヤホンに負けないくらい各種音が聴き取りやすいです。
スラッシュメタルでも低音のドコドコ感とギターのキレキレ感がいい塩梅ですよ。

密閉型で少しドーム会場のライブをみているようなこんもり感はありますがどうしても開放的な抜けが欲しいという人でなければ気にならない範囲。
特にゲームだと細かい音が聞き取りやすく、建物内でうっすら聴こえる敵の足音にもちゃんと気づけます。
LDAC+ゲームモードで使用していますがFPSでもそこまで気にならない遅延。
電波強度もFIIO AIR LINKと繋いでますがバッチリ。BTA30Proの時はうまくつながらないとか、アンテナある割に強度微妙だなと思っていたのが嘘のよう。
扉1枚隔てて数歩離れても余裕で繋がってます。

この出来栄えで通常価格は8980円。
2/7現在でいうとちょうどセール中なので7590円。
さらに冒頭のクーポンコードを適用すれば6831円!

新作としてここまで安くなるならとてもコスパは良いと思います。バッテリー駆動時間が100時間越えてるとなお良かったですが、オススメです。

総評
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点

LUN SHENG & Bai Qingxue 1998 ブルーver

 

今回ご紹介するのはコチラ(アリエクリンク
LUN SHENGという日本Amazonでは出回ってない謎の中華イヤホンブランドから出ているイントラコンカ型。
パッケージには漢字で「白青雪」と記載のあるイヤホンです。
振動板が青と金色の二種類あり、音質も異なるという謳い文句。
昨年夏に話題になっていた製品ですが私は青色を選びました。

私の箱はベコベコで届いたので引用

見た目はTHE イントラコンカ型。この形状を引用した製品は一体何十種類あるんでしょう。
若干太くコシのある銀箔が巻かれたような見た目のケーブルは1.2mとしっかりした長さがあり、取り扱いは上々。
タッチノイズは結構乗る。細くて柔らかいケーブルと違って絡まりにくいです。
スプリットの部分も丈夫そうな作りになっており、リケーブル不可ですが長く使えそうな堅牢感。





細かいデザインでいうと左右の識別はなんと漢字表記です。漢字圏じゃない人はどうするんだろう。
日本人か中国人しか使わんやろ!という思い切りの良さを感じます。
狐のような動物が走ってる様子がプリントされています。

青い振動板はブルーダイヤモンドコーティングとありますがこの辺は雰囲気ですね。
金色の方はクリアーでエレガント。明るい傾向?
青色はナチュラルでワイドな音。
先に購入してた人たちが低音しっかりあって良い!という評価だったので迷わず青を選びました。

音質としてはイントラコンカらしいクリアな開放感がありつつ15.4mmの大型DDらしい元気の良さもある、
それでいて尖りのないまとまった音。
低音がしっかりとイントラコンカらしくない程度に厚みがある。ボワ付きも少ないので低音が盛られている曲で
中高音をマスクするような過剰な存在感はない。
サブベースまでは流石に弱いけど、キックからドスッと重みのある音を出してくれます。
自分はスポンジカバー等を無しで使ってコレなので、低音が好きな人はカバーで更に厚みを上乗せできる。
イントラコンカと相性がバツグンだと思ってるピアノ、アコギの明るい音も刺さりは一切ないのに綺羅びやかさはしっかりある。
ヴォーカルも低めから高めの声まで聴き取りやすさはバッチリ。ラジオ、動画配信をながら聞きする人にも最適だと思います。

ちなみにASMRもかない相性良し。
クリアで開放的、ゴリゴリではないが低音もしっかりあり、細すぎてパンチが不足することも無し。
カナル等密閉的な形状で聴くよりも自然な聴こえ方が味わえます。
ただしインピーダンスが80Ωと少し高めなのでパワーがないと少し音量不足。
後は万人向けと言って良い形状なので装着感は基本問題ないのですが、15.4mmと大型のドライバではあるので
耳穴が小さいという人は収まらない、収まっても痛くなってくるという相性も。
初めてのイントラコンカデビューにオススメの音質&価格ですがここだけは注意点。

逆に耳穴が大きいからすぐ落ちちゃうという人には問題ないと思います。スポンジカバー無しでもビタッと止まるくらいの
サイズ感なので、緩く感じるという人はカバーなりドーナツリングなりで対応できるかと。
青色がイマイチに感じたら金色もと思ってましたがこれ1つで自分は大満足でした。



総評
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点(パッケージはしょんぼりめ)

CVJ Vivian 2次元キャラか文字か選べる低音ホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
CVJより昨年発売されていたイヤホン。Vivian。私はキャラクター版をスルーして文字が印字された方にしました。
CVJはNightelfあたりからVivian以降もNeko等、数々の痛イヤホンをリリースしてますね。
個人的にイヤホンに対して可愛いキャラクターは求めてないのでスルーしてたんですが低音が強いと聴いてゲットしてしまいました。

qdc端子で、スケルトンブラックな樹脂に金属製のフェイスプレートのデザイン。
このFPは軽いので特に重心が外側にいくようなことはなく、標準的な角度と若干短いノズルも相まって装着感は良い。
ノズルの先端は部分的に段差が付いてるという不思議な仕様でした。
ベントは内側に2箇所。
18ヶ月の開発期間をかけたというだけありFPの縁が部分的に削られたデザインになっていたりと、少し凝った仕様。
ノズルの根本には音響フィルタースポンジなるものが入っています。


音質としては低音が主役でありつつ中高音も聴き取りやすいバランス。

10mmのデュアルダイナミックドライバはまるでKZのような重みのある重低音。
サブベースからキックまでゴリっと圧力をかけてくれる。樹脂筐体ということもあり締まりはあまりないが、
ノズル内のスポンジとチューニングネット?がうまく調整してくれてるのか余韻がしつこいということもない。

中高音は意外なことにクリアで聴き取りやすい。
目立つ低音とはしっかり分離され、女性ヴォーカルもギターも解像度は高めに聴こえる。
ドラムの金属系も距離感は感じるが悪目立ちのあるギラつきや刺激感は一切無くちゃんと聴こえる。
KZ EDX LITEに近い、1DDながらどこか余裕を残した響き。
低音が主役だからと安易に抑えるのではなくきっちりバランス良く聴こえるようにチューニングされた気合を感じました。

分離感が良く刺さる音もないので思わず音量をあげちゃうタイプ。
ゲームや動画試聴でも使いやすくて良いと思います。
後はデザインですが可愛さや個性を優先するならキャラクター、音質に興味あるけどキャラクターはちょっと・・・というなら文字盤。
幸いデザイン別で音質を変えてるわけでもありません。

アリエクでかなり安くなるタイミングもあるし、Amazonでもセールなら二千円台になる。(本レビュー投稿時はクーポンで約2.5k)
KZも興味深いけどもっと可愛いデザインで低音の強いイヤホンが欲しいぞ!という人にはオススメ。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点

DUNU 242 トライブリッドの新作

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
DUNUから発売されたトライブリッドイヤホンの新作で、2つ同時にリリースされたうちの赤い方。242。
搭載したドライバ数を種類別に並べただけというあまりにもシンプルな名称。

低音担当の10mmDDと8mmDD、中高音担当のカスタムBAとカスタムknowlesBA、超高域担当のマイクロプラナーという構成。
DUNU DK3001BDは1DDでマイクロプラナーは4つ搭載でした。



少し凹んだ0.78 2pin端子で、樹脂筐体。凹みが中途半端でフラット2pinだと厳しい深さです。逆に凸になっている2pinだと結構余る。
フェイスプレートは鮮やかな赤。木星の表面のような模様が良い感じ。
縁取りに金属っぽいものが使われていますが本体はとても軽量。
ノズルは先端が少し太めの標準的な長さと角度。本体に少し厚みがありますが装着感は非常に良好。
ベントはpin傍に大きめのものが1箇所のみ。

音質としては濃さも爽やかな軽さもこなせる優秀ドンシャリ。
サブベースやキックは出しゃばらないが大きさの異なる2つのドライバでどっしりとした重さのある低音。
低音が強い曲でもブルブルと過剰に強い存在感は出さず、若干あっさりとした余韻の少ない低音に感じる。
音数の多い現代的な曲でも古いロックポップスでも過不足無く、重く芯のあるベースを出すので余程のベースフリークでなければ足りる量感。
余韻が少ないだけでダンスミュージックでの低音のどっしりさはちゃんと表現してくれます。
超低域用の10mmと低域用の8mmという異径の組み合わせは2DDでひたすらパワーを稼がせるのではなく、自然な量感で全体のバランスを
損なわないよう丁寧に力強さを出した印象。

中高音は4BAと2PLAが織りなす暖色でも寒色でもないスムースな音。開放的な作りではない242ですが低域のバランスが整ってるおかげか
空間は結構広め。大きめのクラブで聴いてるような横に広い感覚がある。
刺激感は全く無いがヴォーカルは一番バランス的に際立って出てくる。息遣いまでくっきりと聴き取れるような解像度。
ギターやシンセ、ドラムの金物も分離感が良く一度聴き始めるといろんな楽曲を試したくて止まらなくなるタイプの気持ちよさ。
もっとギラギラに金属感がほしいんだ!っという人でなければ満足できる。
マイクロプラナーによる超高域のスムースさも全体の少し後ろでいい仕事をしてる。

かっこよすぎる赤

同じトライブリッドであるDK3001BDに比べ定価が2万ほど下がったモデルですが、見た目含め音質がだいぶ異なりますね。
個人的には242の方は赤色のFPが滅茶苦茶好みだったので「この構成なら外れはないだろ」という感覚だけで購入してしまったんですが
DK3001BDに比べると242はバランスの良さに振ったエリートさが目立ちます。
おおまかな印象は似てるんですが低域の余韻は242の方がスッキリしてる。
超高域のパンチはPLAの多いDK3001BDの方がある。
中音域のスムースさはかなり似てると思いました。

ゲーミング的な用途で言うと242の方が低音あっさりな分、敵の足音等小さな音が戦闘音に飲まれず聴こえやすいかなと。
長時間の装着に関してはどちらも全く問題ない。

DK3001BDを聴いて、もう少しすっきりめのバランスが好みだなぁと思ったら242。そんな塩梅でした。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点(もう少し音量が取りやすかったら外使いしやすそうで良かった。)
完成度:10点満点中/10点

QCY H3S こういうので良いんだよ系bluetoothヘッドホン

 

新年一発目にご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
QCYより発売されたデュアルドライバ搭載のbluetoothヘッドホン。H3S【PR】

定価で約7千、セールでは5千円台になる手頃な価格ながらQCYらしいスペックの高さが魅力的なヘッドホンです。
主なスペックとして

・LDAC対応
・Bluetooth6.0
・最大-56dBのANC
・最大102時間再生
・40mm+13mmデュアルドライバ搭載

と、良い意味で価格に見合わない十分なスペック。

同じようなドライバ搭載のヘッドホンが2個くらい大手から出てなかったっけ?と思う人もいるかもしれません。
QCYは昔から「前に見たような」気がする筐体のリリースがありますね。
最近はただの後出しではなくスペックを強化し、かつ下の価格帯でリリースするという後出しジャンケンのような強さ。

白いのは落とした時についた傷...


デザイン的にはブランドロゴが薄くプリントされたくらいで、滅茶苦茶シンプル。
装着感は非常に良好で、すっぽりを耳を覆ってくれる。ふわもちのクッションです。
5.6時間つけっぱなしになることもあるのですが冬ということもあり不快感のある蒸れもなし。
上部に2箇所大きめのベントらしきものがあるので意外と熱を逃がしてるのかも。
音漏れするかと思いきや特別問題ありませんでした。


◎なメインボタンがわかりやすい


専用アプリがあるのでこちらからモード切替やEQも対応可能ですが、個人的にはH3Sはそのままの方が好みでした。

音質としては密閉感のある音場の中に深めの低音が目立つ弱ドンシャリ。
解像度は並ですが低音がしっかりと下の方まで出ており、全体を支えるような出方。
キックやミドルも程々の量感でかつ、ボワ付きはしない程度に締まりがある。
中高音は人の声が若干細くペラつくこともあるが許容範囲。
ギターや金管楽器の解像度は程々にあり、LDACでつなぐとこの辺りはかなり向上する。
耳に刺さるような不快感は無く、高音域に関しては値段なりの質ではあるが分離感もあり安心して聴き続けられる。

概ね「こういうのでいいんだよ」という一定の基準を越えつつ、バッテリー持ちや電波強度は競合と同等あるいはちょっと上というスペックを持った
お買い得感のあるヘッドホン。見た目はとってもシンプルで高級感は全く無いのでそこを気にしなければオススメ。
LDAC(接続優先)+ゲームモードで使ってますが電波強度はバッチリで、遅延もFPSなら許容範囲かなというレベル。
ちなみにTypeCによる有線接続も可能ですが、右出しなので常用するにはちょっと邪魔くさい配置。
急速充電対応で、聴きながら充電も可能なので緊急用程度に考えたほうが良いのかなと思います。

音漏れはあんまないけど逆に外からの音は割と貫通します。季節柄雪国なので除雪機の音が響くのですが、ANCなしで音楽をかけていないと割と気になるレベル。
大きめのベントがあることで多少しょうがないのかもしれませんが、静音性を求める人はANCアリの運用が前提となりそうです。



総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/9点