Edifier STAX SPIRIT S5 音質優先、無線有線対応の平面磁界型ヘッドホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
Edifierが2年近く前にリリースした平面磁界型ドライバーを搭載したワイヤレスヘッドホン、STAX SPIRIT S5。
定価は約7万という個人的に未知のハイエンドクラスです。
発売当初気になりながらも価格から敬遠してましたが、中古美品を良い感じに掴めました。
ちなみにノイキャンは無いです。

bluetoothのバージョンは5.4。2年前リリースと考えれば打倒。
バッテリー性能は80時間。ヘッドホンタイプは当たり前に50時間以上持つので一週間毎日使っても全く減らなくて凄い。
LDACは勿論、aptx adaptive等にも対応しています。

R側

L側

開口部から少し漏れる

いくらハイスペックなのを買ってもバッテリーがへたったりしたらもう使えないのに何万も出したくないと思う人もいるでしょう。
購入に至ったポイントとして、3.5mmステレオミニプラグとTypeCケーブル両方での有線接続対応機能があります。
3.5mmは勿論ですがTypeC接続が謎にかなり高音質というか、音の圧が強くて楽しいです。右出しになってしまうのだけは唯一個人的に弱点ですが。

本革感がすごい

見た目は非常に重厚感のあるいかにも高そうな雰囲気。
まずレザーパッドのレザーが全然違う。ふにゃふにゃと柔らかいのが当たり前だと思ってたら硬い。でもまったく嫌な硬さじゃない。
ラムレザーらしいですが皮の厚みが段違い。中のクッションは勿論柔らかいので、装着感は非常にいいです。
おじさんなのでヘッドホンを外すとパッドが脂でテカテカするようになってしまったんですがラムレザーの品質なのか殆ど光ってない。弾いてる?
真夏の環境ではまだ使っていませんが、ヘッドホンの上部に大きめの開口部があるとはいえ密閉型なので多分キツイと思います。
そこでクーリングメッシュイヤーパッドなるものが入っています。ほんのり冷たいジェルが入っており、表面もハニカム模様のメッシュ素材。
夏用のイヤーパッドが付いているとはさすが高級機。
専用アプリにはパッド別のチューニングもあるという凝りようです。レザーに比べると少し密閉感が薄れるとはいえ、公式に用意するとは。

付属品として最初から付いてきます


音質としては無線でも有線でも流石の音。
平面磁界型ドライバーを搭載したイヤホンはそれなりに聴いてきましたが、ハイクラスのヘッドホンとなると初体験でした。
解像度が非常に高く、イヤホンにも全く劣らない。それでいて刺さりや平面駆動でたまにあるいやらしいむず痒さがない。
密閉型なのでサブベースから余すことなく低音をぶち込んでくるような重さもあります。
やっぱりイヤホンの方が構造的に低音はイイ!と思ってますがS5で変わりました。シアタールームで見るような空間+重さのある低音をしっかり感じます。
キックやミドルはそこまで目立つようなボリューム感ではないけど必要十分以上には出てる。
買う前にいろんなレビューを見て低音が弱いと言ってる人もいたんですがワイヤレスの品質が弱いか、3.5mmプラグをアンプ無しでつなげたりしてたのか。
そういう理由なんじゃないかと思ってしまう程度にはちゃんと低音も強いです。
ライブ音源だと気持ち過剰なくらいどっしりと、それでも解像度は平面磁界型ドライバのおかげで高め。分離感は接続にもよりますがこちらも高いです。

中高音はいかにも平面磁界型ドライバな粒の細かさ、キレが凄いです。
VCで喋っている相手の声ですら「なんか解像度たけぇな」と思ってしまうくらいに強い。
ゲームにおいては空間の把握も広く取れてると思います。前後左右は勿論斜め上とか捉えやすい。
ギターの気持ちよさは特筆もの。キレよく力強く、太さもあるのでシャリシャリ煩いとかじゃないパワーが乗ってきます。
スラッシュメタルやハードロックは特に気持ちよく聴ける。
ダンスミュージックでもサブベースの重さとシンセ等のキラキラサウンドが広めの空間を埋め尽くす。
ヴォーカルも上下のパンチが強い中でしっかりと伸びて前に出てきます。女性ヴォーカルは勿論男性ヴォーカルもいける。
コーラスや複数ヴォーカルの曲も普段より細かく聴き取れて楽しいです。
強いて弱点を上げるなら金管楽器や木管楽器も解像度がバリバリに高いので、しっとりとしたジャズクラにはリラックス感が足りないかも。
個人的には特に気になりませんが。とにかく何を聴いても楽しい、派手な傾向。

ヘッドホンなのでイヤホンと違って空間的に余裕があるせいか、意外と聴き疲れする感覚は少ない。
でもyoutubeでトークメインの配信を見続けてると少し疲れる。

一番の問題点は重さ。
オーバーイヤーヘッドホンだと250g前後が多い中、S5は347g。1.5倍近い重さ。
ヘッドバンドの構造もシンプルなもので、重さがモロにくる。
自分は肩がこるまでいきませんが、外した時に頭軽っという感覚がはっきりとある。
側圧が強いわけでもないので、首を上下に動かす分には良いが左右に動くと一瞬ズレます。戻るから良いけど。
約350gの結構な重さがあることは要留意。重いヘッドホンが苦手な人には向きません

そこに目を瞑れるならば現在はセールでそれなりに安くなることもあるので、結構誰にでもオススメできる密閉型ヘッドホンです。
最初はワイヤレスで使ってたけど2mくらいのしなやかなTypeC接続で使うと部屋で使う分には席から動けるし何も困らない。
繋いだうえで電源ボタンからオンにする必要があるけど、ケーブルを抜くとそのまま電源オフになるのも使いやすい。
有線なんだから当たり前なのかもしれないけど、ワイヤレスより音がより太く強くなるので最近はずっとTypeCです。
3.5mmも悪くないけどちょうどいい長さのケーブルがなく、どうしてもケーブルは左出しにしたいとかアンプを活かしたいとかでなければTypeCで良い。

後は真夏にクーリングメッシュイヤーパッドがどの程度通用するのか。試して追記か別途つぶやくかも知れません。



総評
個人的好み度:10点満点中/11点
完成度:10点満点中/10点

SOUNDPEATS Q3Pro 13mmDD搭載の廉価版

 

今回ご紹介するのはコチラ(楽天市場リンク)(yahooリンク
アリエクでコイン割が非常に効いてお安かったのでうっかり購入してしまったTWS。Q3Pro。
日本では取り扱いがないのかなと思いきやyahoo、楽天ではありました。
楽天のほうが紹介途中で違う商品の画像が2枚も掲載されてるあたり本場もびっくりの雑さを感じます。




作りとしては比較的いつも通り。
ケースは前面開きではなく普通の形状。上だけツヤアリで下がサラサラ素材。
指紋が目立つけど地味に開けやすくていいですね。
楕円形の短めノズルなので装着感はちょっとクセあり。個人的にはやはり真円が良い。
角度を調整してうまくハマれば痛みやキツさは殆ど無いです。

装飾やカラーリングは地味ですがスペックは比較的最近出していることもあり高め。
・bluetooth6.0
・ANC無しで単体最大10時間再生
・IP55の防水性
・低遅延ゲーミングモード


LDACのような高音質コーデックには非対応ですが、しっかりと効くANCもあるのでサブ用としては十二分な性能。
個人的にはANCすらあまり使わないのですがbluetoothのバージョンが新しいおかげでバッテリー性能が長いだけでも満足。

DDの磁力で本体同士が惹かれ合う

音質としては13mmのダイナミックドライバーを活かした低音重視サウンド。
分離感は並以上にあるのでキックのあたりがとにかく前に出てくるド低音でも中高音ははっきり目に聴こえます。
解像度は並。お値段や1DDであることを考えるとこちらも十分。
公式アプリで調整も出来るので低音をスッキリさせたい人はこちらから調整可能。8バンドもあるので結構いじれます。
屋内で使うなら低音そのままで中高音を上下に波つけて上げたほうが長時間使いやすい音に。
外で使うならそのままの方がちょうどいいかなと思いました。

ムービーモードという包みこまれるようなサウンドモードもあります。
ホールの真ん中で聴いてるようなサラウンド感はありますが多少音にエコーがかかり不自然な時もあるので
本当に映像作品を見る時ような感じ。

定価は4780円。クーポンで大幅値引きが入ることもあるようなので、楽天を普段から利用してる人は楽天で。yahooの方は上限付きですがクーポンが現在も出てます。
そうでない人はアリエクで少なくともこれより安く入手可能。私はクーポン+コイン割で千円台でいけました。
無論技適はちゃんと登録あります。
公式アプリでもきちんとファームウェアアップデートまで含め対応。
ゲーミングモードはFPSくらいなら問題なく使えます。

バッテリー持ち重視でスティック型のカナルTWSをちゃんとしたブランドで欲しい!という人には非常にオススメ。
いつものイヤホンをうっかり忘れてしまった時用に鞄や職場に忍ばせておくのにも良いですよ。


総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

KEFINE Klean DLC振動板採用1DDの金属ホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
KEFINEという当ブログでは初めて出てくるブランドの10mmサイズの1DDイヤホン。Klean。
先月のアリエク大型セールで「とりあえず久々に1DD欲しいな」と思い選んだのがこちらでした。



0.78 2pin端子で金属製のコンパクトな筐体。
1DDとはいえ薄さも含めてかなり小さめです。それでいてノズル根本にはそれなりに膨らみがありフィット感は良好。
ノズル先端が交換可能な機構になっているのですが、かなりいかついギザギザ加工の凸になっています。
普段内径大きめのイヤピを使ってるので気にしませんが細いタイプを使ってる人は気を使いそうですね。
ただノズル根本の膨らみと先端のひっかかりのおかげで安定したフィット感にも繋がっています。
亜鉛合金系なのか小さくても重めなので、加工によってはスルスル滑ってイマイチになるところがしっかりカヴァーされている。


フェイスプレートはレーザー刻印でしょうか。クロスした網目のデザインにブランドロゴがドーンと乗ったシンプルさ。
六角形になっていますが角は丸く加工されているので耳が痛くなるようなことは無いです。
内側にネジが付いていますがこれは筐体の結合を高めているだけで音響パーツではない。
外側にあえて見せるようなネジは定期的に見かけるけど内側にあるのは珍しいかも。特に装着に影響はありません。

ノズルの先端だけ交換出来るタイプ

音質としては1DDらしいパンチと、締めるところは締めた弱ドンシャリ。
高評価が多かったのもこちらを選んだ理由だったんですが噂に違わぬ出来。
サブベースやキックは出しゃばらないが下の方でちゃんと鳴っており、中高音が明るい曲でも全体を締めている。
ボンボンと出てくるベースラインはないけど力強さはちゃんとあります。
ロックでもダンスミュージックでもこれくらい出れば良いか。というラインにかかってきます。
曲によってはドラムのフロアタムもしっかりドンッと出てくる。

中高音は解像度が高いながら刺さりはなく、分離感も良好な爽やか系。
ハイブリッド系のキラキラとした広がりのある強調とは異なる、適度なまとまりを感じます。
女性ヴォーカルはグループ合唱でもそれぞれの声が聴き取りやすい。伸びもそこそこ。
男性ヴォーカルも少し爽やかに鳴る傾向はあるがある程度の熱量もこなせる。
ダンスミュージックのキラキラとしたシンセサウンドやギターは1DDらしくシャキッと出ます。
スピード感のあるメタル系も良し。
フィルターをブラックの方に変えると中高音全体が持ち上げられ、低音は相対的に若干弱くなります。
個人的には標準フィルターの方がゲームも音楽もこなせて好み。
ブラックにすると標準フィルターなら気持ちよく伸びるで済むところがちょっとピキッと来ます。パンチ重視ならアリ。


完成度の高い出来れば金属製の、5千円以下で買えるチャンスのあるイヤホン!という条件で色々漁った結果ですが
結局KEFINEというブランドが中々強い。Deiciとか前々から気になってはいたけど、中華らしくすぐ新作出るから
どこかで激安チャンスがあれば~というところでKleanがジャストでした。
日本Amazonでも五千円切ってた時があるので狙っている人はアリエクだけでなくそちらも要チェック。

こういうのが欲しかったんだよ!という欲にピッタリハマったのでそういう意味でも気持ちよかった。
1DDだけど抵抗は32Ωと少し高めなので、BTモジュールだとちょっと音量は取りにくかったです。個人的にここだけ残念。
寝ホンに使える薄コンパクトさなので、そういう用途でもオススメです。


総評
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点

CCZ CZ12 1BAを足して帰ってきたアイツ

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク

昨年末にレビューをしていたハイブリッドイヤホン、CZ10に早くも次作機がリリース。
デザインやDD等、基本的な構成は同一のまま1BAをプラスして帰ってきました。 名前は何故か2つ増えてCZ12【PR】 @KeephifiO様からのご提供となります。

 


 qdc端子で重みのある亜鉛合金ボディなところは変わらず。
少し長めのノズルで、角度は緩いので短めのイヤーピースを付けて奥までぐっと突っ込むと良い感じです。
重さ故に大きめのイヤーピースや長さのあるタイプだと歩いてるだけでイヤホンがふんわりと揺れてしまう。
内側はなだらかなので食い込みがなく、ガッチリ支えるには奥に突っ込んで安定させるしかない感じです。

手前のベント埋まっとるやないかい!

ちなみにこちらはCCZ10

ベントも同じく2箇所。内側のノズル根本とDDの真上あたりに1箇所ずつ。
私のものは個体差でR側のベントが1箇所、多分塗装が付着したのか埋まってました(
レジン充填のイヤホンとかってたまに圧がかかりすぎて装着時にミチっとした音や振動板?が変形するようなポインッて音がするんですが
私のCZ12は右側だけこの現象がおきます。
正直音質に関してはわかりませんでしたが、なんか右だけ少し圧強いな?と思ったらまさかこんな個体に当たっていたとは。


フェイスプレートのデザインはモチーフこそ同じ歯車ですが結構変わっています。
CZ10では青いドット塗装が付いていましたが本作は緑。
あまりに似てると判別が付きにくいけどFPさえみればすぐわかりますね。

音質としてはCZ10に比べ若干ミドル上がりになったドンシャリ。
BAが増えたことで余裕をもたせるのではなく、せっかく増やしたんだから元気良くしちゃいました!というノリを感じる。
低音はサブベースからミドルまで少々強調されているがしつこくない。
金属筐体によるソリッドさと、今回中音域が強くなったことで相対的にスッキリ感が増した。
うねるような重みはCZ10の方がありますが、よりバランス型な低音域になっています。

中高音はキレ良く、分離感も良く。そこにパンチが足されました。
ちょっと前のKZにあったようなザ・ハイブリッド的な強調の仕方。
BA増やしたんだからもっとパワー載せようぜ! ただし崩壊はするなよ!とギリ理性を残した暴れん坊です。
女性ヴォーカルに関しては時折キツく伸びてくるところはあるが、それでも刺さりはしない。半歩手前くらい。
CZ10だと少し優しいなと感じていた伸びがグンと出てくる。
キラキラしたシンセが流れるダンスミュージック等は顕著に綺羅びやかになりました。
ギターに関しても分離感は保ったままキレが増し、ハイブリッドイヤホンらしい派手さがある。

低音域が相対的に弱く感じる分、あの締まりがありながら出音に重みのある感じがよかったのに!
と感じてしまう人もいるとは思う。
そういう意味では中途半端にお利口さを出すのではなく、
ちょっとギラつかせるくらいでちょうどいいと言わんばかりのチューニングは気に入りました。
CZ10で中高音が物足りないと感じた人ならきっとハマる。
個人的にはCZ10をかなり気に入っていたので現状は僅差でCZ10。
ただヴォーカルの気持ちよさは間違いなくCZ12なので難しいところです。

次はCZ20くらいのネーミングでマイクロプラナーとか追加して、DDは2発にしてこの元気さに更なる深さとスムースさを加えた暴れん坊を出してほしいですね。

総評
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点

TWISTURA Beta Flagship 11mmガラス振動板採用の1DD

 

今回ご紹介するのはコチラ(TWISTURA公式)(TWISTURA AliExpress公式
TWISTURAより発売された、平面ガラス振動板を採用した金属製1DDイヤホン。Beta Flagship【PR】
多分初めて、SNS経由ではなく当ブログのメールアドレスから公式よりご連絡いただきました。感謝。



凹のある0.78 2pin端子。軽量なアルミニウム合金のボディは以前レビューした同ブランドのWoodNoteと同一かと思います。
マットな質感で重厚感はあるのに軽いので装着感は快適。長時間使用も問題なし。FPのデザインはロゴを中心に階段状に段差が付いています。オシャレ。
ベントはDDの真上のあたりと、側面pin傍に大きなモノが1個。このあたりもWoodNoteと同じですね。それなりに音は漏れますがノズルの方向的に思ったよりは周囲に響かないかも。
異なるのはボディの厚み。同じ1DDでありながらBetaは少し厚みがある丸みを帯びています。
個人的に注目したのはノズル根本。Betaも引き続きノズル交換ギミックを搭載しているのですが、
装着部分にぐにゃりと曲がった角度が付いている。
このギミックのあるイヤホンはほぼ真っ直ぐな角度のノズルになっていたので、ココは違いを感じました。
角度のお陰で耳への収まりが向上し、安定感がだいぶ増していると思います。

交換ノズルは短め

ノズルに関しては3種。最初から付いていた金色はヴォーカル重視、黒っぽいノズルがインスト、銀色がスタンダード。

公式より引用

公式のグラフを見ても音の変化はそこまで大きいものではありません。
構造を見る限りはノズル先端内側に付いているフィルターの厚みによる調整。



付属品は3.5mm&4.4mmデタッチャブルケーブル等の他、おしゃれなカラーリングのケースとイヤーピース3種。
イヤーピースのケースは側面がないタイプなので油断するとイヤピが飛び出てきます。持ち歩きには全く向いてない。
標準的な作りのイヤピの他、他ブランドで見たことのある物も。
個人的には角笛のような全長長めのイヤピの方が相性良さげ。

音質としてはクリアな響きと残響感が綺麗なサウンド。
低音は控えめな傾向。サブベースは「出せる」という感じ。普段はあまり前に出てこない。ライブ音源やダンスミュージック等の
低音が盛られている楽曲だとちゃんと重く響いてきます。
キックからミドルにかけては段々スッキリとした鳴りに。あまり響かない。古いロックだとベースが全然ブルブルと来ないので物足りないかも。

中高音はスタンダードノズルの時点で主役。
ガラス振動板と金属筐体の織りなす技なのか、分離感とクリアさ、残響感のレベルが高いです。
ハイブリッドイヤホンでは中々お目にかかれなさそうなナチュラルさ。
かといってモニター的かと言われたら異なる。リスニング向けな音のパンチはあります。
女性ヴォーカルやピアノ物が好きな人ならかなり刺さりそう。
スネアやクラップのパンッという音がとても良い。
ギターの分離感も気持ちいいがここは楽曲によって太さが足りなくて物足りなさも。

インスト、ヴォーカルノズルはこの中高音域を僅かに持ち上げていく。
はっきり言って大きな差ではないのでスタンダードでピンときたらスタンダードで良いとは思う。
金属的でありながら刺さりはないので、刺さるくらいの中高音が欲しいんだと思ったら段階的に変えていく。そんな具合。

低音が盛られたイヤホンを聴いてばかりいた自分でもこのクリアサウンドは魅力的。
ミドルベースの辺りが細いのは注意点。味付けが濃くないので楽曲の粗が出やすい部分もある。
多ドラの密度も良いですが1DDでクリアな音が好みという人ならBeta Flagshipは非常に強い選択肢だと思います。



総評
個人的好み度:10点満点中/8.5点(楽曲によっては10点が出る)
完成度:10点満点中/10点

FIIO AIR LINK 小型のbluetoothトランスミッター

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
FiiOより昨年発売された小型のbluetoothトランスミッター。AIR LINK。
個人的にBTA30PROがうまく動作しないことが多かったのでFiiOには苦手意識があったんですがスペックの割に安かったので買ってしまった。

スペックとしては
・QCC5181搭載
・Bluetooth6.0
・LDAC以外にもaptx Adaptive、Lossless等にも対応



USB端子が側面にあるので使いながらスマフォを充電も可能。
大きめのLEDでコーデックがわかりやすいのは良い。

ちなみにLE Audio技術については未だAmazonのページには記載してますが公式だと非対応と訂正されています。

私の使い方としてはスマフォではなくPC用。
ただしスマフォ専用アプリでコーデックのオンオフ等細かな設定が出来るのでそちらも導入は必須レベル。


左からAIR LINK、BT-W6、QCC以下略



一応、現時点で手元にある同じようなデバイスを揃えてみました。
AIR LINKは大きいです。 スマフォに普段から繋げっぱなしに出来るかと言われたらNo。
この点QCC Dongle Proはやはり理想的な大きさです。
軽さは見た目以上に軽い。樹脂製なので丈夫さに関しては微妙。頑丈な構造と謳っていますが
この点は他と同じく値段の割にちゃっちぃ印象でした。

bluetoothイヤホン、ヘッドホン様々なものを使ってきましたが基本的にはどれもバッチリ動作。
BTA30 proは使い始めこそ良かったんですが途中から本当に繋がらなかったり、繋がってもSBCだったりとても困る代物だった。それから比べると驚きの安定性。
bluetooth6.0だけあって接続強度もLDACですら強い。ドア1枚隔てて数歩歩いてても途切れません。
ライトはLDACだと白に点灯するんですが、この点灯が再生中のみ光るのはちょっと謎仕様。
音楽や通話が止まると待機中というか、別の色になってしまうので「LDACじゃないっけ?」と少し混乱する。ずっと接続中の点灯で良いんですけどね。

側面のボタンでLDACでも接続優先モードを選択できるので、安定しないからスマフォにつなぎ直してアプリから設定いじるか。。。ということをしなくてもOK。
この点はボタンのないQCC Dongle Proにはない快適性。

音質に関してもやはりSBCよりは断然情報量があります。
遅延に関しては接続するイヤホン、ヘッドホンのスペックもあるので一概には言えませんがゲームモード搭載のデバイスなら結構いけます。
メディアプレイヤーで動画を再生する時は明らかにリップシンクしてないなぁと思う時はある。youtubeでは気にならない。

大きさからスマフォに繋ぐのは個人的にありえないが、PCで使う分には全く問題ない。
creativeのBT-W6も所持していますがこちらはLDAC非対応。
最近はイヤホン、ヘッドホン側もLDACに加えてaptx Adaptive対応が当たり前レベルになってきてはいますがやはり多いのはLDAC。
PCで使うにあたって1個で大体のコーデック対応してるのが欲しいぞという人ならAIR LINKが良いと思います。

ただAmazonを見るとやはりというか、相性によっては安定しないようなので今回たまたま自分は問題なかっただけかも。
まぁこの手のデバイスでは非常に環境差は大きいものです。
物理ボタンとかいらないからとにかくスマートな方が良い、スマフォやタブレットで使うという人はQCC Dongle Proがオススメ。
BT-W6含めどれも1万以下ではあるので、機材と今までのメーカー相性を確認しつつ最適解を探すか自分のように「全部買っちゃえ。」か。
ココ1年で一気に充実してきたので個人的には3つ揃えても満足感高め。



総評
個人的好み度:10点満点中/10点(BTA30 proと比べて天と地ほどの差がある)
完成度:10点満点中/9点 価格を抑えてるのは強いが安っぽい印象が強い

SOUNDPEATS Cove Pro チタンコート振動板採用のワイヤレスヘッドホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
SOUNDPEATSより2026年にリリースされた新作、今回はヘッドホンシリーズから出ました。Cove Pro【PR】

10%OFFクーポンコード:SPMSJCP02
利用期間: 2026年02月05日(木)09:00~2026年03月02日(月) 23:59
セール期間中でも適用されるとのことですので、ぜひご利用ください。


・Bluetoothバージョン6.0
・プロテインレザー+メモリーフォームによる装着感向上
・有線にも対応
・最大95時間再生のバッテリー




見た目はシリーズでそこまで大きくは変わらず。
R側に各種ボタンが設置されています。この前も全く同じようなボタンを見たって言う人は気の所為です。
重さは250gと、ちょっとだけこの手のものとしては重め。
装着感に関しては調整バンドにステンレスが仕込んでるだけあってカッチリ決まる。
メモリーフォームが程よい弾力性があるので密閉感がより強いです。
ただ頭頂部のクッションが少し生地にハリがある影響で頭に載せたとき「コツッ」とぶつかるような硬い間隔がある。
個人的にここはもっと柔らかいか、そもそもクッション無しで全体的にピタッと収まるほうが好みかもしれない。

音漏れは普通。 密閉感は強いがある程度筐体自体から響いて漏れる感じ。
10分の充電で11時間再生という急速充電も可能ですが、USB-Cケーブルにより有線接続も対応。
ただし付属品のケーブルはあくまで充電専用なのでデータ伝送に対応したケーブルが別途必要な点は注意。

今作も勿論公式アプリ(青い色の方)対応。
カスタムイコライザーは勿論、AndroidならLDAC設定(デフォはオフ)も出来るので必須。
新製品とはいえファームウェアアップデートもすぐ出てることがあるのでまずは導入がおすすめです。

音質としては密閉型らしい低音の響きが強いドンシャリ。
サブベースはそこそこにキック、ミドルが一番前に出てくる印象。ベースラインやドラムのタムがドコドコと響いてきます。
一番存在感がありライブ音源やダンスミュージックだと中音域を少しマスクしてしまうのでこの辺りはカスタムイコライザーで調整がオススメ。
ちょっと下げるだけでボワ付きが緩和し、相対的に中高音の存在感が増します。

中高音は分離感が非常に優れており、ギターもドラムの金属類もちょっとイコライザーをいじる程度では崩壊せずシャッキリとした音を出してくれる。
デフォのEQだと低音に喰われて存在感が少し遠いんだけども、微調整で一気に前に出ます。
アコギやピアノ、電子音のキラキラ系も実はちゃんと鳴っているので、イコライザー調整後はイヤホンに負けないくらい各種音が聴き取りやすいです。
スラッシュメタルでも低音のドコドコ感とギターのキレキレ感がいい塩梅ですよ。

密閉型で少しドーム会場のライブをみているようなこんもり感はありますがどうしても開放的な抜けが欲しいという人でなければ気にならない範囲。
特にゲームだと細かい音が聞き取りやすく、建物内でうっすら聴こえる敵の足音にもちゃんと気づけます。
LDAC+ゲームモードで使用していますがFPSでもそこまで気にならない遅延。
電波強度もFIIO AIR LINKと繋いでますがバッチリ。BTA30Proの時はうまくつながらないとか、アンテナある割に強度微妙だなと思っていたのが嘘のよう。
扉1枚隔てて数歩離れても余裕で繋がってます。

この出来栄えで通常価格は8980円。
2/7現在でいうとちょうどセール中なので7590円。
さらに冒頭のクーポンコードを適用すれば6831円!

新作としてここまで安くなるならとてもコスパは良いと思います。バッテリー駆動時間が100時間越えてるとなお良かったですが、オススメです。

総評
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点