TRN CS1 ダイナミックドライバ一発の低価格イヤホン


今回ご紹介するのはTRN CS1 10mmのDD一発のシンプルイヤホンです。
TRN Official Storeより提供して頂けましたので、当ブログ初めての自費ではないイヤホンレビューになります。

ボディは背面が銀メッキですが全て樹脂ボディ。CCA12に近いコンパクトなボディサイズなので小さめのイヤーピースで
奥までぐいっと押し込まないと少しスペースを持て余してぐらつくかもしれません。
珍しく0.75の2pin仕様。



音質としてはDD一発らしい太めの低音を中心に、一歩距離を空けて中音、さらに二歩空けて高音が並んだバランス。
背面のベントは伊達ではなく、全体的に音の開放感があります。そのため密閉型に比べると低音の量感は少し控えめに感じるかもしれません。
10mmの大型ドライバーなのでそこはイコライザーで調整しても割と自然に盛れます。
中高音は1000円前後のイヤホンとしては健闘している解像度。低音に飲まれずキチンと独立しています。
エージングやリケーブルで若干変わりますがpanasonicのHJ~150シリーズを思い出す、価格の安さと音楽の聴きやすさを両立したお手頃イヤホンですね。見た目がギラギラでリケーブルが出来る分、メリットはしっかりとあります。


現状amazonでは取り扱いがありませんので、アリエクのみのリンクとなります。

TRN CS1リンクはこちら  6/26午後3時59分までsummer sale!

総評
オススメな人:運動中等、多少雑に扱っても良い価格帯で、でも見た目はしっかりとカッコイイものが欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/6.5点
完成度:10点満点中/10点(10ドル前後という価格を考えるとこれ以上は望めないと思います。)


TRN ST2 コスパ満点 廉価ハイブリッドの新星

 

今回ご紹介するのはTRN ST2 定番のqdcピン仕様。
ST1は未所持ですが1DD+1BAハイブリッドの廉価版の新作ということで早速手を出してみました。
内側は出っ張りのあるかなり凸凹としたデザイン。ノズルが長くボディはやや薄めでスポッと耳に収まります。
出っ張りの部分が人によっては痛みを伴うかもしれません。個人的には左耳だけちょっとこの出っ張りが痛い。
無色透明のスケルトンデザインとスモークブラックのような2色展開。シンプルなデザインながらスリムで今までの廉価イヤホンよりスマートに見える。



音質としてはハイブリッドらしいシャキシャキの中高音に10mmのDDがどっしりと低音の土台を作ったサウンド。
しかし今まで私が試してきた廉価ハイブリッドとは1段垢抜けたようなスッキリとしたハイファイサウンドを聴かせてくれます。
やや線が細く腰高気味ではあるが、刺さる手前までキッチリと出る粒立ちのある中高音。
重低音からミドルベースまで幅広く、部分的に突出すること無くバランスよく伸びるベース。
何より音場がやたらと広く感じます。一聴した瞬間「凄い廉価ハイブリッド来たな」と思いました。
ZSTXやZSN pro Xも楽しく聴ける良いイヤホンですがST2はそこに繊細さと音場の余裕を付け加えた
ハイファイなイヤホンです。

KZ系のギラギラした漢らしい見た目、ゴリゴリに迫ってくる音は好みではない。もう少しバランス良く綺麗に聴かせてくれ!
という人がいたら絶対にコレです。
これで価格が40ドル前後だったら「DQ6の良いライバルかもしれない」と思うところですがアリエクだと15ドル前後。
コスパが高い高いと言われる中華イヤホン系の中でも群を抜いたコストパフォーマンス。
今後オススメの安い奴教えてと言われたらまずこいつを教えます。
久々に一聴した瞬間ワクワクするイヤホンでした。


総評
オススメな人:安価でハイファイなイヤホンが欲しい人。スケルトンデザインと聞いたら黙っていられない人。
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点


SOUNDPEATS sonic pro デュアルBA搭載のTWS

今回ご紹介するのは久々にTWS。SOUNDPEATSのsonic proです。

Qualcomm3040という最新のチップを搭載したモデルで、通信品質や音質も向上。
バッテリー性能は15時間と、一昔のTWSは10時間でも珍しいくらいでしたがとうとう半日を超えるスペックも出ました。
中華TWSはドライバーを詰め込んでるとはいえ未だに3,4時間のモデルが多いのでこのあたり追随してほしいですね。

creativeのOutlier Airのような、耳の穴に沿うように長く伸びたボディが印象的。
イヤーピースはノズルが短いタイプを使用したほうがバランスは良さそうです。
ドットスパイラルでもそこまで問題ありませんが奥まで突っ込めない分、若干耳の穴にボディが引っかかるような感じになりました。
激しい運動をしない限りは外れないです。
ただ、ケースへの収納の関係でドットスパイラルのような軸が太めのイヤーピースだと充電端子から微妙に浮いてしまうので
大きめのイヤーピース等を使っている方は要注意。
充電ケースは端子が今どきらしくType-C。なんとワイヤレス充電対応もしています。



スイッチは誤作動の少ない物理式になっており、操作音が無音なのも良い点。いちいちデカイ電子音は必要なし。
充電中はロゴがオレンジ色に点灯。わかりやすいかつちょっとカッコいいですね。
ケース本体はインジケーターが1個しかないのでバッテリー残量がわかりにくい点が少し残念。

音質としてはBAドライバー2基のみということを感じさせないバランス型。
中高音は刺さりこそありませんがBAらしい繊細さと粒立ちがあります。
低音は主張こそ少ないものの量感は並にあり、クラブ系やメタル系でズンズンと響いてくれないと困る方でない限り十分。
フラットにバランス良く楽しみたいのに近頃のイヤホンはドンシャリばかりで疲れる!という方には良いかもしれません。

一時期のSOUNDPEATSは中高音に妙な主張があり、耳が痛くなるような音だったので敬遠してたんですが
こちらは優等生なバランス型で良い感じでした。

総評
オススメな人:長時間バッテリーの持つTWSが欲しい、迫力のあるドンシャリではなくフラットな傾向のバランス型が欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/6.5点(やはり低音好きとしてはもう少し低音があるとより良かったです 今後ハイブリッド型に期待)
完成度:10点満点中/8.5点(多機能で小型にまとめ上げている。物理スイッチなのも◎。ear funやedifierも良いですが流石の品質です)




KZ AST 片側12BAドライバー搭載のモンスターイヤホン

今回ご紹介するのはKZ AST 2つで合計24このBAドライバーを搭載した特盛イヤホンです。
最近はDD単発等シンプル目なイヤホンに寄っていたのですがこんな特盛イヤホンが発売当初クーポンがあるとはいえ1万ちょっとで手に入るのは手頃だったので手を出してみました。
KZと言えば外出用に愛用しているDQ6や、今は手放してしまいましたがZAX等 派手めに音楽を楽しむならコスパ抜群のイヤホンが数多くありますが今作はどんな雰囲気なのか。。。
左:DQ6 右:AST

ケーブル端子はqdcタイプ。ボディは背面が金属プレートになっており小さめのベント穴。
特筆すべきはやはり12BAを詰め込んであるだけあるボディの大きさ。
DQ6も大きめでしたがコイツはさらにデカイ!! 分厚さが半端ないです。
装着感としてはDQ6よりも内側の凹凸が若干少ないおかげで異物感は案外少なめ。
分厚さが凄い分、耳からは大きくはみ出ます。
また、イヤーノズルもDQ6と同じく短め。 付属イヤピも軸部分が相当短いタイプです。
finalのEタイプのような軸が長いのを使っている人はカットしないと装着が厳しいでしょう。

背面側の盛り上がりが凄い...


肝心な音はどうかというと。
思ったより大味。

ZAXのように解像度がずば抜けて高い訳でもなく、TRI-I3のように音場の広さがあるわけでもない。
低音も中高音もそれぞれにある程度主張はあるのですが全体としてちぐはぐというか。
特に高音はちょっとお粗末。粒が荒くてバッキングギター等は曲によってノイズ感すらあります。
悪い意味でDD単発感がある高音。2枚くらい布をかけてる印象です。

低音~中低音にかけてはBAのみとは思えないしっかりとした量感があり、バランスとして腰高でもない。
全体を支配してモコモコとさせるほど出しゃばらない程度に締まりもある良い感じの音。
中音域は男性、女性Vo付近も低音に負けず主張してくるが、狭さを感じる窮屈な音。天井の低さを感じます。


現時点で確認出来る他の方のレビューでは「モニターライク」という言葉があったりして
比較的良い印象がありますが自分の環境の問題なのか、正直期待していたハードルが高かった分
う~んという感じ。
ASX等は通っていないのでちょうどいい比較対象がいない分感じ方が大分異なっているのか。

ZAXは粒が細かく、それでいて刺さらずちょうど良いバランスで音楽を楽しく聴かせてくれる
優秀なパンチ力のあるイヤホンでしたがそれに比べて個人的な格は大分落ちます。
私がZAXを手放した理由は音がクール系過ぎて楽曲に寄ってはモニター的でつまらなく聞こえてしまったり、
背面にあれだけベントのような穴があるにも関わらず音の広がりが標準的なものに収まっていたことでした。

今までに使ったことのあるBAオンリー機はBGVP Q2がありますがあちらも思い返すとBAオンリーとは思えないしっかりとした中低音が魅力でしたが
全体としては同じようなモッサリとしてイマイチなものでした。


ASTはBAオンリーとは思えない迫力があり、
音場はckxのように縮こまることもなくある程度はそれぞれ音の距離感にゆとりがあります。
ただ全体的な音がモッサリとして聴いてて楽しくないです。
今までで一番の多ドライバーイヤホンかつBAオンリーなのでどんな面白い音か、あるいはまとまった綺麗な音かと、
どちらに転んでも楽しみだと期待してただけに寂しい感覚。




総評
オススメな人:BAオンリー&多ドライバーのロマン機を試したくてしょうがないイヤホンフリークな方。試行錯誤して遊ぶのが趣味に近い方には、いじり甲斐のあるじゃじゃ馬なのかもしれません。
個人的好み度:10点満点中/3点。
完成度:10点満点中/無評価




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