TRN ST2 コスパ満点 廉価ハイブリッドの新星

 

今回ご紹介するのはTRN ST2 定番のqdcピン仕様。
ST1は未所持ですが1DD+1BAハイブリッドの廉価版の新作ということで早速手を出してみました。
内側は出っ張りのあるかなり凸凹としたデザイン。ノズルが長くボディはやや薄めでスポッと耳に収まります。
出っ張りの部分が人によっては痛みを伴うかもしれません。個人的には左耳だけちょっとこの出っ張りが痛い。
無色透明のスケルトンデザインとスモークブラックのような2色展開。シンプルなデザインながらスリムで今までの廉価イヤホンよりスマートに見える。



音質としてはハイブリッドらしいシャキシャキの中高音に10mmのDDがどっしりと低音の土台を作ったサウンド。
しかし今まで私が試してきた廉価ハイブリッドとは1段垢抜けたようなスッキリとしたハイファイサウンドを聴かせてくれます。
やや線が細く腰高気味ではあるが、刺さる手前までキッチリと出る粒立ちのある中高音。
重低音からミドルベースまで幅広く、部分的に突出すること無くバランスよく伸びるベース。
何より音場がやたらと広く感じます。一聴した瞬間「凄い廉価ハイブリッド来たな」と思いました。
ZSTXやZSN pro Xも楽しく聴ける良いイヤホンですがST2はそこに繊細さと音場の余裕を付け加えた
ハイファイなイヤホンです。

KZ系のギラギラした漢らしい見た目、ゴリゴリに迫ってくる音は好みではない。もう少しバランス良く綺麗に聴かせてくれ!
という人がいたら絶対にコレです。
これで価格が40ドル前後だったら「DQ6の良いライバルかもしれない」と思うところですがアリエクだと15ドル前後。
コスパが高い高いと言われる中華イヤホン系の中でも群を抜いたコストパフォーマンス。
今後オススメの安い奴教えてと言われたらまずこいつを教えます。
久々に一聴した瞬間ワクワクするイヤホンでした。


総評
オススメな人:安価でハイファイなイヤホンが欲しい人。スケルトンデザインと聞いたら黙っていられない人。
個人的好み度:10点満点中/9.5点
完成度:10点満点中/10点


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