NICEHCK NX7 PRO カッチカチ寒色系高解像度イヤホン


今回ご紹介するイヤホンはNICEHCK NX7 PRO。4BA+2DDのモリモリ構成。シンプル系が続いてましたが久々のハイブリッド。そしてハイブリッドらしさ全開の尖ったモデルです。

 0.78の2pinプラグで、メタリックの背面カバーは交換可能!付属のケーブルも16芯でちょっとした高級機ですね。ケースもしっかりとしたものが付属します。

このNX7シリーズは無印、PRO、mk3と3タイプ存在しています。どれも興味はあったのですが、かなり尖っている音質というレビューが多かったので後回しになっていました。今回は福袋でこのPROが激安&生産終了するとのことでこれを機にゲットしました。

尖った音質シリーズの中でも無印はやや薄味、mk3は良くも悪くもまとまり重視。PROが一番暴れん坊。という噂なので24時間程度エージングとしてから音質チェック用に使っている楽曲でいくらか試聴してみました。

装着感としては思ったよりボディが薄めなのでイヤーピースに大きめなものを使っている自分には若干浮く感じ。CCAのイヤホンに比べると薄く幅のあるボディです。 

肝心の音質ですがかなりのパンチです。愛機TRI-I3に比べると音場がかなり密な印象。モニターのようなクッキリとした解像度の中高音に、低音域も想像していたよりかなり前にグイグイ出てきます。

初めは少し刺さり気味かな。と思ったのですが どうやらこの機種はエージング50時間程度かけたほうがいいようで。それでも24時間の時点で聴いてれば慣れるくらいの刺さり具合でした。 刺さるというと不快なイメージですが高音の刺さりではなく中音域なので個人的にはあまり気にならないですね。 かなり音の出方にクセのあるイヤホンなのでこの辺りの印象は表現が難しいです。

背面が金属プレートですがボディがプラなせいか、響きとしてはよくあるハイブリッドの大盛りすぎて溢れかえって耳が洪水になるような残響感。ボディの薄さとベントが無いことが影響してるんでしょうか。 これが全金属でもう少し厚みのあるボディならかなり面白い響きの音になったのではと思います。

低音は解像度のある引き締まった所謂ソリッドベース。「低音がスカスカでダメ」というレビューをよく見かけたのですが私の環境ではイコライザーをオフにしてもエージング後の感想ですが割と低音出てました。 重低音がグイっと出ながらも解像度があるのでこちらも楽しい音です。ただ、ドラムのフロアタムやベースの比較的高い音に関しては全体の中では少し薄めで後ろに引っ込みます。この辺りエージングが進めばもう少し出てくるのかどうか。

かなり暴れん坊なイヤホンだったのでレビューが長くなってしまいましたが総括すると

  • 高解像度&ハイブリッド特有の大盛りな音が好きならオススメ!

何か良い比較対象は無いかなーと思ったのですがKZ ZAXが近いかもしれません。あちらは解像度が化物。その代わり音域は狭めで全体的に小さく纏まり気味。 それに対してNX7 PROはZAXに迫る解像度がありつつ音にパンチがあり楽しく聴けます。

こうなるとmk3も非常に気になるところ。 しばらくPROをエージングしつつ大きな変化があれば追記したいと思います。


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