Truthear HOLA 11mmサイズの1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。
TruhearのHOLA。このブログで紹介するのは初めてのメーカーです。
美少女系を採用したデザインの箱が流行っている中、(無駄に)質の高いデザインを誇っているという印象が強い。
しかしZEROやHEXA等、どれも評判が良いので信頼のあるメーカーですね。

見覚えのある兎

HOLAは低価格帯に位置するエントリー的な一台。
LCP振動板の11mmDDを採用してますが、詳しく言うとポリウレタン懸濁液コンポジット液晶ドームダイヤフラム。
正直よくわからないけど低価格帯なのに凝った仕様を施されたドライバが使われている!

11mmサイズといえば先日紹介したピッコロですね。発売時期的にはこのHOLAの方が大分先行です。
凹のある0.78 2pin端子で樹脂ボディ。フェイスプレートだけはアルミニウム合金。
筐体は艶消しのような表面加工が施されており滑らないし指紋も目立ちにくい。
フェイスプレートの幾何学模様もシックで良い感じ。
ベントは内側に2個、一つはかなり大きめ。



メッシュが六角形模様という凝り方

かなり軽量な部類で、ノズルの長さは標準的。角度が深めなのでしっかり奥まではめ込めば
ズレにくく快適に使える装着感でした。
RL表記がプリントではなく刻印なのは技術力を感じさせます。普段見えないメッシュデザインにまで細かいこだわりを感じる。

音質としては派手さはないが解像度が高くオールラウンドなサウンド。
サブベースは控えめで、ミドルベースはそれなり。
LCP振動板らしく柔らかめで、ちょっとボワつきは感じるが他を飲み込むほど濃くはない。
中音域はかなり広く感じる。解像度がありつつも刺さるような不快感は一切ないまろやかーな優しい音。
地味というレベルには収まらず、特に女性Vo等は伸びやか。
ダンス系のキラキラした曲だと高音域に関してはもっと欲しいと思うかもしれないが
奥行きのあるステージ感の広い中音域は結構気持ちよく聴かせてくれる。
高音域は他2つの音に比べると1歩後ろで鳴っている感は否めない。
しかしこちらも細やかなタッチを感じ取れる解像度があるので
決して地味な雰囲気ではない。

音楽を集中して聴きたい時用というよりは、ながら聴きにちょうど良い感じ。
1~2千円代で下手に派手なサウンドを求めるよりHOLAの方がバランス良く聴けて好みという人も結構いそう。
中華イヤホンらしいイヤホンとは正反対な性格をしていると思いました。
最近のイヤホンはどれも優等生な方向に来てますけどね。
低価格帯の中でバランスの良さを求めるならHOLAはかなり強い候補になるイヤホンでした。



総評
オススメな人:派手さよりもバランス。解像度高めのほうが良い方。
個人的好み度:10点満点中/7点
完成度:10点満点中/9点

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