ZiiGaat LUSH ブランド内の中間価格となるハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Linsoul公式リンク)(Amazon公式リンク))
ZiiGaatのDoscincoを始め定番の筐体をモデルにしたハイブリッドイヤホンの新作。LUSH【PR】
同時に発売されたArcanisとあわせてもうシリーズ8代目?くらいでしょうか。
ZiiGaatは元々、低価格帯のnuoからはじまり1万円台のCinno。そこから3万~4万円代のイヤホンを
継続的にリリースしており、nuoは良かったけどそこから上位機種まで価格差がある状態でした。

このタイミングでリリースされたLUSHは1DD+4BAと比較的スタンダードな構成ですが、主にBAを独自のものに
することで費用を抑え、2万円台になりました。


落ち着きのシルバーと淡いブルー

筐体はほぼ同形状。0.78 2pin端子。真っ黒な樹脂筐体で、FPはシルバー調オンリーのものと、今回のブルーが混ざったもの二種類。
シルバーの落ち着きも良いですがやはり2色混ざっている方が綺麗ですね。
ベントがArcadiaの頃から黒いメッシュではなく、シルバーのメッシュに変更されたようです。小綺麗になりました。
相変わらずの程よく深い装着感で、イヤーピースは普段よりワンサイズ小さめを推奨。

音質としては【ZiiGaatとしては】落ち着きのあるドンシャリ。
1DDは10mmのPET振動板。ESTRELLAに搭載されていた2DDのうち1つを流用したのでしょうか。
サブベースは量感こそ控えめだが確かに地の底から深く響いている。曲によっては殆ど目立ちませんが
ダンスミュージック等を聴けば「いる・・・!」となります。キックの辺りは結構目立ってくる。
ミドルベースもそこまで強い量感ではありませんが、LUSHの中では一番目立つ音域。
ボワつきは少なく、どっしりと全体を支えてくれるような存在感。解像度は並。

中高音は上位機種に比べると全体的に落ち着いた印象が強く、一聴すると物足りなさを覚えたが
解像度は結構高め。ベントのメッシュが変わった影響もあるのか程よく音抜けがあり、空間に余裕がある響き。
刺さるような刺激は一切ないが、金属系の音は分離感良くしっかり聴き取れる。
ギターに関しては低音の影響を受け骨太な鳴り。キレの良さは然程でもないが分離感が良いのでそこそこに気持ちいい。
突出してると感じたのはヴォーカル。伸びは並だが艶が強く、男性Voや低めの女性Voとの相性が良い。

全体として落ち着きがありながら確かにZiiGaatらしい強さも残したバランス。
評判良いけどどれを試せば良いかわからない、中間地点で試させてほしいという人には確かにオススメ出来ます。
勿論一気に上位機種に行くのもよし。レビュー自体は相当数出てると思うので、とにかくハッキリした強さがほしいとか、
バランスを重視したいとか、目的に応じて選べるバリエーションと、どれでも満足しやすい高評価を得てるブランドなので。

個人的にLUSHは外使いやワイヤレスモジュールで遊びたいけど上位機種の値段は持ち出すのちょっとなぁという人にも良いなと思いました。
SR5に比べると低音が控えめで装着感も万人向け。金属系の音が前に出てきます。


総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

CVJ ARIA ノズル交換機構搭載 1DD金属筐体イヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
CVJより昨年から発売されている金属筐体のイヤホン。ARIA。
去年良くも悪くも一番話題になった(?)イヤホンかもしれません。
night elfをはじめ「痛イヤホン」をいくつかリリースしているCVJですが、このARIAはデザインの問題を経た後
一旦はこの植物をモチーフにしたシンプルなデザインに。
今年になってから改めて痛デザイン版もリリースされています。
先日のアリエクセールで相当安くなっていたことと、音質はイベントで試聴機を試した方々から根強い好評があったので買ってみました。



僅かに凹のある0.78 2pin端子。
航空機グレードのアルミ合金のみで作られており非常に軽量。表面もマットな質感で指紋等は全く気になりません。
1DDらしく、比較的薄めの筐体で凹凸もしっかりあるタイプ。装着感は非常に良いですがノズルが結構斜めに伸びているので
少し耳に食い込むような感覚はある。
ベントが珍しいタイプで、DDの真上に3つ並んだ大きめのベントに加えてイヤホンの天頂部にも同じような3つ並んだベントが。
音漏れに関しては少しあります。が真上のベントからなのでバカでかい音量にしない限りは問題ない範囲。

ARIAにはなんとノズル交換機構付き。
色で分けられていますが本体と同色のものが標準。他金色と銀色があります。
標準ノズルには内部に筒状のスポンジが入っています。フィルターとかじゃなくてもう筒。
金色はスポンジがないけどうっすいフィルターが付いたタイプ(標準にも付いてる)。銀色は何もなし。
結論からいうと標準ノズルからスポンジを抜いたものか(=金)、最初から何も入っていない銀色ノズルがオススメ。



標準ノズルで聴いた印象は「ちょっとモサっとした感じあるけどなかなかの完成度」という状態でした。
少し籠もった低音域が印象的で、中高音はその低音域の影響か伸びが悪く、それでも金属筐体と多くのベントによる
独特の空間の広さが多少ある音。


こんなのが入ってます
銀色ノズルも良いけど色味的に標準でそのまま使いたいと思ったのでこのスポンジを抜いて聴いてみると。。。
クッキリとした寒色系のドンシャリサウンドが。
サブベースは並ですが存在感はしっかり感じる。ミドルベースはそこそこの量感。
スポンジが消えたことで量感こそ気持ち落ちますが抜けよく、一気にクリアな存在感になる。
最近低音が強いイヤホンばかり聴いていたのですがこれくらいの量感でも全然足りますね。

中高音は金属筐体らしい煌めきと、奥行きの強い分離感。合計6箇所のベントのおかげか
大きなホールで聴いてるような空間を感じます。
パンチがあるのに刺激的な部分は全く無いのが気持ちいい。
男性Voは気持ち凹む時があるけど女性Voは結構伸びてくれる。
電子音やギター、シンセ、金管楽器がどれも繊細なのに勢いがあって楽しく聴けるイヤホン。特に電子音の粒立ちは強い。
1DDでも詰めればここまでシンプルかつ華やかにチューニング出来るんだなと関心しました。
1万前後の金属筐体としてはVX Proに勝るとも劣らない完成度だと思います。
痛デザインが気になった人は勿論、金属筐体のイヤホンで五千円前後から上のクラス聴いてみたいという人には間違いないと思います。

ここまで完成度が高いだけに、最初のデザインとその後の対応で味噌がついたのが本当に勿体ない。



総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点


TANGZU Wan'er S.G II 更にアップグレードされた1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Linsoul公式)(Amazonリンク)
昨年レビューしたStudio Editionが更に進化して帰ってきました。今度は純粋に数字が増えてⅡ。
Wan'er S.G IIです【PR】




相変わらず1DDを貫いてるあたり、潔さを感じるシリーズになってきました。
デザインは相変わらず中華モチーフなものですが、ブラックではフェイスプレートに龍。
黒地に金と白のデザインはかなりシック。地味にLR表記も入っています。
今回からはqdcから0.78 2pin端子になりました。
比較的安価なモデルに多いqdc。個人的にきらいじゃないけどフラットな0.78が1番間違いない感はある。

ノズルの部分は目立った変化なし。真ん中寄りに返しのある短めの金色ノズル。
ベントも内側にDD真上とその他に1箇所ずつ。
ただ、少しだけ筐体が全体的に丸く、厚くなりましたね。とても軽量な部類のままではありますが。

音質としては今までのシリーズで1番低音寄り。
元々ニュートラルで多少軽く感じるがとてもクリアな見通しの良さがゲーミング用途にもオススメな音でしたが
こちらはクリアさはそのままに低音の迫力が増した。
強いて言えば初代に1番雰囲気が近い気がします。
サブベースは並か少し弱めだがミドルベースにしっかりトルク感があって良い。
中高音のクリアさを全く阻害しない程度に力強くなりました。

1DDはPET振動板。振動板のアップグレードと再設計されたチャンバーの形状で音抜け向上という売り文句ですが
実際、低音の迫力が増しているのに中高音のクリアさは減っていないどころか空間的な余裕が出来ています。
筐体が少し厚くなったことも影響してそう。
SGシリーズはどこかを極端に盛らず、比較的フラットながら楽しく聞けるパンチは程よく残っているので
派手さはいらないという人には本当にオススメしやすい音。
解像度がめっちゃ高いとかではないが、分離感が程々に高く、1DDらしい自然な低中高のつながり。
装着感を含めて非常にストレスが少ないという感じ。
もし今までのシリーズで「これで2pinだったらなぁ!」と思っていた人にはお待ちかねの品ですね。
現在のamazonでは約五千円。
Studio Editionをレビューした際には他にも選択肢があるなぁという書き方をしましたが
これならフラット系が好みな方や、中華モチーフ好きに普通にオススメ出来ます。
後は付属品にアリエクでもそこそこのお値段、amazonだと二千円超えのイヤーピースであるTANGZU Sancaiが付いてるのも強いです。

総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

MYER-AUDIO SLIIVO SLA3 1DD+3BAハイブリッドイヤホン

今回ご紹介するのはコチラ。(アリエクMYER-AUDIOリンク)
MYER-AUDIOレビュー第二弾。前回紹介したSLT6は少し上の価格帯でしたがSLA3は
10mmバイオダイアフラムDDと2基のKnowlesBA+カスタムBA1基搭載で1万円半ばのイヤホン。



0.78 2pin端子で、そこそこ深めの凹があるタイプ。
厚みこそちょっとあるけど結構コンパクトな筐体。
水面のようなゆらめきのある模様に宝石のような色合いがとても映。
表面は厚めの樹脂でコーティングされています。
ベントはブランド特有の大きめなタイプがpin側に1個のみ。
ノズルは標準的な長さか若干短め? 根本の盛り上がりが僅かにクネっており、ほとんど凹凸の無い滑らかな
構造でも装着感は安定します。




音質としては濃厚で柔らかめの低音と分離感の高いドンシャリ。そう。Sound Rhyme SR5に近い印象です。

サブベースよりはキックの辺りが結構盛られていて、ミドルベース自体はそこそこ。
低音は全体的に柔らかく、全体を包み込むボリューム感。
中高音は強めの低音域に負けずVoもあまり凹まずしっかり聴こえ、電子音楽のキラキラ感やドラムの金属系もしっかり煌めきがある。
ギターが結構太めになる傾向があるけど、分離感が優れているので気持ち良い。
男性Voや低めの女性Voとは相性が良く、熱量高め。
高めのVoも美味しく伸ばしてくれます。
ドラムのスネアがちょっと太く丸く聴こえる傾向はあるが、そこまでウォームなバランスではない。

SR5に近いと思ったのは全体的に元気なドンシャリサウンドなのに刺さりがまったくなく、
それでいて分離感に優れたバランスの良さ。
KZ系のギラギラとしたやりたい放題のドンシャリとは違う、スマートなドンシャリ。
装着感がかなりガッチリとしたSR5に比べてSLA3はコンパクトで人を選ばないし、ステージも奥行きが広く感じた。
SR5の方がBAが多い分中高音の広がりや余裕はある。
凹深めではなくフラットな端子だったらBTモジュールにも使いやすくて良かったとは思う。
後はSR5がかなり音量の取れやすいイヤホンなのに対してSLA3は逆に取りにくい。

最も推せるのはアリエクセールで11kくらいで手に入る割と手頃な価格。
1万前後でオススメの寒色系は長い事TRN VX Proが君臨してるんですが低音強めのバランスが好きなら
今はこのSLA3がオススメです。
装着感が多少クセあっても音量取りやすくてフラット端子の方が良いぜ!というならSR5。
こちらもうまくセールを使えば1万半ばで手に入る今かなりオススメのヤツ。

MYER-AUDIO第三弾はCKLVX D41を予定していますが、少し間に別イヤホンを挟むと思います。
無事沼。


総評
個人的好み度:10点満点中/9点(凹)
完成度:10点満点中/10 

MYER-AUDIO SLIIVO SLT6 6BA搭載のフルBAイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(アリエクMYER-AUDIOリンク)
MYER-AUDIOというHiFiGoでも取り扱いのあるブランドからリリースされているKnowlesとSonionのBAを累計6基搭載した
フルBAイヤホン。SLT6。
Dunu sa6 mk2という定価9万円ほどのイヤホンがあるのですが、それに近い音質を持ちながら価格は抑えられてるという噂。
個人的にフルBAイヤホンはBraveryをはじめ圧倒的な解像度を感じる一方、どうしても低音の迫力がDD搭載機に比べてイマイチとなっていたんですが
SLT6はスイッチで低音・高音を調整できる。かつそもそもの低音量が結構多めというグラフと評価を見て手を出しました。
先に結論だけ書いておくとBraveryで物足りなかった点が満たされた上で、全体的に今までのフルBA機で1番好み。



しっかりと凹のある0.78 2pin端子。
透明感の高いスモークグレーの樹脂筐体に、木製の分厚いフェイスプレート。木目の個体差アリ。
私のは節目か何かが入り込んでていかにも「木」という感じが強調されててラッキー。
アリエクだと、購入前にショップに直接交渉することでFPカスタマイズもしてくれるそうです。その場合は保証が無いようですが。。。
何かあったら困るし木目自体は好きだからとカスタム無しにしましたが既に大満足。


筐体自体は若干大きめ。凹凸の激しい構造で薄い部分と厚い部分の差がすごい。
ノズルは少し短く、根本が太い。私の耳には遮音性が非常に強く感じるくらいジャストフィット。
フェイスプレートが厚めなのとガッチリと耳を塞ぐ装着感で耳栓のよう。
レジン充填ではないので本体は軽く、2,3時間でも疲れはなく快適に使える。
もう少しノズルが長かったら装着のたびにギュッポギュッポと加圧を感じていたかもしれない。

ベントはpin側にブランド独自のX型の蓋がついたものが1個のみ。
音量を相当上げたらここから少し漏れる程度。常識的な範囲であればほぼ漏れません。
かつ漏れる方向が方向なので静かな空間で大音量で聴いてたら真横にいる人にちょっと聴こえるくらいのレベルかと。
低音用と高音用のスイッチがあり、1が低音モリ、2が高音モリ。
今回のレビューはどちらもオフのスタンダードがメインです。スイッチをいじらずともこれでいいかなという音質だったので。

音質としては非常に解像度の高い、超分析的な側面を持ったドンシャリ。
サブベースからその辺のDDに全く劣らない重さがあり、ミドルベースもキックもどっしりとしたボリューム感。
それでいてフルBAということもあり余韻というか熱量は少ない。非常にソリッド寄り。
バスドラム等はしっかりDDに負けない力強さがあるけど、タム系だとDDが「ドゥンッ」と柔らかく響くのに対し
「ドンッ」といささか硬さは感じる。
この豊かな低音域は男性Voや低めの女性Voも艶を感じる程度に熱量があり、かつ息遣いまでしっかり聴き取れるくらい鮮明。
今までのBA機ではどうしても装着感の深さやリケーブルを試しても満足できなかった部分が、スイッチオフの状態で満たされてしまった。

中高音域はギター、コーラス、ドラムの金属系、全てが細かく鮮明に聴こえる。
よくある「今まで聴こえない音が聴こえる」というのは大抵「鳴ってたけど目立たなくて意識向いてないだけ」だと思うんですが
SLT6はどんな細かい音も拾わせる感じ。
ギターのカッティングの音や弦と指が擦れる音、観客の声、電子音楽の様々な効果音。全てが前に出てくるような圧力すらある。
それでいてスイッチオフの状態では刺さるような刺激もない。
音数の多い電子楽曲だとヴォーカルが他に飲まれてちょっと凹む傾向はある。
ただヴォーカルが他に負けないよう強調されるとサ行の不快な刺さりにつながりやすいのでこのあたりはしょうがないかも。
分離感は全体的に非常に優れている。
特にコーラスが気持ち悪いくらいパート別に聴き取りやすい。

低音スイッチをいれるとミドルベースはそこまでだけど、サブベースやキックに余韻が出てくる。でも少しわざとらしいというか
誇張しすぎな勢いはある。ヴォーカルがより飲まれてしまうと思うのでシンプルな楽曲ならまだアリ。

両方オンだと何故か全体的にDDっぽいダイナミック感。さっきまでの明瞭感が少し丸くなります。強調されてるはずなのに。
どちらも強くなることで何かが相殺されている・・・。

高音スイッチオンは両方オフのスタンダードのバランスを1番崩さず、ナチュラルに高音域を少し前に出してくる。
ヴォーカルも女性Voが少し前に出てくれます。
ただしクラップ音等の元からカリッとした響きのある音はやはりちょっと小煩くなってしまう部分も。

最終的には両方オフが1番。

アリエクのレビューの中で仕上がりに難点がある(接着剤がはみ出てた)みたいなのもあったけど、
私の場合はスイッチが一部やたらと固い点と、スイッチの溝に接着剤らしきゴミが付着してました。
中華イヤホンに慣れてればよくあることとスルーできますが数万するイヤホンでもなってると少し残念な気持ち。
万が一不良があってもMYER-AUDIOはそのあたりも信頼はありそうですし、SLT6以外にも比較的安価で好評を得ている
イヤホンがあるので、またレビューしたいと思います。
というより既にSLA3というハイブリッドを購入しています。D41も配送待ちです。

ZiiGaatの次はこのブランドにしばらくハマってしまいそう。


総評
個人的好み度:10点満点中/11点(ドンシャリに明瞭感を求めるならこれ)
完成度:10点満点中/9点(構成の割に安価で見た目もよいが、上記の通りスイッチ周りの仕上がりがちょっと) 

SOUNDPEATS Air5 Pro 原点回帰なモリモリサウンド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
SOUNDPEATSより本日21日にリリースされた最新スティック型TWS。Air5 Pro。【PR】
ナンバリングでいえばAir4 Proから約1年半振りのリリース。

いつもの公式アプリ

主なスペックとしては
・Qualcomm QCC3091チップを搭載
・aptX Lossless、LDAC LC3対応
・Snapdragon Sound対応
・LE Audio対応
・-55dB AI適応型ノイズキャンセリング
・マルチポイント接続対応、ゲームモード搭載

もはやLDACかaptX LLは両対応が割と当たり前になってきましたね。
ブランドとしては最上位クラスでも通常価格が4桁で収まっていて、初回セール&クーポンを活用で更にお得。今回も公式よりいただいてますのでぜひご利用ください。
【10%OFFクーポンコード:SPA5PN3PR29】

再生時間はAAC接続の通常モードで公称7.5時間。
LDACの最高音質モードでおおよそ半分程度の再生時間と考えると標準的でしょうか。


本体はツヤツヤで指紋が目立ちやすい

ケースはマットなつや消し仕様。サラサラすべすべで指紋が目立たない。
上3分の1あたりから開く機構から最近はこの深い角度で斜めにガバッと開くタイプになりましたね。
こちらのほうが安定感があって良い感じ。スティック型でも取り出しやすい。

本体の形状としてはノズルが楕円形。Air4 ProやCapsule3 pro+に比べると
ベントが少ないです。内側に大きめのものがありますが耳穴でほぼ塞がる。
おかげで音漏れはほとんどなく、かつ密着性が高い。
天頂部に大きめのベントがあった過去シリーズに比べてこのあたりは大きな違い。



今回は主にiPhoneとJM21でのレビューになります。

音質としては密閉感高めの低音モリウォームサウンド。
搭載されているのは10mmのPU+PEEK振動版採用のDD。
前述したベントの少なさの影響か、ノイキャンオフでも結構しっかりと遮音性があり、それに応じて低音も
狭めの空間に充満した雰囲気。上下には狭いが奥行きはある。
サブベースは地響きのようにヴンヴン響くし、ミドルベースもグイグイと前に出てくる。
全体を包み込むような強い低音は昔のシリーズを思い出します。
ウォームな雰囲気だけども分離感は高く、解像度も悪くはない。
音数の多い楽曲が団子になるような雑さはないです。
中高音はたまに音が薄っぺらく感じる傾向アリ。
丸くこもるわけではないので聴き取りにくいことはないが、iPhoneのAAC接続だとちょっと粗い。

一方LDAC接続だと本領を発揮する。
上下に音の余裕が出来、低音の広さに解像度が加わって気持ちいいサウンド。
中高音も大分分離感が上がり、強い低音に負けていない主張。
ただLDACでも金管楽器等は粗さ気になった。低音の強さに負けないようなチューニングの結果
少し粗さが残ってしまった印象。
直近のシリーズが比較的バランスを取ったチューニングだったので忘れてしまいますが
SOUNDPEATSは本来こういう低音重視な音作りだった。

個人的にはオープンイヤーTWSに搭載されていたダイナミックEQのような、低音も強いけど中高音も
太く、強く主張するようなバランスがカナルタイプでも実現したら最強だと思います。

Air5 ProはANCが強化されている分、単純なリスニング以外でも作業用として優秀。
コーデックも幅広く対応し、現状の欲張り性能を詰め込んだ仕様で1万以下なら性能的にはコスパは良い。
ただし音全体のバランスが取れたチューニングを求めてる人なら音質を取るか、性能を取るかで選択肢はまた別にある。

最近のチューニングより一世代前の、ゴリゴリ低音サウンドが愛おしかった人にはオススメ。

Yanyin Canon Pro 1DD+6BA搭載のグレードアップ版

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク)
2年程前にレビューしたCanonというイヤホンがCanonⅡをいう次期種を経て更にグレードアップしたバージョン、Canon Pro【PR】
1DD+4BAだったCanonからとりあえずBAは2つ増えましたが、どれ程の進化を遂げたのか。
ちなみにⅡは未所持なのであくまで初代Canonとの比較となります。



本体は樹脂製で、シンプルながら耳に収まりの良いタイプ。初代はかなり食い込むような形状で、ノズルも長いので
ガッチリとした装着感でしたがProは最近のZiiGaat系列に非常に近い、程よくガッチリ系になりました。
試しに比べてみると本当に似てる。 ノズルと根本が少し太めですがそれ以外は樹脂の強い光を当てると若干透ける雰囲気までそっくり。
初代はいつもよりワンサイズ下のイヤピを使っていましたがProはいつもどおりで丁度よい。
ノズルは真ん中に返しのあるタイプ。角笛のような少し緩めのイヤピだとすぐズレてしまうんですが基本問題なし。
ベントは天頂部に大きめのものが一箇所。 金属メッシュになっているので初代より丈夫そう。
初代のはパット見で左右の区別がつくデザインになっていたけどProでは銀色のシンプルな色味。音漏れは大きめの音量でもほとんど気にならないレベル。



FPは初代のように個体差のあるようなデザインではなさそう。
ネットの製品画像だと地味な色味に見えるかもしれませんが3色に散りばめられた細かいラメと、粗めの銀色のラメが3つのコーナーにアクセント。
群青、橙色、ピンクがかった赤がとても良いグラデーション。
ブランドロゴとCanonという刻印はシリーズ統一みたいですね。


搭載ドライバについては1DDがバイオロジカル系の振動板から液体シリコンエッジ&LCPドームという2つの素材を合わせたものに。
BAはブランド物なのか詳細不明ですが2基増えています。
スイッチが3つあった初代に対しProは2つ。
どちらも低音調整用とのことですが結局トータルバランスは変わるのでそのあたりお楽しみ。
ちなみに箱開け時点では1番スイッチがオンの「イコライザーモード」と称されるものでした。

スイッチ0-0での印象は「あくまでCanonのバランスを崩さずに解像度、分離感を上げたキレイめなグレードアップドンシャリ」
グイグイとミドルベースが迫ってくるわけではないがサブベースを含めて濃さ、重さがある。サブベースに関しては随分下から地響き的な重さが。
バスドラもベースラインもゴリゴリときた初代と同じような気持ちいい低音。そこから解像度がかなり高くなった。
引き締まっているのでだらしのない余韻がなく、かといってソリッドで物足りないということは無い重み。そこに解像度が加わっているので
0-0の時点で相当気持ちいい。
中高音域はBAが2基追加されたことで多少は余裕出るのかな?と思ってましたが相当質感が上がりました。
初代では空間的な狭さや、男性Voの凹みが気になっていたけど全く凹まずきれいに前に出てくる。空間も上下と奥行きにだいぶ余裕が出たように感じる。
女性Voは刺さる直前くらいまでグンと伸びてくれるし、寒色にも暖色にも寄らず程よく艶がある。
唯一初代で平凡な印象だった解像度も結構高めな印象。
金管楽器もパンチがありながら刺さらず気持ちの良い刺激感。
ギターのカッティングやシンセサイザーの音も分離感が良く力強い。
ピアノだけはたまに少し大げさな響きを感じた。
ドラムの金属系はそこまで前に出てこないが細やかさは十分。
主張の強い中音域に飲まれずこちらもしっかりと分離されています。

1-0だと低音域全体がめっちゃ盛られます。かなり変わる。
ダンスミュージックだと常に唸ってうねっている。中音域も負けじと力強さこそありますが
流石に全体的には箱鳴り感というか、低音に包みこまれるような感覚。
それでも分離感が失われていないのは流石のチューニング。
EQとは異なり電子クロスオーバーでの調整は音の歪を生じさせない。 らしい。
低音好きなら間違いなく1-0。Mega5+bassのような酔ってしまいそうな低音まではいかず、低音好きのための限界を責めた量感。

1-1はポップモード、低音強調と紹介はされてますが1-0よりも中高音域を若干下げた感じに聴こえる。
凹ませたというより丸みを持たせたような。
低音の量感も増してはいるけど1-0に比べるとちょっと盛りすぎ感。
1-0では保っていた中音域の力強さが弱く感じる。

0-1はなぜか製品ページだと紹介されていないけど、ミドルベース周辺を盛った印象。
紹介されてないだけあるというか、ちょっと単純にバランスが悪い。
Proで1番良くなったと感じた中音域をマスクして、1-1のような低音モリモリモリバランスでもなくベースの真ん中だけやたらと膨らんだ感じ。

個人的には0-0でCanonらしく使うか、1-0でパワーCanonとして使うかの二択。
初代は高音域スイッチだけ上げて使うの一択でしたがProは低音を盛ってもなお中音域の力強さが素晴らしい。
お値段こそお高めですが初代が気に入った人ならまず間違いなくハマれる。
手持ちで比べるとCanon Proよりド派手なヤツも解像度が高いヤツもいるけど見た目含めてCanon ProはCanonでしか得られない謎の栄養を高めたグレードアップ版。
Canonを知らないけど興味があるという人には試聴の機会が無いと難しい価格帯ですが、低音、ドンシャリ好きなら一度は経験してほしいイヤホンでした。


個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点