ZiiGaat Horizon ブランド初の平面駆動搭載トライブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(LINSOUL公式)
ZiiGaatにもとうとう平面駆動ドライバ(構成的にマイクロプラナー?)を搭載したイヤホンが。
1DD+2BA+2PLAのトライブリッドイヤホン、Horizon【PR】


0.78 2pin端子でいつもの樹脂筐体。ノズルも最近はこの少し厚めの段差があるタイプですね。
イヤピは外れにくいし、程よく角度が付いたノズルと根本の膨らみが耳穴にフィットしやすいシンプルな形状。
個人的にはいつもLサイズイヤピのところMサイズに落としてしっかり奥まで挿れると最高です。
ベントは天頂部に大きめのものが一箇所。このメッシュ部分も昔は黒い布地のようなタイプでしたがこの銀色メッシュに統一されましたね。
背面や内側以外にあるベントは機能の割に音漏れが少ないというか、漏れる方向が方向だけに周囲にそこまで聴こえない感じがして好きです。
フェイスプレートはHorizonという名にふさわしいかわかりませんが、闇夜に海際の地平線から眩しい光が差し込んできたような耀さがあります。


初期のシリーズは2DDで独特の強い低音を出していましたが今作は1DD。バイオダイナミック振動板とありますが10mmサイズの1DD。
BAはKnowles製BAで、プラナーに関しては自社カスタム。
ブランドBAとプラナーによるコストで定価は約5万。
ESTRELLAよりも少しだけ上ですが音質は個人的にESTRELLAに勝るとも劣らない鮮烈なサウンドでした。

音質としてはプラナー独特の繊細な高音域の活きるドンシャリ。
サブベースはシリーズからすると若干弱いが並にはある。全体を底から支えるくらいの出方。
キックも存在感はあるが量感はそこまでなく、ミドルベースにつれて大人しくなっていく。
ZiiGaat基準で考えてしまうと物足りないのも確かだが標準的に考えると必要十分~若干多いくらいの低音域です。
質はしっかりと重めのものが出てるのでスカスカとまでは感じない。
ダンスミュージックやライブ音源ではしっかりとPOWERを感じさせてくれます。

中高音域はBA+プラナーの解像度を活かした明るさのある鮮烈な印象。
シリーズでお気に入りのESTRELLAは人によってちょっと強すぎるくらいの刺激的なドンシャリでしたが、Horizonは
よりシルキーで柔らかい高音にバランスを振ったドンシャリ。
低音のバランスが違うのも影響してますが、ヴォーカルからドラムのスネア、金属、金管楽器、シンセ どれもが明瞭でありながら
刺さるような刺激感はない。
あくまでHorizonの主役は中高音にあると感じました。
低音は縁の下の力持ちとして、プラナーによる解像度をメインに据え置いたドンシャリ。

この1年ちょっとでプラナー搭載のハイブリッドイヤホンが増えてきましたが、安易に音にメリハリを付けたようなチューニングではなく
万人向けのバランス、それでいて地味には収まらない絶妙な音が増えてきたような気がします。
DK3001BDやSLIIVO SL224もそれぞれ個性はありますがどれも高音域の完成度は高い。
DDやBAによるパンチの強いメリハリのある明るさも好きですが、最近のプラナーによる高音域も大分好き。
コスト的にどうしても少しお高めになってしまうのが玉に瑕ですがそこは仕方ない点ですね。
来月にはアリエクの11.11もあることですし、プラナー搭載の柔らかくも明瞭な高音域に魅力を感じている人は要チェック。
多少刺さったとしてもガンガンに眩しいギラつきのある中高音が好きなんだ俺は!という人はESTRELLAも未だオススメです。

強いて弱点を上げるとしたらプラナー搭載だと少し抵抗が強い傾向にあるので鳴らしにくい。
BTモジュール等で無線運用する場合はパワーが必要です。


総評
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点 

ooopusX OP.24 回転スイッチによるチューニング! 2DD+4BAのハイブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
新興ブランドooopusXによる1万円以下ながら2DD+4BAと盛々構成かつ、多分今までになかった回転スイッチによるチューニング機構付きの
ハイブリッドイヤホン、OP.24【PR】



qdc端子で樹脂製の軽量な筐体。 構成の割には割かしスマート~標準くらいの大きさ。
ノズルまで一体化樹脂となっており、この辺りはコストカット感。 標準的な長さで少しだけ角度が付いています。
装着感は良好。特に凹凸のない内側ですがノズルの根本が少し太めなのと、わずかに斜度のある内側が良い感じにフィット感。
ベントは内側に一箇所とフェイスプレート側に一箇所。音漏れはほぼ気にならないレベル。
あくまでプラスチックですがデザインのちょっとしたメカメカしさといい、パッと見の質感はDK3001BDを彷彿とさせます。
見るからに回りそうなこのXが刻まれた部分がOP.24のミソ。 チューイングスイッチです。
◯が2箇所刻印されており、qdc端子傍にある●に合わせて2種類のチューニングが楽しめる構造。

mode1 mode2どちらも同じ刻印

スイッチは程よく固く、トクッとスイッチング感もあるのでちょっと楽しい。よくある上下のほっそいスイッチは見た目が好きじゃないんですが
こういうのなら全然アリだなと思いました。
Mode1の音に対してMode2は若干低音が強くなり、高音域がまぁまぁ落ち着きます。1で刺激が強いと感じたら変えるという印象。


音質としてはまず上流によって大分雰囲気が変わるということを先に書いておきます。
ヘッドホンアンプを使用したデスクトップ環境では深めのサブベースと見通しの良い繊細な中高音のドンシャリ。
Mode1と2ではダントツに1がオススメ。
ミドルベースやキックははっきり言ってそんなに多くない。並。しかしサブベースが程々に盛られているのでダンス系の楽曲や
低音が盛られたロックと相性良し。10mm+8mmという異径ドライバの組み合わせですが多分ほとんどが低音域用。
底の方にしっかりとした重さを出しながら、樹脂筐体でありがちなボワついた感じが少ない。
ここで欲張ってミドルベースも盛っちゃうとバランスを損なうからここはこれくらい!というこだわりのチューニングを感じました。
逆に「2DDっていう割に期待してたマッチョ感ないな」と思う人もいそう。ZiiGaatみたいな筋肉低音とは別物です。
ポップスや昔のロックではあまりパワーを発揮できないタイプ。

中高音域はたまに刺激的だが柔らかく、シルキーな質感を持っており解像度高め。
Mode2でだいぶ落ち着かせることも出来るがあまりオススメしない。Mode2で中高音が抑えられるとグラフ上では低音域はそこまで差がないが
相対的に聞こえる量感が結構上がる。
結果低音が中途半端に盛られて聴こえ、Mode1で感じたチューニングの絶妙さが失われる。
中音域も質感が柔らかめなのでMode2の大人しさになるとモヤっと感が出てくる。
Mode1の方が男性Voも女性Voもスムースに聴こえるし、ある程度伸びる。 ギターも派手さはないが分離感高めの長く気持ちよく聴けるサウンド。
うまくチューニングされた1DDから出るような音ですね。「こういうのでええねん」となる分離感。
楽曲の中でスネアだけやクラップ音だけが響く部分はちょっとだけ刺激を感じるがまぁ限定的。
どうしてもこの刺激を許せない人はMode2にするしかない。個人的には一つのクセとして許容範囲。

提供していただいたTRNとは友好関係?(以前のKZとCCAとは違うみたいですが)にあるブランドということもあり、
TRN VX Proを思い出しました。構成も筐体素材も全然違う機種ですがVX Proも程々の低音域とスムースな中高音が気持ち良いイヤホン。
デスクトップ環境でもBT30等のbluetoothモジュールを使用して外使いも、どちらでも良い感じに使える機種でした。

OP.24が唯一残念なのはVX Proに比べて若干鳴らしにくい。そして上流のパワーが無いと音のバランスがちょっと崩れる。
Mode1のままだと低音域がサブベースもちょっと弱く、それでいて中高音の刺激が上がる。
流石に腰高だなぁとMode2にすると低音域は少しマシだが高音域がもっさりしてしまう。
構成の割には鳴らしやすいとは思うんですが、bluetoothモジュールで使うのは少し向いていないかもしれません。

来月のアリエク周年セールで面白そうなハイブリッドイヤホンを狙ってたという方がいたら是非掴んで欲しいイヤホンです。
正直見た目はドツボ。 見た目の割に音はゴテゴテしてないスッキリ系で最初こそ「あれっ」となりましたが
上流にパワーのある環境でこそ真っ当に輝くタイプかなーという印象でした。




総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 

AirPods4 + SendaEarfit for AirPods4

今回ご紹介するのはコチラ(アキハバラe市場リンク)(アキハバラe市場楽天市場)
AirPods4専用のイヤーピース。SendaEarfit【PR】
AirPodsはカナルではなくオープンエアタイプですが、実はこの手のイヤホンにもイヤーピースは存在します。
私も昔投稿していた偽Podsに使っていました。
オープンエアタイプのイヤホンは軽量である分、基本的にズレにくい。がズレにくいだけで装着相性によっては割とズレる。
とっかかりがないし大体ツルツル素材なので中年の脂ギッシュな耳なんてスルスル滑ります。

そこで役立つのがシリコン製イヤーピースなのですが、SendaEarfitはあくまでカバータイプ。フックのないシンプルタイプですね。

こちらはスリム

見るからに薄いのがウルトラスリム

スリムタイプとウルトラスリムという2種類。厚みが違います。
スリムのほうが本体の形状を維持する程度のしっかりした厚みで、ウルトラスリムは自重でふにゃんとなる程度には薄い。
熱硬化性エラストラマー使用プレミアム公引裂シリコンとやらが素材に使われています。
アンチスリップ、アンチダスト、オイルプルーフ、ウィッシャブル 4つの仕様を主に謳っている本製品。
表側の素材は滑りにくく、着脱センサーらしき穴のエリアには花びらのような模様が。この模様のおかげもあるのか
実際かなり滑りにくいです。

2種の厚みの違いは比べればわかりやすい



埃もつきにくく、脂も目立たない。 内側は本体にしっかり吸着するためなのかペトペトっとした素材感。
はっきりいって装着はちょっと難しい。 普通のシリコンカバーだと多少ズレやすい分、装着も結構雑に被せてから微調整が出来たんですが
SendaEarfitは吸着力が強いので、最初からある程度きれいに嵌めないといけない感じ。
一度付けてから微調整しようとしてもズレないので引っ張り上げて結構力を入れないと動かない。 ウルトラスリムでそれをやると千切れてしまいそう。

逆にいえばうまく装着できればもう滅多にズレないと思います。
スリム版でも装着感は結構変わる。個人的には少し圧迫感を感じるくらい。 イヤーピース無しでも割とピッタリだったので装着感を出来るだけ変えたくない人は
ウルトラスリムがオススメ。緩くて困ってるならスリム。

オープンエアタイプなのでカナルと違ってイヤーピースによる音質の変更もないといって良い。

運動中使うのでズレにくくしたいけど、装着感はなるべく変えたくないという要望とデフォルトが緩くて困ってるから音質を変えずに装着感向上させたい
両方の要望に対応可能な高品質イヤーピースでした。

今回、レビューにあたりSendaEarfitをいただいたうえでAirPods4は未所持だったので貸出を受けてのレビューでした。(現金等報酬は受け取っていません。念の為。)


今までそれなりの数のTWS、オープンエアタイプも試してきましたがAirPodsシリーズはお初。
流石にiPhone最適化されてる差を感じました。。。 ペアリングもイヤホンケースをダブルタップでOKとかそんな技術あるんだと驚きを隠せません。
音質もAACですがオープンエアタイプとは思えない重みのある低音と聞き取りやすい中高音。
大げさな抜け感がなく、周囲の音が聴き取りやすいのに、カナルに近いリスニング体験が得られました。ANCの効きも流石の強さ。 それでいて会話する時は自動で音量を下げて会話が終わるとまたもとに戻すというモードまで。音質一点に限っては数千円のモデルでもコスパ全然イイジャン!と思いましたが気の利き方が違う。

ANC無しモデルもあり、そちらは定価で2万ちょいという値段もこの出来なら大分アリだなーと思いました。
今まで中華TWSばかりを漁ってきましたが流石Appleというか、iPhone使いならコレ!となるのもわかるなと。
貴重な体験をさせていただきました。

そんなAirPods4使いでどうも装着感がしっくりこないという人には是非試して欲しい品でした。 

KZ ZAR 1DD+7BAのハイブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
KZの2年ほど前にリリースされたハイブリッドイヤホン、ZAR。
以前投稿したhydroよりも更にちょっと前のイヤホン。
KZ LITE等よりも少し前の世代のDDが使われているタイプ。
当時KZの割には少しお高めのラインナップが続いてた頃のイヤホンですね。



qdc端子で樹脂+亜鉛合金っぽいフェイスプレートの筐体。フェイスプレートの中心部は透けてるからここだけ樹脂? 不思議な感じ。
初めてみた時はメッシュベントとかになってるのかなと思ったら全く穴はなかった。下部の細長いベントのみ。
後は内側のDD上とその付近に2箇所。ノズルは金属製で標準的な長さ。根本から少し盛り上がっており、筐体の端から斜めに伸びている。
何故かフェイスプレートと樹脂の境目とは別に、樹脂の部分だけでも元々分離してたような溝がある。
装着感に関しては2時間くらいでかなり耳が痛くなるタイプでした。そこまで強い凹凸があるわけではないけど、やっぱり個人的に
端から伸びたノズルと内側の食い込んだ形状の相性が悪いっぽい。

音質としては数年前のKZらしいゴリっとした押しの強い低域と、7BAによる押しはないがシャキっとした中高音ドンシャリ。
サブベースからミドルまでそこまでボワつきはないが重みのある低音がメイン。
中音域はBAの数の割に若干地味で、少し距離感がある。ギターの迫力はまぁまぁ。
KZらしい元気のあるギラつきがないのでKZに慣れてる人程肩透かしをくらいそうな大人しさ。
高音域は7BAらしい解像感があり、ここでそれまでのお手頃価格KZとは差別化を図るような厚みを出そうとしたのかなと思う。

最近お値段が大分こなれてきたので、今からでも履修してみるか!と掴んだイヤホンですが当時の値段で買ってたら「ウーン」となってただろうなぁという感じ。
この後にKZ LITE以降、シンプルな構成でありながらそれを感じさせないKZらしさをより進化していったので、
なんだかこの時期のKZは 悪くないんだけど値段考えたらもっと他があるなと感じさせる。
KZファンなら特別掴まなくても良い気がするし、単純にコスパの良いイヤホンがほしいならまぁまぁ選択肢あるし。。。
今の値段で掴む分にはKZの歴史を振り返るのにちょうどいいイヤホンなのかなとは感じました。
外使い用にイイジャン!と思って掴んだものの個人的にはZSN PRO2の方がコスパ的にも音的にも好みでした。



総評
個人的好み度:10点満点中/6.5点
完成度:10点満点中/8点 

Tangzu FUDU VERSE II 金属+木製筐体のハイブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Linsoul公式)
TangzuのFUDUという全金属製のハイブリッドイヤホンが木製フェイスプレートに衣替えして出た新作、FUDU VERSE II【PR】


0.78 2pin端子で、ズシッとした重みのある真鍮製金属ボディはいかにも真鍮らしい模様ですね。
木製のフェイスプレートは表面の加工も最低限に抑えてる印象。触るだけで木製だとはっきりわかる微妙な柔らかさ。
本体に重みがあるので取り扱いを誤るとあっという間に打撲痕がつきそう。
ベントは内側DD付近と天面側に1箇所ずつ。ノズルは本体の端から深めの角度で少し長めに伸びているタイプ。
内側の加工が比較的丸いせいか、根本まで細いせいか案外装着感は快適でした。ただし単純に長いので耳奥までずっぽりいれるのが苦手な人は微妙かも。
付属のSANCAIイヤーピースは2段きのこになっているのをはじめノーマルタイプと内径が広いタイプまで付いています。
SANCAIイヤピはそれぞれが千円を超えるようなちょっとお高いイヤピなので豪華。
個人的にはボコボコした表面と独特のツルツル感のおかげなのか、長時間装着しても疲れにくくてまぁまぁな評価のイヤピ。

パッケージがTangzuらしく妙に豪華で、箱自体も普通に蓋を取るとかスリーブケースをずらすとイヤホンが見えるタイプではなく観音開き的タイプ。 

どこが蓋なのかと触ってたら

こう開くタイプの箱でした



1DD+2BAでDDの方はチタンコートの振動板。
音質としては3ドライバながら上下ともに元気の良いドンシャリ。
筐体の影響的には金属のほうが活きてると思います。
サブベースは程々にミドルベースがしっかりと前に出てくる。締りが良く量感がある割に高音側に被らない。
KZなら平気で超えてくるラインを適度に抑えたベースライン。

中音域は曲によってかなり凹む。ヴォーカルに対してはどちらかというと綺羅びやかさがあって好印象だけど
コーラスやバッキングのギター等が時折「こんなに小さかったっけ?」というくらい遠くに行く。
ブランドなりのバランスの良さを追求した結果なのかはわからないけど、個人的には微妙なバランスと感じてしまった。

高音域は2BAながら解像度高めでかつパンチもしっかりとあるが刺さりはしないバランス。
低音も高音域も過剰にならず、でもちゃんと目立つようにとチューニングをした結果中音域が多少犠牲になった感はある。
とはいえモコモコサウンドで曇ってるとかそういう類ではなく、随分後ろに配置されたなぁという感じなので人によっては
ハマるバランスなのかもしれない。

深いのに意外と疲れない装着感も相まって長時間使うのに適したバランスのハイブリッド。という印象でした。
初代の真っ黒な全金属も独特の魅力がありましたが、真鍮+木という異端の見た目は非常に個性的なのでコレクションとしても強い。
パッケージの妙な豪勢さといい、Tangzuは音質のみに限らない個性的なデザインが魅力的なブランドだなと再認識しました。


総評
個人的好み度:10点満点中/6点
完成度:10点満点中/10点 

CVJ Medusa あのイヤホンとそっくりな1DD

 

今回ご紹介するのはコチラ(Linsoul公式)(Amazon公式)

CVJよりリリースされたダイナミックコート振動板1発の金属筐体イヤホン、Medusa【PR】

見た目そっくりというか同じ筐体のYukimiというイヤホンがあり、後発のこちらは「Yukimiじゃん!」とかなり
不思議な目で見られていたようですが、コンセプト的にはこちらが先だったのをなんやかんやでYukimiが先に世に出回ってしまったらしいです。
何故かR2E3とコラボしたMermaidとも同じロゴがある不思議。定価は2万を超える少しランクが上の製品ですがその実力はいかに。


端子は少し凹みのある0.78 2pin。個体差だと思いますが私のは結構固めでした。
結構コンパクトに絞った感じのある筐体で、アルミ合金と思われる軽量さ。真っ黒だけでなくサイドには光沢のあるシルバー配色。
全体にわたってかなり特徴的なベントが設置されており、先のシルバー部分にがっつり空いている他
下部には横中楕円形のが1つ。ノズルの根本の盛り上がりにも大きなメッシュベントが。
pin傍にはR2E3のロゴやら赤と青の数字の2のような埋め込みがあったり、フェイスプレートにはMの文字が刻印されています。
装着感としてはコンパクトながら凹凸のしっかりとある内側の形状と、ノズルの角度が根本からしっかりと深めにあることでガッチリした装着感。
耳から飛び出ない程度にはコンパクト。
かなり特徴的でかつこだわりを感じられるデザインなので、1個で終わらせるのは勿体ない精神でこのMedusaがYukimiと同時期に動いていたんでしょうか。
これだけベントがあるのに音漏れがさほど感じられないのはうまく分散してるのか、かなり不思議な感じです。

音質としてはベリリウム系にありがちな暗めな輝きのあるドンシャリ。
コンパクトな筐体の影響か、ベントの割に音場の広さはそこまで感じません。逆にちょっと天井が低く感じる。距離が近い。
サブベースはあまり主張せず、キックがかなり強くミドルがある程度盛られてる感じ。一瞬膨らんですぐに引いていく反応の速さがある。
存在感をある程度だしつつ中高音をまったく阻害しない量感を常に保ってる。
ベントの大きさと数がうまく一瞬の低音の深みをだしつつタイトな空気感を調整してるのかもしれない。
男性ヴォーカルに対しての熱量が程よく濃く、女性ヴォーカルだとちょっと暗さがもろに出てイマイチなときがある。
ギターとはかなり相性が良く、ジャキジャキと粒立ちが良くパワーがある。
重さがありつつしつこくないのでメタル系とも良い相性。分離感も高め。
カッティング系とは音数が多い楽曲じゃなければまぁまぁの相性。多いとちょっと埋もれ気味。

高音域はベリリウム系にありがちな、キラキラとした煌めきはあるんだけど暗いもったりとした重さがある。
個人的にはすこーし苦手。明るくカリっとした強さでもなく解像感に特化した感じでもなく。
強いて言えばウォーム系のイヤホンでありがちなモサッとした印象。
音楽に関しては微妙と思うけどゲーム、映画等の用途では気にならない。
逆にASMR系だとこの仄暗い感じがマッチするときもある。

デザインや装着感は良いし、ベリリウム系が好きな人には間違いのなさそうな2万円クラス。
ちょっと他とは違う個性的なイヤホンが欲しいぞという人には見た目的にも音質的にもバッチリだと思います。



総評
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/10点

CCA hydro ブランドフラグシップクラスのハイブリッド

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
CCAの2DD+8BAとてんこ盛りなハイブリッドイヤホン、hydro。
リリースは結構前のイヤホンですがKZ/CCA系列でアリエクでも1万前後(最近1万割り始めた)するフラグシップクラス。
リリース時はいくら評価高くても5千円超えてくると悩ましいということでスルーしてたんですが先日のセールで
hydroを含めていくつかまとめ買いしてしまいました。



qdc端子でかなり大ぶりな筐体。非常に透明度の高い樹脂と、フェイスプレートは亜鉛合金系でずっしり重い。
樹脂側にベントはなく、背面の大きなメッシュベントのみ。音量を大きくすると多少漏れます。
ノズルも樹脂製で、根本から大きく盛り上がっているので結構深めの装着感。ベントが背面のみのせいか、あまり奥にいれると圧で耳に違和感が。
凹凸の無い滑らかな形状なので大きさの割にはあまりクセのない装着感ですが、しっかりと押し込みたいタイプの人は前述の仕様で難しいかも。
イヤピを小さめにして奥に入れてもイヤホンの重さがズシッときてイマイチ。
各ドライバーから伸びる音導管がくっきりと見える透明度なのはテンションアップ。

この透明度!

音質に関してはスイッチ全部オフだと多少ムキムキなものの優等生なドンシャリ。
低音スイッチ(1,2)をオンにするとKZ/CCAらしいムッキムキなパンチの低音がドンドンでるドンシャリ。
高音スイッチ(3,4)をオンにするとしっかりと腰が上がり明るめのドンシャリになる。
最初はスイッチオフで使ってたけどやはりブランドらしさを意識するなら低音スイッチ側をオンですね。
7mmのDDと8mmのDDという異径の組み合わせで、低音を担当してるのは主に7mmのXUNドライバ。
8mmの方は主に中音域側の担当のようで、それ以外をBAで担っている感じ。
7mmという小さめなドライバから放たれる低音はサブベースのあたりはそこまで前に出てこないもののしっかりと地の底から唸るような低音をちゃんと出している。
とはいえKZ系のイヤホンに慣れてる人だと「ちょっと大人しくない?」と感じるかも。大型のDDには敵わない感じ。
しかしキックやミドルはとても芯のある強さ。スイッチをオンにするとボフッとボリューム感も出てきます。

この低音域と中高音のバランスがhydroのミソ。8mmDDと8つのBAは存在感のある低音に負けじと前に出てくるがスイッチオフであれば刺さないのによく伸びる。
男性ヴォーカルから女性ヴォーカルまでバランスよくこなすがやはり熱量のある低めな声のほうが得意。
高音域に関しては激しめの曲だとちょっとガチャついてる感じは否めないが低音のパンチに負けず、それでも基本刺さらずを実現してる。
多めのBAを搭載することで1個1個の出力をうまく調整出来ている結果なのかと思います。
物足りない人はスイッチをオンにすればうるさめの高音域も実現可能。ただ高音側だけを上げるとヴォーカルの辺りは若干低音との間で存在感が霞む。
個人的にはオンにするなら全部オンか、低音側だけをオンが好み。
一番長く付き合えそうなのは全部オフ。
KZ/CCAとして聴いてしまうと「もっといけるだろ!」と思うようなバランスの良さですが冷静に聴けば普通にムキムキなドンシャリです。
装着感だけ少し人を選びますがKZ/CCAのハイクラスに興味がある人は最近価格も落ち着いてきてるので是非検討してほしい。
1DD+1~2BAでは実現できない暴力が味わえます。


総評
個人的好み度:10点満点中/7.5点(装着感がイマイチ)
完成度:10点満点中/9点(価格の割にノズルが樹脂でちょっと加工が安っぽい)