今回ご紹介するのはコチラ。(KE4:Amazonリンク)(KE4:Linsoulリンク)(Allegro mini Amazonリンク)(Allegro mini Linsoulリンク)
KiwiEarsより発売された新作イヤホンKE4と、以前レビューした可愛い見た目のスティックDAC Allegroの端子付きミニタイプ。
主にKE4について語りつつ、Allegro miniも最後の方で触れる形式で一風変わった提供レビューになります。【PR】
KE4は2DD+2BAという今自分の中でアツい2つのDD+BAという編成。ZiiGaatのせいで耳が期待してしまいます。
0.78 2pin端子で、本体は樹脂製。フェイスプレート側はシンプルなグレーの縦にラインの入った金属チックな色味にいつものロゴ。
特に重みは感じないのでただの樹脂プレートだと思いますが、シンプルながら高級感のある感じ。
やや厚みのある筐体と短めの金属ノズル。
根本が大きく盛り上がっているので深めの装着感になるタイプですね。
フィンのように凸もあるのでかなりがっちり食い込んだ装着感なのでイヤピは普段より1サイズ下を推奨。
ベントはイヤホンの天辺に1箇所のみ大きなものが。
シンプル・イズ・ベスト |
2DDはアイソバリックサブウーファーシステムを採用。どこかのDoscincoでも聞いた機構ですね!
BAは2基でうち1期はカスタマイズされたもので、もう1基はKnowles製。33518という型番
実はこのKnowlesのBA、 Doscincoでも使われているBAなんですね。
音質としては濃く広い低音と、単体ならクッキリハッキリとした中音域を出す気持ちの良いウォーム寄りドンシャリ。
サブベースからミドルベースまでを満遍なく持ち上げたようなかなりの量感ベースが気持ち良い。
かなり深さもありますが何より包み込むような広さが凄い。
ダンスミュージック等でシンセベースが流れるとライブ会場のような臨場感すらあります。
音数が多くなるとこの低音のパワーに他音域が少々被され後ろの方にいってしまうが、深さはDoscinco程鬼ではないので
バランス的にはそこまでウォームにはならないのが絶妙な量感。
メーカー紹介にある「最も自然で魅力的なもの」という表現もあながち。
あくまで主役は低音域ですがブランドものBAも使われているだけあり音楽に限らず幅広く使いやすい。
中高音は先程触れた通り単体もしくは低音がおとなし目の楽曲ならKnowlesのBAが積まれていることもあり
クッキリと金属感のあるアタック感は出しつつも刺さるような不快感は全くなし。
特にヴォーカルやコーラスは男性女性どちらも分離感も伸びも良い。この辺り妙に解像度というか艶かしさが強く
かなり良い意味でゾクっとさせてくれます。
今まで一つにまとまってたバックコーラスが一人ひとり聴き取れるような。
樹脂筐体だからというわけでもないと思うんですが、程よく残る余韻が金属筐体では出せない生っぽさを出してる気がする。
シンプルな編成のロックなら低音に飲まれることなくギターもドラムの金物もそこそこの解像度で聴かせてくれます。
楽曲によっては低音域が強くてちょっとウォームなバランスのイヤホンに感じるなぁと思ったのですが
いろんな楽曲を試していくにつれて
「正確なサブベースのインパクト、温かみのある自然な中音域、そして正確なトレブルを強調」という公式紹介文が結構まんま
その通りだなと思わせるチューニングのうまさを感じました。
サブベースのインパクトはムキムキなんで結構盛ってると思いますけども。
左が無印。右がmini |
ここでようやくAllegro miniについて触れていきます。
以前レビューした可愛い見た目のAllegroのminiバージョンです。
Allegroの時点でかなり小型なんですけどね。
miniは厚みこそ殆ど変わりませんが表面積的には半分以下の超コンパクトサイズ。
USB-DACがいくら小さいと言っても結局ケーブルを付ける分嵩張るから苦手なんていう方にはピッタリの
端子が最初から付いているタイプ。
こんな大きさですがちゃんと3.5mmだけでなく4.4mmバランスにも対応。
DACチップはKT02H20という代物。高い信号対雑音比と低歪率で知られるものらしいです。
PCM最大32bit/384kHzおよびDSD最大DSD256に対応。
端子はもちろんType-C。根本に小さな段差があるので端子根本の耐性や、スマフォケースの干渉を裂けることに期待できそう。
私のiPhoneケースでも問題なく装着できました。
音質としてはAllegroとの比較になりますが、まず出力がかなり高い。
Allegroは独立ボリュームなのでDAP側のボリュームをある程度上げつつ微調整はAllegro側で行うことが出来ます。
miniは当然、ボリュームボタンなんてありませんのでDAP側の調整のみ。
ボリュームゲージの3分の1程度でも結構な音量が取れました。
スペック的には(3.5mm出力で32Ω時に70mW、4.4mm出力で32Ω時に155mW)。
明るく元気なAllegroに比べると若干明るさや解像度の低さは感じてしまったが味付けの濃いAllegroに対して
miniは実直に力強さだけをプラスしたような印象。低音域の力強さはminiの方が上に感じる。ステージ近くに近づいたような圧。
後は音の雰囲気がクリーンというかタイトですね。カッチリしてる。
Allegroはきらっと明るくてかつ低音域にも濃さをプラス。
miniは明るさを変えず音の密度を上げて全体のボリューム感をアップさせた印象。
ボリュームアップと言ってもボワつきはなく寧ろ固く感じるくらい。
私はかなり出不精なので刺すだけでOKなminiの使い心地は非常に気に入りました。
Allegroはすぐにある程度熱をもつのですが(スティックDACはそういうものっぽいけど)miniは全然熱持たないですね。
とてもシンプルな見た目でどんな端末にも使いやすいし、ノーパソとかなら取り外すことを忘れるレベルの存在感じゃないでしょうか。
お値段的にもAllegroの半額以下と非常に手頃。
特にケーブル付のスティックDACでデビューするよりまずはAllegro miniが初心者にはオススメしやすい。
音質的な意味でも取り回し的な意味でも万人にオススメ出来る良さ。
既に色んなDACを持っている人でもちょっと持ち出し用や機材少なくしたい時用にアリだと思います。
勿論、今回レビューしたKE4とも相性は良好でした。
セットで買おうとまでは言いませんがどちらの製品もKiwiEarsらしいコスパの良さを感じました。
強いて気になった点といえば接続したままイヤホンを装着脱すると結構ブツッと鳴るくらい。
総評
オススメな人:KE4:低音域に力強さがありつつ中高音域はナチュラルに解像度高めが良い方。 Allegro mini:コンパクトでPOWERのあるDACが欲しい方。出不精な方。
個人的好み度:KE4:10点満点中/9点 Allegro mini:10点満点中/10点
完成度:両製品ともに10点満点中/10点