Kiwi Ears KE4 + Allegro mini 同時レビュー

 


今回ご紹介するのはコチラ。(KE4:Amazonリンク)(KE4:Linsoulリンク)(Allegro mini Amazonリンク)(Allegro mini Linsoulリンク
KiwiEarsより発売された新作イヤホンKE4と、以前レビューした可愛い見た目のスティックDAC Allegroの端子付きミニタイプ。
主にKE4について語りつつ、Allegro miniも最後の方で触れる形式で一風変わった提供レビューになります。【PR】



KE4は2DD+2BAという今自分の中でアツい2つのDD+BAという編成。ZiiGaatのせいで耳が期待してしまいます。
0.78 2pin端子で、本体は樹脂製。フェイスプレート側はシンプルなグレーの縦にラインの入った金属チックな色味にいつものロゴ。
特に重みは感じないのでただの樹脂プレートだと思いますが、シンプルながら高級感のある感じ。
やや厚みのある筐体と短めの金属ノズル。
根本が大きく盛り上がっているので深めの装着感になるタイプですね。
フィンのように凸もあるのでかなりがっちり食い込んだ装着感なのでイヤピは普段より1サイズ下を推奨。
ベントはイヤホンの天辺に1箇所のみ大きなものが。

シンプル・イズ・ベスト

2DDはアイソバリックサブウーファーシステムを採用。どこかのDoscincoでも聞いた機構ですね!
BAは2基でうち1期はカスタマイズされたもので、もう1基はKnowles製。33518という型番
実はこのKnowlesのBA、 Doscincoでも使われているBAなんですね。

音質としては濃く広い低音と、単体ならクッキリハッキリとした中音域を出す気持ちの良いウォーム寄りドンシャリ。
サブベースからミドルベースまでを満遍なく持ち上げたようなかなりの量感ベースが気持ち良い。
かなり深さもありますが何より包み込むような広さが凄い。
ダンスミュージック等でシンセベースが流れるとライブ会場のような臨場感すらあります。
音数が多くなるとこの低音のパワーに他音域が少々被され後ろの方にいってしまうが、深さはDoscinco程鬼ではないので
バランス的にはそこまでウォームにはならないのが絶妙な量感。
メーカー紹介にある「最も自然で魅力的なもの」という表現もあながち。
あくまで主役は低音域ですがブランドものBAも使われているだけあり音楽に限らず幅広く使いやすい。

中高音は先程触れた通り単体もしくは低音がおとなし目の楽曲ならKnowlesのBAが積まれていることもあり
クッキリと金属感のあるアタック感は出しつつも刺さるような不快感は全くなし。
特にヴォーカルやコーラスは男性女性どちらも分離感も伸びも良い。この辺り妙に解像度というか艶かしさが強く
かなり良い意味でゾクっとさせてくれます。
今まで一つにまとまってたバックコーラスが一人ひとり聴き取れるような。
樹脂筐体だからというわけでもないと思うんですが、程よく残る余韻が金属筐体では出せない生っぽさを出してる気がする。
シンプルな編成のロックなら低音に飲まれることなくギターもドラムの金物もそこそこの解像度で聴かせてくれます。


楽曲によっては低音域が強くてちょっとウォームなバランスのイヤホンに感じるなぁと思ったのですが
いろんな楽曲を試していくにつれて
「正確なサブベースのインパクト、温かみのある自然な中音域、そして正確なトレブルを強調」という公式紹介文が結構まんま
その通りだなと思わせるチューニングのうまさを感じました。
サブベースのインパクトはムキムキなんで結構盛ってると思いますけども。

 

左が無印。右がmini

ここでようやくAllegro miniについて触れていきます。

以前レビューした可愛い見た目のAllegroのminiバージョンです。
Allegroの時点でかなり小型なんですけどね。
miniは厚みこそ殆ど変わりませんが表面積的には半分以下の超コンパクトサイズ。
USB-DACがいくら小さいと言っても結局ケーブルを付ける分嵩張るから苦手なんていう方にはピッタリの
端子が最初から付いているタイプ。



こんな大きさですがちゃんと3.5mmだけでなく4.4mmバランスにも対応。
DACチップはKT02H20という代物。高い信号対雑音比と低歪率で知られるものらしいです。
PCM最大32bit/384kHzおよびDSD最大DSD256に対応。
端子はもちろんType-C。根本に小さな段差があるので端子根本の耐性や、スマフォケースの干渉を裂けることに期待できそう。

私のiPhoneケースでも問題なく装着できました。

音質としてはAllegroとの比較になりますが、まず出力がかなり高い。
Allegroは独立ボリュームなのでDAP側のボリュームをある程度上げつつ微調整はAllegro側で行うことが出来ます。
miniは当然、ボリュームボタンなんてありませんのでDAP側の調整のみ。
ボリュームゲージの3分の1程度でも結構な音量が取れました。
スペック的には(3.5mm出力で32Ω時に70mW、4.4mm出力で32Ω時に155mW)。

明るく元気なAllegroに比べると若干明るさや解像度の低さは感じてしまったが味付けの濃いAllegroに対して
miniは実直に力強さだけをプラスしたような印象。低音域の力強さはminiの方が上に感じる。ステージ近くに近づいたような圧。
後は音の雰囲気がクリーンというかタイトですね。カッチリしてる。
Allegroはきらっと明るくてかつ低音域にも濃さをプラス。
miniは明るさを変えず音の密度を上げて全体のボリューム感をアップさせた印象。
ボリュームアップと言ってもボワつきはなく寧ろ固く感じるくらい。

私はかなり出不精なので刺すだけでOKなminiの使い心地は非常に気に入りました。
Allegroはすぐにある程度熱をもつのですが(スティックDACはそういうものっぽいけど)miniは全然熱持たないですね。

とてもシンプルな見た目でどんな端末にも使いやすいし、ノーパソとかなら取り外すことを忘れるレベルの存在感じゃないでしょうか。
お値段的にもAllegroの半額以下と非常に手頃。
特にケーブル付のスティックDACでデビューするよりまずはAllegro miniが初心者にはオススメしやすい。
音質的な意味でも取り回し的な意味でも万人にオススメ出来る良さ。

既に色んなDACを持っている人でもちょっと持ち出し用や機材少なくしたい時用にアリだと思います。
勿論、今回レビューしたKE4とも相性は良好でした。
セットで買おうとまでは言いませんがどちらの製品もKiwiEarsらしいコスパの良さを感じました。
強いて気になった点といえば接続したままイヤホンを装着脱すると結構ブツッと鳴るくらい。


総評
オススメな人:KE4:低音域に力強さがありつつ中高音域はナチュラルに解像度高めが良い方。 Allegro mini:コンパクトでPOWERのあるDACが欲しい方。出不精な方。
個人的好み度:KE4:10点満点中/9点 Allegro mini:10点満点中/10点
完成度:両製品ともに10点満点中/10点

Kiwi Ears Canta 1DD+2平面駆動のハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク
KiwiEarsより発売された1DDに平面駆動を2発という珍しい構成のハイブリッドイヤホン。Canta。
イタリア語で歌うという意味らしい。



0.78 2pin端子で樹脂筐体に金属製フェイスプレートで真っ黒に統一されたデザイン。
ノズルは標準的な長さで角度が少し深め。ベントは内側に1つとpinそばにも1つ。
シンプルながらフェイスプレートの模様とブランドロゴがシックな雰囲気。
サラッとしていて指紋が目立たない加工になっています。
ドライバの詳細は載っていないのですがDDと平面駆動2発という割に結構コンパクトサイズ。
気持ち厚みがある程度で滑らかな丸いデザインなので装着感にクセがない。


音質としては歌という名を冠するだけあり中音域の力強さが目立つドンシャリ。
サブベースは並程度に出ていますがどことなく狭さを感じるコンパクトな響きで余り目立たない。
ミドルベースは中音域の熱量にも加わっていてそこそこのボリューム感。
ゴリゴリと押し出すDDらしい低域というよりは中音域のために土台を作っているようなさり気ない量感です。
ソリッドさとはまた違うのですが余韻が少なめ。

中音域は2発の平面駆動をどういうバランスで振っているのかわかりませんが
熱量と解像度を両方押し出したような力強さ。
男性Voでも女性Voでも、濃さが欲しい時、伸びが欲しい時どちらの欲求もそつなくこなせる感じ。
ギターのカッティングや金管楽器のキレも良好で、それでいて刺さるような刺激はきっちり抑えてる。
箱出しだと平面駆動独特のむず痒さを感じたので最低でも小一時間は鳴らし込んだほうがオススメ。
DDのようなパンチとBAのような抜け感と解像度、各々の美味しいところを引き出したようなバランスの良さ。
音場に感じては中音域の抜け感が素晴らしいが全体で見ると並。
ベントが最低限程度で狭く感じないのはこの中音域と出しゃばらない低音域のおかげか。

高音域は中音域の方が目立って少し後ろに聴こえるけど解像度高めで金属系の音を程よく強調してくれる。
刺さりこそないけど時折クリスプで少しだけ刺激的な音がある。
平面駆動のクセが出てるなぁという印象。
構成の割に音量は取りやすいけどこの辺りは上流やバランス接続で印象は変わりやすいかも。

総合的には中音域重視だけど低音も高音もバランスよく鳴らしており、構成から想像していた
クセの強そうなサウンドは違いバランス型なイヤホンでした。
ヴォーカル重視の音源やブラスバンド系はかなり気持ちよく聴けると思います。
どの曲が映えるかなーと試してるうちにASMRとの相性がかなり良いことが発覚しました。

軽量で傷が目立たなさそうな加工なのでBTモジュールに繋いで外使い満足度を上げるのに一役買えそう。



総評
オススメな人:中音域に熱量もキレも両方欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/8点

SOUNDPEATS Air5 進化したANCでバッチリ遮音可能なインナーイヤー型TWS

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
本日8/23発売となったSOUNDPEATSのAirシリーズ最新作。Air5。
今回もクーポンコードを発行して頂いたので早速貼っておきます。

クーポンコード:AIR5NR8PR79

ページ掲載のクーポン併用で約7260円になるはず。上記コードは28日までとなります。

→有効期限: 2024年9月30日(月)23時59分まで延長となりました。

主な特徴としては
・Qualcomm S3 Gen 3 Sound Platform搭載で、超低歪率と高SN比を実現。
・aptX Losslessコーデックに対応
・13mm大口径ドライバ搭載
・インナーイヤー型でも高性能なノイズキャンセル対応
等々。

ハイブリッドでないけども先日紹介したCapsule3 Pro+が12mmDDだったのに対してこちらは13mm。
振動板の細かい仕様は不明だけどクセなくクリアで迫力のある音でした。



今作はカラーリングが初回から色々。
ホワイト、ブラック、ベージュ、パープル。
私は目新しさに惹かれてパープルを選びました。

圧倒的に取り出しやすい!

まずはいつものケース。じゃない!
ハッキリ言って今までのケースはカナル型ではないAirシリーズ(一部除く)の場合取り出しにくかった。
ガバっと真ん中から大きく開くようになっているので非常に扱いやすくなりました。
テカテカで光沢があるので指紋は目立ちます。


本体は基本サラサラ素材だけどタッチセンサー部分など部分的に光沢のあるデザイン。
内側に2箇所あるメインのスピーカー部とは別に上部にベントがあります。
装着感は相変わらず軽くて付けてる事を忘れるレベル。
それでいて本体が軽量なのもあって首を強めに振ってもびくともしません。

いつものゲーミングモードも搭載していますが、個人的に前作から引き続きaptx adaptive対応も嬉しい。
試しにPC環境でもテストしましたが高音質なのはもちろんゲーミングモード無しでもほぼ違和感なく動画が楽しめます。



ノイズキャンセルについては専用アプリで耳道のサイズ?に合わせた調整機能アリ。
前作では個人的にそうでもなかったノイキャンですが耳道サイズの真ん中を選んだ所驚くほど減音しました。
これは個人差があると思うので是非専用アプリで試して欲しい。
カナルじゃなくてもここまでいけるのかと驚きました。

真ん中の外耳道2がしっくりきました

音質としては大口径ドライバ+インナーイヤーであることを活かしたような開放的ドンシャリ。
サブベースは機構的にそこまで強く感じませんが大口径からはじき出すような重みはバッチリ。
ミドルベースもカナルに迫るしっかりした量感。
何よりしっかり重みがあるのにインナーイヤーである分余計な圧は無いのが素晴らしい。
開放的な構造なんだから多少低音薄くても我慢...なんてしなくて良い。
アニメやゲームでも全く不足感が無い。

中高音はパンチと開放感がこれまた気持ちいい。
分離感高めでVoもギターもドラムの金物もよく伸びてきます。
高めの女性Voだと少し元気良すぎて刺さるというか、音量を下げたくなるような刺激感が出ることはありますが。
ステージも広いので何を聞いてもスピーカーともイヤホンとも違う臨場感があってクセになります。
インナーイヤー独特の耳にちっちゃいスピーカー載せてる音はこの蒸し暑い季節にぴったりな爽やかさ。
可能であればさらなる気持ち良さを目指してaptx adaptive環境があると更に良し。
新しい色も爽やかさがあって非常にビジュアル面も良し。
イヤホンしたいけど耳が蒸れる感覚が苦手な方にとてもオススメ。

NF Audio RA15 上位モデルのドライバと交換式ノズル持ちの金属イヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(伊藤屋オンライン公式リンク  販売ページは8/23日にコチラに反映されます)(Amazonリンク
株式会社伊藤屋国際よりレビュー用として提供をいただきました。【PR】

私のブログでは初登場となるブランド、NF audioの国内では8/16に発表したばかりの新作。RA15。
qdc端子で、かなり小型な部類の全金属筐体。小ぶりでも亜鉛合金系なのか、重みはしっかり目。
わずかにザラつきのあるシルバーグレーの鈍い輝きが良い感じ。
フェイスプレートはなだらかに凹んでおり、ブランドロゴが刻印されています。



ベントは2箇所。ドライバのほぼ真上であろう位置と、もう1箇所はかなり外側に。
RL表記は印字ではなくガッツリと彫られています。
ノズルは標準的な長さで少し角度が深め。根本がこんもりと山のようになっているタイプです。
SIMGOTの製品でも見かけた方向性のデザインですね。
RA15は1DDとはいえ一部がかなり薄いスリムデザインですが、この内側の構造は金属筐体でも装着時の重心が外側に寄らず
しっかりと密閉も取りやすい。



ノズルは元々装着されているシルバーの「ステンレス製」と、付属品として「真鍮製」ノズルもあります。
前者は「BRIGHT」で後者は「WARM」のサウンド設定となっており、よくある低音量の調整ではなさそうな予感。
搭載されたドライバは上位モデル「NA2+」にも搭載されているMC2L-10Mダイナミックドライバ。
軽量かつ中剛性で優れた弾性をもつ5μ高分子複合ダイヤフラムによるパフォーマンス。
他にもデュアル磁気回路やリアキャビディを追加したデュアルキャビティ設計等。
13800円で売り出されたイヤホンとしてはかなり属性がモリモリに拘ってあるイヤホン。

まず【スレンレスノズル-BRIGHT】の音質としては金属筐体らしい音のタイトさ+綺羅びやかさが融合したドンシャリ。
クッキリハッキリと刺激感のある音ですが、サブベースからミドルベースまでしっかりとした重さと量感があるので
中高音が悪目立ちするような印象はなく、それでいて金管楽器の硬さやドラムの金物の表現はかなり強い。
刺さるとまでは言わないがBRIGHTと名がつく通りかなり明るめの音です。
低音は反応が早く余韻が少なめなので相対的にヴォーカルもかなり前に出てくる。男性Voも気持ちいいくらい伸びるが、温度感はやや寒色寄り。
女性Voにいたっては元が高めだと少しキンッと刺激的に聴こえる部分もある。
分離感や解像度はそこそこ高め。上下にステージ感が広く聴こえる。
上位モデルの技術が落とし込んであるおかげなのか、かなりハッキリとしたカリカリ系と言ってもいいくらいの明るさにもかかわらず
不快と感じる音になっていないのは凄いですね。

続いて【真鍮ノズル-WARM】の音質はその名の通りしっかりと音が変化。ウォームというかDARKという感じ。
とても明るかった中高音域がしっかりとトーンダウンするので元々重さのあった低音域がかなり前に出てくる。
ミドルベースの辺りも相対的にかなりボリュームアップ。
あれだけ刺激感のあった金管楽器が分離感はそのままに明るさが半分くらい減ってしまったように思えます。
多分いきなり真鍮ノズルを聴いたら「低域重視ながら中高音も程よく主張するドンシャリ」と表現したけど
先に聴いたステンレスノズルの音があまりに明るいのでギャップが凄い。
個人的には真鍮ノズルの方が好みではありました。

正直フィルターやスイッチ等のチューニングギミックは「色々選べる楽しさ」より優柔不断な私としては「どれも選び難い」になる傾向があるので
最初からこれだ!って音にしてほしい気持ちが強い。
RA15は2つのフィルターでハッキリと性格が変わるので「こっちが好き!」で選びやすいし、元の完成度が高い分「たまには交換するか」という楽しみ方も十分出来る。
少し気になる点としては真鍮製ノズルは真鍮の性質上、少し保管・メンテナンスに気を使うところ。

上位モデルの技術を落とし込んだ完成度の高さに
2つの大きく異なる性格の音を楽しめ、小型で装着感の良い金属筐体。
通常1万越えというとお高めのイヤホンに感じる所ですが、BAに頼らないDD一発のパンチがある完成度の高い音は
お値段以上の価値があると思います。
ちなみに箱内部のイヤホン収納はCD世代にはたまらない格好良さでした。


総評
個人的好み度:10点満点中/9点 
完成度:10点満点中/10点 


EarFun Air Pro4 LDAC&aptx adaptiveどちらにも対応したモリモリTWS

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク(ブラック))(Amazonリンク(ホワイト)
EarFunのスティック型TWS。Air Proシリーズの最新版となるAir Pro4。
値上げ値上げのご時世でも1万円以下で前作より更に機能を盛ってきました。

Qualcommの最先端チップ「QCC3091」を採用。
bluetoothは5.3から5.4にバージョンアップ。
今までは対応していなかったLDACに対応。もちろんaptx adaptiveはそのまま。
見た目に関しては微妙にカラーリングが変わった程度ですが、今回は上記のリンク通りはじめからホワイトカラーがあります。
3みたいにネイビーなど他カラーも後から追加はあるかもしれませんね。


点灯時間が短いので片側(L)点灯で撮影

充電ケースもロゴが銀メッキになったくらい?と思いきや開いてびっくり。
左右本体を照らすように照明が追加されました。
オシャレといえばオシャレ。でも無駄にバッテリー消費しそう。



本体もケースも見た目は対して変わりないのですが実はドライバーが変更になりました。
前作は11mmサイズのウールコンポジット振動板。今回は10mmサイズの複合膜振動板。
この部分でコストを調整したのかな?と思いましたが、音質的には割と今まで通りの迫力がありつつ分離感の良いドンシャリ。
ノズルは金属カバーが変更になった程度で、短めの円形。
イヤピの変更が容易なのでやはり円形が良い。

ノイズキャンセルについては今回も好感触。
低音域、具体的には車の音がほとんどしなくなる。ホワイトノイズが殆どしなくなった気もします。
外部取り込みは前作と同じく人の声含めちょっとしたノイズも強調して拾うので騒がしい場所だと店員の声どころじゃないかも。
またEarFun公式アプリはやはり必須。
左右のタッチコントロールを選んだり、タッチ無効にすることも可能。
ノイキャンモードは深い(多分一番削る)とバランス、外音に適応型、耳内の音に適応するモード。
更に風ノイズ用という多くのモードが。
正直そんな使い分けることも...とは思うんですが風ノイズキャンセリングは便利です。
深めより外部の細かいノイズが聴こえるようになってしまうけど、風切音が激減する。
一部の外部マイクの役割を変更してるんでしょうが、どうやってるんでしょうね。
風の強い日に重宝しそうです。

種類が多い

カスタマイズも多機能

音質としてはサブベースに関しては結構盛られている。
ジャズやメタル等、どっしりした低音がほしい楽曲についてはきちんと重めに響くベースやキック。
前作に比べるとミドルベースの濃さは失われていますが、弱くはない。最低限というか、必要十分にはある。
このあたり物足りない人はアプリからイコライザで調整も出来ます。個人的には前作の盛りっぷりも好きだけど
どの楽曲もナチュラル寄りなバランスで聴くならこれくらいで良いかなという感じ。

中高音は柔らかめに響いた前作に比べ少しスッキリと聴き取りやすくなった。
パンチは並で分離感が良く、低音域が支配的で無くなった分刺激が出るわけでもない。
LDACにも対応したことでより広い音域をバランスよく楽しめるようにフラットなバランスに寄せたのかなと思いました。
奥行き感が強いのは前作譲り。

総合的に機能がモリモリでゲームモードも相変わらず高性能。
スマフォでもPCでも使いやすく音もより万能型に。
ここまでやってるのにクーポン込で8千円半ばになってしまうというコスパ。
高性能で音にクセのない万能なTWSが欲しいなら間違いない。
LDACならこっち、aptx adaptiveならこっちと選んでいたのに両方対応してるのはかなり強いアピールポイントでした。
誰にでもオススメできる強さのTWSです。

TRN ST7 2DD+5BAハイブリッド 

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
TRNよりリリースされた10mmと6mmの2DD+5BA構成のハイブリッドイヤホン。ST7。
構成的にそれなりの価格になるかと思いきや日アマゾンでも四千円台と手頃な価格。
円安なご時世でこれは行くしか無いと手を出した人も多いかもしれない。



見た目はST5と違いST2、あるいはCS2と同じような筐体。本体はそこそこ薄めの部類だけど
しっかりと凹凸のあるタイプ。
内側は透明で、外側は黒か白の不透明な樹脂。TRNのロゴのみというシンプルなデザイン。
qdc端子でベントはDDの真上と、その1cmほど側にもう1個。
ノズルは長さ角度ともに標準的だが根本が少し太く盛り上がっており、凹凸のしっかりしたフィンと相まって
装着感はかなりガッチリしてる。
過去のレビューを見て思い出したけど私の場合は左耳だけこのフィンがあたって1時間もせず痛くなってくる。
大きめなイヤピで調整するのも難しい形状なので、同形状のイヤホンが合わなかった人にはこれも合わないと思う。

音質としてはTRNらしい寒色系ではなく少しウォーム寄りなバランス。
DDが10mmサイズのLCPと6mmサイズの複合振動板で、10mmサイズのDDが低音域を担当してるだけあり
サブベースの辺りはかなり力強く響く。ガッチリとした装着感の影響もでかい。ミドルベースは割と並かちょい薄め。
全体的に柔らかく、そこまでボワつきはないが後述する中高音が5BAとは思えないほど大人しめのチューニングな影響で
ウォームな傾向になっている。
TRNといえば比較的寒色的でソリッドなベースの傾向があるけどもST7は少し異色な存在ですね。

中高音は低音域の雰囲気に漏れず柔らかく、解像度自体はある程度感じるのですがキレはかなり抑えめ。
広いホール会場の最後方で聴いてるようなボヤっとした音像。
女性Voや金管楽器の辺りだけはBAらしく伸びてくるけどそれ以外がおとなしいので相対的にパンチが少し煩く感じてしまう。
鳴らし込むにつれて少しずつ晴れていく感じはしたのですがリケーブルでの調整も視野に入れたほうが良いかも。

リラックスした雰囲気に合うかというと一部の伸びがキツいし、
しっかりと音楽を聴き込みたい時だと全体的な音像ははっきりしないし、どちらの用途でもしっくりは来ない。
映画やラジオ、作業通話等のながら聞きとしては悪くありませんが、装着感が長時間にはキツめなのでオススメする理由には難しいところ。
2DDの効果はまだしも、5BAも必要だったのか疑問に感じる音でした。

構成的にお買い得感があるのは間違いないが音質的には最近の低価格帯KZや、ご時世的に円安が反映されてしまったが
似たような形状のST2の方がオススメ出来ると思いました。
後はSNSでもみかける「最初から糊でベタベタ」問題で心象が更に良くない。そこはTRNらしさなんですけども。
品質的にも音質的にもオススメはしにくいけど、イヤピやケーブル、鳴らし込み等で
試行錯誤して遊ぶのが好きな玄人には良いおもちゃかもしれません。



総評
オススメな人:なし
個人的好み度:10点満点中/3点 
完成度:10点満点中/6点 

TRI DRACO 6mm+8mm構成の2DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
TRIより本日発売の新作。DRACO。新製品ですがAmazon公式ストアでは25%OFFクーポンがいきなり出ているようです。


アルミニウム合金の金属筐体で、見ての通り穴が大きめな個性的デザインのイヤホン。
KAIというイヤホンをベースにアップグレードしたとXで触れられていましたが構成も見た目もガラリと変わったように見えます。
マットな加工で指紋が目立ちにくく、サラサラとした触感。

0.78 2pin端子で、少し本体から端子部は凸になっています。形状的に左右の区別は付きやすいけど、識別マークが付いているのは親切。
横長でかつ異径ドライバということもあり縦に向けるとティアドロップ系の形状。
内側はなだらかな凸のない形状で、ノズルは気持ち短めで少し角度が付いています。
相変わらずこの手の横長形状は見た目の割に装着感が意外と癖なくすんなり収まります。
ベントは内側に一箇所と、FPにとても大きなものが2箇所。側面にも結構大きめのベントが2箇所空いています。
こういう感じのベントはインイヤータイプのイヤホンみたいですね。
かなりスカスカに見えるけど余程音量を上げなければ音漏れはそうでもない。

TRIロゴも実はベント


側面にもかなり大きなベント
 

2DDの構成としては6mmのチタン振動板と8mmの第三世代LCP振動板。
音質としては非常に抜けの良い開放感と、金属筐体らしい明るめの響きが特徴的。
これだけベントがあると低音域に軽さが目立ちそうなものですが、DRACOはダム型の貫通型フロントキャビティを採用し補強。
そちらの効果か、サブベースからミドルベースまで並程度にボリューム感はある。
ソリッドさが目立ち、開放的なので余韻も少ないんですが出音は割としっかり。
LCP振動板の幅広い万能さ+8mmというサイズ感が活きてるんでしょうか。
低音域に絞るならDDは下手な大口径よりちょっと小型のほうが押し出しのある低音域を出せてる気がする。

中高音域は見た目の期待通り。
インイヤーのような開放感がありつつカナル型のダイナミックなパンチのある音でもある。
両者の好いとこ取りな迫力のある音。
解像度自体はそこまで高くありませんが分離感はまぁまぁ高め。
ギターのカッティングや金管楽器は少しキンキンとした刺激が出る部分もあります。
その分というわけではないけどVoは男性も女性もよく伸びて気持ち良い。
ドラムの金属系やクラップ音は金属的な残響感がしっかりとあってこちらも気持ち良い。
チタン振動板のおかげか、硬質な音が非常にカッチリとした輪郭で捉えることが出来ます。
一部の元々刺激強めな音域もより強調はされてしまうので楽曲によってはちょっと煩く感じる部分が出てしまうかも。

総合的には金属筐体好きなら掴んで損はなさそうな出来。
ただし一部の強調された金属音が苦手な人はいるだろうし、KAIをベースにとありますが
暖色系ときくKAIとはかなり方向性が異なると思うのでKAI好きだから買ってみよう!というのは少し考えたほうが良い。(KAI未試聴なので比較はできませんが)
開放的な機構通りの音場と、ソリッドで締まりのある低音、パンチと分離感の良い中高音。
この辺りの要素にピンときたらクーポンもありますし是非。

総評
オススメな人:開放的な音が好き、金属筐体が好きな方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点