今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)
TRIより本日発売の新作。DRACO。新製品ですがAmazon公式ストアでは25%OFFクーポンがいきなり出ているようです。
アルミニウム合金の金属筐体で、見ての通り穴が大きめな個性的デザインのイヤホン。
KAIというイヤホンをベースにアップグレードしたとXで触れられていましたが構成も見た目もガラリと変わったように見えます。
マットな加工で指紋が目立ちにくく、サラサラとした触感。
0.78 2pin端子で、少し本体から端子部は凸になっています。形状的に左右の区別は付きやすいけど、識別マークが付いているのは親切。
横長でかつ異径ドライバということもあり縦に向けるとティアドロップ系の形状。
内側はなだらかな凸のない形状で、ノズルは気持ち短めで少し角度が付いています。
相変わらずこの手の横長形状は見た目の割に装着感が意外と癖なくすんなり収まります。
ベントは内側に一箇所と、FPにとても大きなものが2箇所。側面にも結構大きめのベントが2箇所空いています。
こういう感じのベントはインイヤータイプのイヤホンみたいですね。
かなりスカスカに見えるけど余程音量を上げなければ音漏れはそうでもない。
TRIロゴも実はベント |
側面にもかなり大きなベント |
2DDの構成としては6mmのチタン振動板と8mmの第三世代LCP振動板。
音質としては非常に抜けの良い開放感と、金属筐体らしい明るめの響きが特徴的。
これだけベントがあると低音域に軽さが目立ちそうなものですが、DRACOはダム型の貫通型フロントキャビティを採用し補強。
そちらの効果か、サブベースからミドルベースまで並程度にボリューム感はある。
ソリッドさが目立ち、開放的なので余韻も少ないんですが出音は割としっかり。
LCP振動板の幅広い万能さ+8mmというサイズ感が活きてるんでしょうか。
低音域に絞るならDDは下手な大口径よりちょっと小型のほうが押し出しのある低音域を出せてる気がする。
中高音域は見た目の期待通り。
インイヤーのような開放感がありつつカナル型のダイナミックなパンチのある音でもある。
両者の好いとこ取りな迫力のある音。
解像度自体はそこまで高くありませんが分離感はまぁまぁ高め。
ギターのカッティングや金管楽器は少しキンキンとした刺激が出る部分もあります。
その分というわけではないけどVoは男性も女性もよく伸びて気持ち良い。
ドラムの金属系やクラップ音は金属的な残響感がしっかりとあってこちらも気持ち良い。
チタン振動板のおかげか、硬質な音が非常にカッチリとした輪郭で捉えることが出来ます。
一部の元々刺激強めな音域もより強調はされてしまうので楽曲によってはちょっと煩く感じる部分が出てしまうかも。
総合的には金属筐体好きなら掴んで損はなさそうな出来。
ただし一部の強調された金属音が苦手な人はいるだろうし、KAIをベースにとありますが
暖色系ときくKAIとはかなり方向性が異なると思うのでKAI好きだから買ってみよう!というのは少し考えたほうが良い。(KAI未試聴なので比較はできませんが)
開放的な機構通りの音場と、ソリッドで締まりのある低音、パンチと分離感の良い中高音。
この辺りの要素にピンときたらクーポンもありますし是非。
総評
オススメな人:開放的な音が好き、金属筐体が好きな方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点
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