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KiwiEarsより発売された1DDに平面駆動を2発という珍しい構成のハイブリッドイヤホン。Canta。
イタリア語で歌うという意味らしい。
0.78 2pin端子で樹脂筐体に金属製フェイスプレートで真っ黒に統一されたデザイン。
ノズルは標準的な長さで角度が少し深め。ベントは内側に1つとpinそばにも1つ。
シンプルながらフェイスプレートの模様とブランドロゴがシックな雰囲気。
サラッとしていて指紋が目立たない加工になっています。
ドライバの詳細は載っていないのですがDDと平面駆動2発という割に結構コンパクトサイズ。
気持ち厚みがある程度で滑らかな丸いデザインなので装着感にクセがない。
音質としては歌という名を冠するだけあり中音域の力強さが目立つドンシャリ。
サブベースは並程度に出ていますがどことなく狭さを感じるコンパクトな響きで余り目立たない。
ミドルベースは中音域の熱量にも加わっていてそこそこのボリューム感。
ゴリゴリと押し出すDDらしい低域というよりは中音域のために土台を作っているようなさり気ない量感です。
ソリッドさとはまた違うのですが余韻が少なめ。
中音域は2発の平面駆動をどういうバランスで振っているのかわかりませんが
熱量と解像度を両方押し出したような力強さ。
男性Voでも女性Voでも、濃さが欲しい時、伸びが欲しい時どちらの欲求もそつなくこなせる感じ。
ギターのカッティングや金管楽器のキレも良好で、それでいて刺さるような刺激はきっちり抑えてる。
箱出しだと平面駆動独特のむず痒さを感じたので最低でも小一時間は鳴らし込んだほうがオススメ。
DDのようなパンチとBAのような抜け感と解像度、各々の美味しいところを引き出したようなバランスの良さ。
音場に感じては中音域の抜け感が素晴らしいが全体で見ると並。
ベントが最低限程度で狭く感じないのはこの中音域と出しゃばらない低音域のおかげか。
高音域は中音域の方が目立って少し後ろに聴こえるけど解像度高めで金属系の音を程よく強調してくれる。
刺さりこそないけど時折クリスプで少しだけ刺激的な音がある。
平面駆動のクセが出てるなぁという印象。
構成の割に音量は取りやすいけどこの辺りは上流やバランス接続で印象は変わりやすいかも。
総合的には中音域重視だけど低音も高音もバランスよく鳴らしており、構成から想像していた
クセの強そうなサウンドは違いバランス型なイヤホンでした。
ヴォーカル重視の音源やブラスバンド系はかなり気持ちよく聴けると思います。
どの曲が映えるかなーと試してるうちにASMRとの相性がかなり良いことが発覚しました。
軽量で傷が目立たなさそうな加工なのでBTモジュールに繋いで外使い満足度を上げるのに一役買えそう。
総評
オススメな人:中音域に熱量もキレも両方欲しい方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/8点
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