7HZ Sonus 1DD+1BAのハイブリッドイヤホン

今回ご紹介するのはコチラ。
7HZより1DD+1BA構成のSonus。Linsoulリンクはこちら
このブランドだと私のブログではSalnotes Zeroを絶賛したきりでした。
かなり以前からツイッター(X)で情報は出ていましたが、販売価格は59.99ドル。
シンプルなドライバ構成とはいえ、いかついプレートをしているので70ドル~程度はしそうだと思っていたので
約60ドルとは流石の価格。

0.78 2pin端子で相変わらずイヤホンに対しやや斜めに設置されたモノ。
特許でも取ってるのかというくらい他ブランドは真似しませんが、これだけでケーブルが
僅かに内側に入り込んでくるので、すごくフィット感が向上します。


樹脂ボディと、少し厚めのアルミ合金フェイスプレート。

プレートはフラットではなく、ロゴから2本のラインにかけて登り坂のように盛り上がっています。
表面はマットな質感で指紋が全く目立たない。
今回私のはブラックですがシルバーなロゴとの色対比が絶妙ですね。

ノズルは本体と一体化した樹脂製。若干太めで、標準的な長さ。

角度がやや深めで、イヤーフィンのような段差がある少し凹凸のある仕様。
装着感はガッチリとハマるタイプですが、人によってはノズルの太さが少しキツさを覚えるかも。
ベントが2箇所と、すぐ側にRLロゴが入っています。ここを見て判断する人いるんだろうか。

ノズルには通常のメッシュだけでなく花柄を刻んだおしゃれなメッシュ付。
交換用もオマケとして入っています。
通常目に付かないところにお洒落を取り入れるとは江戸っ子の精神を感じます。
思えばSalnotes Zeroもメッシュが少し独特でしたね。


付属ケーブルもかなり独特の幅のあるケーブル。
いわゆるきしめんタイプと呼ばれるやつですね。
個人的には撚った方がオシャレというか、使い勝手が良い印象ですがこれもまた7HZブランドの個性でしょうか。

ドライバについては詳細が書かれておらず、恐らくは10mmサイズのDD。

見直すことで広い周波数応答を実現したようです。
BAについてはノズル内部ではなくやや斜めに伸びるノズル根本、DDの直ぐ側に配置。

音質としてはややニュートラル寄り。低音から高音域まで自然に伸びるサウンド。
重低音はかなり深めの領域まで鳴っており、全体を支えるように下の方で広めに響きます。
ミドルベースはあまり膨らまず、存在感がありながらも悪目立ちはしない。
ソリッドというわけではなく、パワーはあるけどバランスを弁えたボリューム感です。

中高音域は分離感も程々に、自然なバランスで広めに鳴ります。
Sonusの一番印象的な部分というか、中核を担う印象。
ウォームでもないがシャリつきも一切ない。
ハイブリッドイヤホンだと大体中音域は強めの低音と高音に飲み込まれてやや凹むか、
凹まずとも存在感はやや弱め、負けずに主張して刺激強め。という大まかなパターンに分かれると思うんですが
Sonusでは本当にニュートラルなバランスにチューニングされていると感じます。
高音域も金属的なタッチ感は残しつつも極力自然さを意識した柔らかさがある。
サブベースが濃い以外は、出しゃばらず凹まず自然に伸びる音を意識したチューニング。

解像度という意味では他機種に一歩譲るがこのニュートラルさは案外癖になる。
少なくとも聴き疲れとは無縁な音。
だからといってモッサリとしてつまらないというわけではない。
Salnotes Zeroはかなり独特のドライな音でしたがSonusはひたすらナチュラル。
でもサブベース、特に20HZ~30HZあたりだけはやたらと濃い。
リミックス系の音源を聴くとちょっと笑いが出るくらいに太いのが出てきます。
装着感による密着感からではなく、ドライバから直接叩き出す低音。
普段好む楽曲によっては「このイヤホン全然ナチュラルじゃないんですけど!」と面食らうかもしれません。
でも基本的にはナチュラルです。多分。。。



オススメな人:ナチュラルめなバランス、聴き疲れのしにくいハイブリッドに興味のある方。
個人的好み度:10点満点中/10点 第一印象時点ではまぁ悪くないかなと思ったのが、電子系で完全に吹っ飛ばされました。
完成度:10点満点中/10点 

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