7Hz Salnotes Zero コスパ破壊のパワー系1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはこちら。
7Hzというメーカーのサブブランド、Salnotesからリリースされたイヤホン。
通称:猿ゼロと呼ばれてるヤツ。

アリエクだと2000円台前半で購入可能。amazonでも現在3280円。
価格的にはよくある1DDイヤホンクラスなんですがその価格に見合わない音質で話題に。

0.78 2pin端子で樹脂系の中身が詰まってなさそうな軽量ボディ。
しかしフェイスプレートは厚みのありそうな金属板。ツヤ消しでブランド名が薄く刻印されています。
一見おもちゃっぽいのにこのプレートだけで凄くパワー感が出てますね。
丸っこいデザインも良いですがこういったガジェット感強いほうが好みです。

付属イヤーピースはやたらとカラフルで、箱に載ってる黒いイヤピは何故か付いていないという
中華らしい雑さもありつつ、このイヤホンは細かいところに
高価格帯でも見ないような気が利いています。
メス側の端子が若干斜めに入っている!
一見制作ミスに見えなくもないですがこの加工によりケーブルのガイドが耳にしっかりとフィット。
今まで当たり前のように使ってきましたが斜めに付いているとフィット感がとても良い。
他メーカーもどんどん真似して欲しい。

この加工の効果もあり装着感は非常に良好。
気持ちノズルが短めなので私はかなりギュっと押し込んで使ってますが
こんなゴツゴツした見た目でも凹むところがしっかり凹んでるおかげで特に痛みも無し。

音質としてはドライで解像度が高く明瞭感の強いドンシャリ。
低音は締まりがよくダンスミュージックから古めのロックまでそつなくこなす感じ。
サブベースの量感は並でミドルベースはちょっと控えめ。
個人的に樹脂筐体だと低音域はボワ付くイメージがありましたが猿ゼロは無し。
低音のアタック感は欲しいけど全体的に響くようなのは嫌だよ!という贅沢な需要にも
応じてくれるレベルの高い低音だと思います。

中高音は一番クセが強い。かなりドライ。ソリッドに鳴るのでウォーム感を求める人は
一聴しただけでダメだと感じてしまうかも。
刺さるというわけではありませんが無機質な響き。
個人的にはギターのミドルレンジが「ッカーン」と気持ちよく抜けるサウンドがとても好み。
ピアノやアコギでも同じようにヌケの良い気持ちよさがありますがここで
「温もりがない」「音が薄っぺらい」と思う人もいるだろうなという音。

イヤホンはもっこりしてるくらいの音が良いんだよ!という人にはオススメしませんが
そうでなければ全員に勧めたいくらいの完成度。
二千円前後ならZSTX もうちょっと出せるならCRA+ 更に出すならmele等
この1年ちょっとでも高コスパイヤホンは自分の中で更新され続けてるんですが
今は、というか今年はこの猿ゼロがNo.1だと思います。
見た目と、音のドライさが気にならないなら絶対に試して欲しいイヤホン。


総評
オススメな人:明瞭感のあるドライなサウンドが好みな方。イヤホン好きな人全員。
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点 自分が購入したのは接着剤がはみ出て汚れてたので12点から減点しました。それでも10点。




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