EarFun Air2 NC あの振動板が帰ってきた

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
EarFunのスティック型TWS新作。Air2 NC【PR】
公式よりクーポンコードをいただいております。クーポンコード:NOVPRQWE 7990円→特別価格:6391円(800円オフクーポンを含む)

追加されたホワイトカラーも対象ですので是非ご活用ください。

主な特徴として
・Bluetooth5.3に対応
・LDACに対応
・11mm ウール複合ダイナミックドライバー採用
・EarFun独自のQuietSmart 2.0技術・ハイブリッド・アダプティブ式ノイズキャンセリング機能、最大45dBのノイズを低減
・イヤホン本体最大9時間再生
・マルチポイント接続機能、ワイヤレス充電、IPX5防水
・専用アプリにムービーモードが登場、臨場感溢れる3Dサラウンド・サウンド




見た目はPROシリーズと微妙に違い、タッチセンサー部分が狭い。明らかにタッチセンサーだとわかるより逆にスマートかもしれない。
耳に入る部分のデザインはほとんど同じ。いくつかベントがあり、短めの円形ノズル。楕円ではありません。
充電ケースはスティック型によくある差し込みタイプ。
個人的にはPro3やPro4のようなタイプのほうが好み。 あちらは角笛イヤピがギリギリ収納できましたが
このケースはTWS用の短いイヤピにしか対応していないギリギリサイズ。
ちょっとでも付属イヤピより全長が長いと収まりが悪くなってしまう。
充電端子の都合なのかわかりませんがProシリーズのケースを踏襲してほしかったところ。

Pro4とは異なりaptx adaptiveには対応していませんが、LDACはバッチリ対応。
ノイズキャンセルもノーマルから外音取込は勿論、風用のノイキャン、個人個人の耳に対応したタイプまで。
専用アプリから様々な設定が出来るようになっています。
普段からノイキャンを使わないので適応ANCはイマイチ普通と違いがわかりませんでしたが、人の声が小さくなり車のエンジン音等は
本当に小さくなる。外歩きで使うのは怖いなぁと思うくらいには静かになります。
勿論ゲーミングモード搭載なので遅延も対処可能。
シアターモードというサウンドステージが広がり音楽の中心に自分がいるかのような没入感を味わえる。という触れ込みのモードは普通。
音に包まれるというよりは音圧がものすごく上がるという感じ。



なんと言っても個人的に注目したのは搭載ドライバ。
Pro3にも積まれていた11mmサイズのウール複合ダイナミックドライバ!
発売から少し時間が経っているので全く同じ仕様かは不明ですが、濃いめの低音が魅力的なドライバだったので期待が高まっていました。

音質としては期待通りの重みは残しつつ明瞭さの増したドンシャリ。
Pro4の音も中々良いものでしたがやはりドライバの違いが出ています。
Air2 NCの低音域はサブベースもそこそこにミドルベースまで結構濃い目。
若干ウォーム寄りの濃さではあるが解像度は悪くない。
中高音域はスッキリ目だが少しパンチもある。耳に刺さるほどではないが若干硬い感じ。
男性Voから女性Voまでどちらも力強さをしっかり出してくれる。
ギターのカッティングや金管楽器、ドラムの金属系もキレよく、分離感もまぁまぁ。

ちょっと濃すぎたPro3と、万能だが薄味ともいえたPro4各々の良い部分をバランス良く混ぜ合わせたような音。
LDACにすると音の粒立ちが増して有線に劣らない程度に気持ちよく音を楽しめます。
いつもの低遅延(ゲームモード)もあるのでゲームをするとき等にも相性バッチリ。
個人的にはaptx adaptive対応だともっと嬉しかった。



個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点

7HZ G1 DLC振動板採用の1DD全金属筐体イヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoul公式リンク
7HZより発売された新作。ハーマンターゲットカーヴに準じたチューニングの施された
DLC振動板採用の1DDイヤホン。G1。


いつもの斜めに角度のついた0.78 2pin端子。パーツが違うから他ブランドは真似できないのか特許をとっているのか。
毎度言いますがこの微妙についた角度でも装着感は大きく向上します。
ケーブルが自然と頭側に寄ってくれるので快適。
薄く、耳にすっぽりと収まる滑らかなボディ。気持ち太めのノズルで角度は浅め。
ずっしりと重みがあるので亜鉛合金でしょうか。ベントは内側上部に少し大きめなものが3つと、ドライバの真上に1つ。
私が長年愛用しているTRN VX PROに近い形状をしていますが、比べてみると意外と差がある。
耳への収まりが良い分、遮音性は非常に高め。


大きさも形状も結構違った。

DLC振動板採用の金属筐体というと、今年はじめの方にレビューしたJIALAI CARATがありました。
CARATは正確にはチタンコートDLCですけどね。
コンパクトという意味でも共通点のある機種ですが、価格はG1が前者の約半分となっております。

音質としては低音に厚みがありつつ、中高音の分離感、定位感も優れた使いやすいドンシャリ。
サブベースはそこそこでキック、ミドルベースが非常に厚い。
重みのある金属筐体のおかげか、低音はそこまでぶん回されずに一定の制動されたキレの良さもある。
10mmサイズのDDらしい迫力のある低音。
ミドルベースがどんどん前に出てくるのに中高音を飲み込まないので、ノリが良いのに細かい音も拾いやすい。

中高音に関しては距離感の近い低音と比べ奥行きがあり、解像度の高さはそこそこですが音の聞き取りやすさが優れている。
最近よく謳われるゲーミング向けとかそういう方向性ですね。
タイトでキレが良く、ギターのカッティングや金管楽器の響きが気持ちいい。
男性Voに欲しい熱量や女性Voに欲しい伸びも上々。
音数の多いギターがガシャガシャした曲だと少し音が団子になる時はある。
1DDですが高音域も細やかに聴こえます。BAのような解像度の高い感じとは異なり若干パンチ重視なところはある。

JIALAI CARATと比べ若干G1の方が解像度の甘い印象はあるけど定位感の良さは圧倒的にG1。
小綺麗にまとまりすぎず、ちょっと個性を出した前者に比べG1はハーマンカーヴと言いつつ
低音域の強さは明らかにハーマンカーヴの系統より盛ってます。
それでいて音の聞き取りやすさは結構ハイパフォーマンス。
個人的にゲームをする際は聞き取りやすさより派手さを好んでしまうけど、G1なら派手さも聴き取りやすさも
いい塩梅に両立させてますね。
公式でゲーミングに関して言及するだけあります。

長時間装着しても問題の出にくいコンパクトで遮音性の高い装着感。
シンプルで飽きのこないデザイン。
ゲーミングというと派手なデザインの多いこの頃ですがG1くらいシンプルで良い。
音楽にもゲームにも満足度の高い音。
これでいて約5000円ならまた7HZの1DDシリーズで良い価格帯にぶっこんできたなと感じます。
Salnotes ZeroからはじまりZero:2も結構良い出来でしたが5k以下のクラスから「ちょっと良い奴ほしい」という人にオススメ。


個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点

AFUL Explorer 1DD+2BAのハイブリッドイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(HiFiGo公式リンク
AFULより販売されているブランドとしては手頃価格のハイブリッドイヤホン。Explorer【PR】。
一部ではPerfomer8と5に倣ってPerfomer3とも呼ばれているらしい。

照明当てたら結構青いなーレベル
0.78 2pin端子で、宇宙をモチーフにした濃紺~黒が混じり合った樹脂筐体。
商品画像によっては結構青色が強調されているように見えるけど、実物は濃紺という印象。
フェイスプレートは濃紺(黒?)から鮮やかな青色まで、派手すぎず地味にならない煌めき感。
ラメが非常に細かくぎっしりと入っているせいか、今までで一番宇宙感のあるデザイン。
ベントは凸のあるお尻(?)の部分に若干大きめのものが1箇所のみ。

ノズルはPerfomerシリーズと同じく段差のない樹脂ノズル。
少し段差をおいて音導管が顔をのぞかせているのも共通の特徴。
イヤーピースすぐ抜けて困るに決まってると思いきや、角笛とかだと案外抜けない。ドットスパイラルは抜ける。
コンパクトに見えるフェイスプレートとは裏腹に内側は少し大きく膨らんでいるが
非常にエルゴノミクスなデザインのお陰で収まりは良い。樹脂製で軽量なのでズレも無いです。
内側にきっちり食い込むような装着感なのでイヤーピースは普段よりワンサイズ落としたほうが良いかも。

ロゴも角度によって存在感強い

音質としてはブランド上位機種の技術を落とし込んでいるだけあり、完成度の高い低音盛り弱ドンシャリ。
1DDのサイズや仕様は特別記載されていないのですが、サイズ的には10mm以下でしょうか。
Perfomer8しかレビューしていない自分にとっては驚きの低音。
どっしりとサブベースから深みと量感があり、ミドルベースにかけてもベースラインが聴き取りやすい。
それじゃあウォームなのかというと
「高減衰空気圧バランスシステム」
「RLCネットワーク周波数補正」
「音導管システム」

これらの技術により量感と明瞭さどちらも兼ね備えた音質を実現されているので、Perfomer8に比べれば
明らかに低音寄りなバランスであるにも関わらずAFULらしい明瞭感は保っている。
他の低音寄りなイヤホンと比べても樹脂筐体とは思えないほど制動感があり、なのにドラムのタムでも存在感がある。
AFULはPerfomer8以外試聴経験もないので一概には言えませんがこんなに盛られたのもあったんですね。

中高音域は2BAでそれぞれ出しているわけですが、一般的なBAに比べるとより広い周波数に対応しているBAを搭載。
強めの低音域がメインなのでそちらに負けず出力を上げるか、あえておとなしめに鳴らして控えるのか。
Explorerはそのどちらでもなく、若干丸みはあるもののVoもギターもドラムの金物も、全部程々に存在感を出してます。
それでいて歪は少なく、音量を上げて聞いても不快感のある帯域はありません。
AFULチューニングのバランスの良さを感じました。
ホーン楽器だと低音寄りの楽器に関してはExplorerの低音の恩恵を得るのかバリバリに強めの音がなって気持ちいい。
若干丸みがあるという表現をしましたが刺さる直前のような伸びがないだけで、籠もりを感じる程ではありません。



低音重視でそれ以外が凹んでるのは嫌だけど刺さるのはもっと嫌だという人ならまずオススメできる弱ドンシャリイヤホンです。
Perfomer8までのキレはありませんが全体的な完成度は流石AFULだと感じさせるものでした。
AFULの音作り好きだけど外使いするには勇気がいるなと思ってた人にもオススメ出来ると思います。


個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点

TRN V10 PRO 2DD+2BA  やたらと距離が近い楽しいドンシャリ

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
TRNよりリリースされたV10というイヤホンの後継機(といいつつ名称だけで構成的には別物らしい)。
大きさの異なる2DDと2BAを搭載しつつ日amazonで約二千円のお手頃ハイブリッドイヤホン。V10 PRO。
TRN公式Xの抽選で当選したものです。



qdc端子で非常に透明度の高い樹脂と金属製フェイスプレート。
プレートは結構重みがあるので多分亜鉛合金系。半開放のような大胆なデザイン。
シルバーとブラックの2色で、ブラックは加工的にはツヤツヤだけど色味はマットな質感。金属っぽさがない感じ。
ベントは小さいDDの真上に一箇所のみ。 プレートでだいぶ開放してる分最低限で済ましてるっぽい。
ノズルはやや深めの角度。僅かに凹凸のある薄めのボディは装着感良好。
多少重くても付けたら何も気にならない。
メタルメッシュが目立つけど音漏れは見た目ほどじゃないです。

DDは10mmのベリリウムコート振動板と6mmのチタンコート振動板の組み合わせ。
TRNではMT4が同じデュアルDDでしたが、そこに2BAをプラスした音がどうなっているのか。

近づくとDDの磁力でくっつく

音質としてはゴリッゴリの低音とドライな中音域が近距離でやりたい放題なドンシャリ。
MT4とMT4 PROの二機種では膨らみすぎだったり、FPを開放的にすることでソリッドに近い低音域になっていたが
V10 PROでは重みをしっかり残しつつ、半開放にすることで適度にウォーム感を逃がしたように思えるバランス。
サブベースからミドルベースまで力強くゴリゴリと前に出てくる。
ベリリウムコートの影響か引き締まりつつも重みが深い低音で、ミドルベースに関しては深さはそれほどじゃないが
開放的なベントが確保されているにも関わらず圧力は並以上に出てる。

中高音はどちらかというとウォームな低音に比べ結構ドライ。
2個ともBAはノズル内部に配置されているのでゴリゴリな低音に負けず埋もれずしっかりと主張してくる。
6mmのDDが中音域のパンチをしっかり確保してるのでドラムのスネア等がだらしなく埋もれたりはしない。
男性Voも女性Voも伸びこそ並だが艶や力強さはしっかり目。
そこにドラムの金属類等の高音域は2BAで補強してるという印象。
MT4 PROは2DDのみだったので金属的な音の質感がどうしても弱めだったがうまくグレードアップされている。

分離感は悪くないがいかんせん全体的に圧力が凄いので良い意味で馬鹿っぽい。
高音域以外ステージから降りて目の前で音出してる?ってくらい近距離で楽しいです。
手頃な価格帯で全体的に元気なイヤホンが欲しいと言われたらかなりオススメできる。
見た目の割に抜け感はそこまで強くないし、TRNらしい寒色系ドンシャリが欲しいなら話は変わってくるが
音的にはドンシャリ好きなら誰でもオススメ出来る程度には強い。



総評

個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/8点(ブランド恒例ですがFPとの接着部にノリがベタベタはみ出てるビルドクオリティ)

TINHiFi C2 2025 金属筐体の無骨な1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(TINHiFi公式リンク
TINHiFiよりリリースされたC2というイヤホンのマイナーチェンジモデル C2 2025。そのまま!
TINHiFi公式からの提供品PRとなっております。



0.78 2pin端子でいわゆる埋め込み型。ちょっとの段差があるのではなく、きちんと対応した凸の端子でないと
途中までしか刺せず緩くなってしまうことがあるのでリケーブル前提の方は注意。
筐体はアルミ合金で堅牢な見た目とは裏腹に割と軽め。
背面に一箇所大きめのベント。内側にはDDの真上あたりにもベントが。
表も裏も角張った印象ですが装着感に関してはこの手の楕円形は案外良いんです。
ノズルでしっかり固定されるので不快なプラプラ感も無し。
イヤホンのお尻というか、ベントがある側が人によっては耳の内部に当たってしまうことはあるかもしれません。
上下に関しては耳奥まで差し込むタイプではないこともありあまり干渉しないでしょうが、左右はちょいごついサイズ感。
今回提供されたのはガンメタで、他に黒もあります。
箱にはWhiteって表記もあったんですが公式含めどこにも見当たらなかった。

パッケージのロボが着色されました

音質としては公式でハーマンカーヴという単語を使うだけあり、どの音域もそれなりに盛られつつ尖りの少ないドンシャリ。
私は残念ながら無印のC2は未試聴なんですがドライバ含め基本的な構成は変わっていないらしいです。
LCP+PU素材の複合振動板を採用した10mmサイズの1DD。
素材の複合率を調整したり微調整は行い、内部構造も見直し3割ほど内部干渉(音の反響?)を減少。グラフを見ると無印より少しメリハリのあるチューニングが施されてる様子。

サブベースは並ですがミドルベースは割としっかりした量感。金属筐体なので余韻は少なめ。
LCP系の深さはそこまでじゃないけど出しゃばりすぎない存在感の強さが程よい感じ。
明瞭で少し明るい全体像を軽くしすぎないようここで重心をしっかり落としてる。

中高音は若干シャープな部分もありますが解像度が高めでギターのカッティングサウンドが気持ち良く伸びるタイプ。
Voに関しては男性Voだと多少物足りない薄味感は否めない。女性Voは基本よく伸びるが、時折サ行が気になる。
楕円形のイヤホンは何故かベントに関わらず音が上下に狭く前後に広い気がするんですが、C2 2025も同じ感じ。
低音が比較的手前で、中高音域はちょっと奥に並んでるような位置。
抜けが悪いとまではいわないけど開放感が好きな人だと結構気になるかも。

全体としては解像度も分離感も悪くなく、少し明るめで硬めなサウンドが好きなら結構オススメ。
ただし現在値段が下がっている無印に比べ現状2025は少々割高な印象。
無骨な見た目で惚れた方や、濃いめの低音域は求めない方には良い選択肢だと思いました。



総評

個人的好み度:10点満点中/6点
完成度:10点満点中/7点

SOUNDPEATS Breezy 震えるぞベース! オープンイヤー耳掛けタイプの最新版TWS

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
SOUNDPEATSより耳掛けタイプのオープンイヤーTWSにまたもや新作が出ました。
12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載した公式アプリで機能マシマシのBreezyです。【PR】
今回も公式よりクーポンを発行いただきましたので、是非ご利用ください【BRZYBKBLG38】掲載クーポンとは別に5%OFFです。

主な特徴として
・片耳で約8.43gと軽量なデザイン
・イヤーフックは90度の間で調整可能
・独自のダイナミックEQで低音強化

その他マルチポイント接続、低遅延モード、独自の音漏れ対策技術等。
先に書いておくとこのダイナミックEQが一番キマるので公式アプリは必須レベルです。
ファームウェアのアップデートが入ることもあるので導入しましょう。
いつも通りカスタマイズ出来るイコライザーやタッチ操作もあります。
タッチ操作に関しては無効にも出来るので誤動作絶対防ぎたいという人にも良いですよ。



ケースに関しては少し平たい楕円形のタイプ。
マットな樹脂製ですが、ブランドロゴのSが花崗岩の表面のようにざらついた加工でデカデカと刻印されています。
本体は画像で見た印象よりも大分コンパクト。
そしてイヤホンケースとは対照的に、全体がザラついた表面。
ブランドロゴ部分がツヤのある加工になっており、ここにタッチセンサーがあります。
ドライバ収納部分には開口部が大きく3つ。側面にも大きなものが1つ。
結構大きめな音でテスト(iPhoneでダイナミックEQオン 音量バーの真ん中より少し右にはみ出るくらい)したのですが
側面からの漏れは案外少ないようで、標準的なオープンイヤーの漏れかな?と思います。


コンパクトな分、フックの角度が合わなかったらどうしよう。
耳穴にスピーカー部分がうまくあわなくて音がスカスカ。なんてことを解決するため
Breezyのイヤーフックは90度程度ガッツリ動きます。

まず耳に引っ掛けて、音楽を流しながら一番ダイナミックに聴こえる角度を探しましょう。
フックも細すぎず太すぎず、柔らかくないがカチカチでもない。
1時間程度つけてもまったく痛みや違和感はありませんでした。
首を左右上下に振ってもズレ無い程度には密着感もあります。

これから

こう


再生時間に関しては単体で10時間(AAC音量60% ダイナミックEQオフ ムービーモードOFF)となっていますが、
iPhone(AAC)で60%として、ダイナミックEQオンで1時間程度再生してゲージが1割も減ってないので結構持ちそう。
防水性能はIPX4。見た目の割には丈夫そう。

音質としてはデフォルトだと12mmサイズのダイナミックドライバなりのヌケ良くパンチのある、軽めのドンシャリ。
ハッキリ言って何もいじってないと少し寂しいボリューム感のない音ではある。
でもオープンイヤーの良さは聴きながらでも周りの音を聞き取りやすいことが含まれていると思うので、
これはこれで使いやすい優しめな音質かなという印象。
こもった感じはなく人の声も聴き取りやすい。

ダイナミックEQがイチオシ

いつものバリエーション



公式アプリを使うことでプリセットEQやカスタムEQを選べるので音質は好みに合わせて調整可能。
とはいえ私はノーマルのまま使うことが多く、今回も試してはみるけど。。。という気持ちで触っていたら
ダイナミックEQという他のEQとはわざわざ別に配置されたコイツで度肝を抜かれました。

全体の音圧が跳ね上がるのですが、低音の増強具合が半端ではない。
軽量な樹脂製とはいえ本体が振動します。それくらいの低音。
中高音も圧が上がるとはいえうるさく刺さるようになるわけではなく、太さがある感じ。
スピーカーのサブウーファーを全開にしたくらいの音圧が非常に気持ちいい。
最初に試したときはテンションが上がって周りの音が殆ど聴こえなくなるくらい音量を上げてしまいました。
耳にスピーカーじゃなくてウーファーが載ります。
実はこの手の製品を他社製品も試していたのですがどうしても「悪くないな」程度の迫力が多かった。
Breezyは有線のカナルイヤホン等含めても立派なレベルのド低音です。

低遅延モードがあるので映画・アニメ鑑賞にも大迫力で利用出来ますし、バッテリー持ちが良いので
半日はいける。
本当に強いてダメ出しするならデザインが硬派なのでもう少し明るめの色があると嬉しいくらいでしょうか。

「このタイプのガジェットにしては低音十分に出てる」じゃ我慢出来ない。
震えるほどの低音が欲しいという方にオススメです。本当に震えるので。


INAWAKEN DAWN Ms 11.2mmサイズの1DD搭載イヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(Linsoulリンク
INAWAKENというブランドからリリースされた1DDのイヤホン。DAWN Ms。



0.78 2pin端子で、金属製のやや分厚いフェイスプレートと、樹脂製の本体。そして金属製ノズル。
ノズルの角度は深めだが本体がコンパクトな分装着感は良好。
1DDながら大きな金属製のパーツに包まれたドライバな分、やや高さのある筐体ではある。
ベントはpin側に一箇所のみ。DDから1本フェイスプレート側に伸びてる導管があるものの、明らかなベントや音漏れはありませんでした。

内部は樹脂が充填されており、コンパクトな見た目の割には僅かに重み。
FPには紫と緑色が混ざったような不可思議デザイン。銀色のやや太く縁取られた銀色との相性が良いですね。
1万くらいはしそうな見た目をしていますが50ドルを切っており、日amazonだと7980円。思ったより手頃。

樹脂の透明度がかなり高く、シンプルな構造ということもあり丸見え。
ブランドで自社開発したPGM-DD112というDDの刻印までクッキリ見えます。
分厚いキャビティに包まれたDDから高剛性のベースフィルムと多層構造のパープルゴールドダイアフラムがキラっと。
見た目のデザインとしてではなく、あくまで音質に干渉する原理があるらしい。

音質としては力強い低音ながら、全体的に分離感の良さも光るやや暖色系。
サブベースは程々でゴリゴリに出るというわけではないがミドルベースのあたりがかなり濃い。
ベースラインの重さがヴンヴンと心地よいです。このDDから外に伸びている導管や、分厚いハウジングのおかげなのか
重いのにしつこい余韻がなく、解像度も悪くない。
全体の中で一番主張はするけどもボワつきが少ないです。

中高音域はDDらしいパンチがあるけど刺さりはゼロ。解像度は並かちょい高い程度。
分離感が良くステージ感が奥に広い。近い音と遠目の音が良い意味で距離感しっかり取られてる感じ。
強めの低音域とぶつかって飲み込まれないような距離感を保ってるような。
下手なハイブリッドよりも各音域が綺麗になっていると思います。
ヴォーカルは気持ち丸くてもう少し伸びが欲しいときもあるが大きく凹んでいるわけではない。
ギターやドラムの金属系が強い主張ではないのにクッキリハッキリ聴き取りやすいのはこのDDが絶妙なのかチューニングなのか。
自社開発というだけあって他では見ないナリと鳴り方をしています。

見た目で惚れた方は勿論ですがシンプルに使いやすい1DDイヤホンを求めてる人にはオススメです。
一時期2,3千円以下でもかなり高評価を集めるイヤホンが登場していましたが、「もうこれでいいじゃん」から
やっぱりもう1歩踏み出したいなぁと考えている人にもオススメ。
全体的にそつなくこなせる優等生がどっしりと鍛え上げた下半身で再登場したようなインパクト。
今まで紹介した中だとTKZK Ouranosを自分好みにグレードアップした音でした。
個人的には黒かグレーを貴重としたカラバリがあるともっと外使い的に良かった。


総評
オススメな人:上記参照
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/9点