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TinHiFiよりリリースされたDLC振動板採用の1DDイヤホン。C1【PR】
qdc端子で、本体は樹脂製のクリアボディに航空グレードのアルミフェイスプレート。
TinHiFiは割と全金属が多いブランドのような気がしますが、珍しくC1はフェイスプレートのみ金属。
加工は指紋の目立たないマットな質感。このあたりはTinHiFiらしい感じ。
ベントはDDの真上
標準的な長さで、角度も少しついたノズルは本体の軽量さもありしっかりと耳に収まる装着感。
ノズルまで樹脂になっていますが、真ん中に返しが付いてる樹脂ノズルは少し珍しい気がします。
ただこう ノズルのバリが凄いですね!
音質としては低音が非常に力強い、まるでKZ系のゴリラサウンド。
DLC振動板採用の10mmサイズのDDですが、君KZの中にもいたことあるんじゃない?というくらい
低価格KZで感じたことのある、サブベースからミドルまでどっしりと盛られた低音。
ただゆるい濃さではなく、一定の締まりがあるのでそこまでウォームに寄りません。
内部に精密に設計されたチューニングポートがあることで低音の深さを強化し、それでいて中高音のクリアさの維持を実現と
公式で紹介しているのですが、言われてみるとノズルも音導管までいかないけど何かただのスペースではなく、少し成形されてますね。
中高音は若干丸みがあるものの低音の力強さと良い意味で同調しており、余り凹んで聴こえない。
この低音に飲み込まれてのっぺりした音になってないのは流石TinHiFiのチューニングという感じ。
刺激感はないけどパワーというか圧がある。
それでいて中高音の分離感もそこそこあるのでどんなジャンルもそつなくこなせる。
ステージ感が奥行きのある広さなのも気持ちいい。
これで二千円~三千円くらいなら結構オススメな低価格帯だと思うんですが、四千円台。
以前レビューしたC2も出来こそ悪くないものの価格帯的にライバルが多くて相対的にちょっとイマイチかと思いましたが
C1も同じくらい相対的に立場が微妙かも。
中高音域の派手さを求めない、音量を上げても刺激感の出にくいシンプルな作りのイヤホンが欲しいという人ならギリオススメ。
フェイスプレートこそ少しかっこいいですが樹脂ノズルのバリはらしくない粗雑さ。
パワーがあって面白味のあるイヤホンではあるので、セールで手頃になったら試してほしいです。
総評
個人的好み度:10点満点中/8点(昔はBAの入ったキラキラ系よりこういうのが好きだったなぁとしみじみくる)
完成度:10点満点中/6点