今回ご紹介するのはコチラ。(アリエクリンク)
MYER-AUDIOのSLIIVOとは別ブランドとして展開しているCKLVXより1DD+4BAのハイブリッドイヤホン。D41。
定価が2万円ちょいながらかなり高い品質と噂だったのでSLA3の次はコイツを購入してました。
0.78 2pinで、フラット仕様。
黒い樹脂筐体にFPは何か爬虫類の表皮を想像させるような生々しさと山肌のような無機質さの融合するデザイン。
青や緑系と異なり暖色系ですが、木目ではないところが少し新しいですね。
MYER-AUDIOで次はどれにしようか悩んでるとき、見た目でまずD41をチェックしていた節はあります。
同じ構成のSoundRhyme SR5と同じくらいぶ厚めの筐体。ノズルは少し太めで根本から少し長めに伸びています。
装着感自体はガッチリとしていて良いんですがノズルが太いのと根本から長めに伸びている分、2時間程度で
ちょっと耳穴が痛くなりました。
ベントはメーカー共通のX型の蓋がされている大きいものがpin側に一箇所。
音質としては低音濃いめのちょい空間が広めなサウンド。
サブベースからミドルまでかなり量感盛りで濃いめの存在感。低音の解像度自体は並以上にあると思うんですが
余韻が強く、最前面に出てくるため他の音が相対的に遠く感じます。
シンセベース等は本当に気持ちいいくらいビリビリ来る。
中高音はカスタム4BAで構成されており、分離感自体は高いものの前述の低音域に圧されている感じ。
音数の少ない曲や、ポップスであればVoに程よく艶のある存在感やホーン楽器も程よい距離感。
特に昔の洋楽ロックだとバスドラの辺りがドッコンドッコンと気持ちよく、ギター等の中高音も骨太に、分離感よく聴かせてくれる。でかめのフルレンジスピーカーのような圧力があります。
価格も比較的近いのでSR5と聴き比べて見ました。
低音の量感はD41が上。柔らかいのはSR5。D41の方がよりゴリっとした存在感でかつ余韻も強い。
中高音に関してはSR5もそこまで主張が強いとは思ってませんでしたが比べるとしっかりある。
D41は距離感もあるし結構マイルドで、一切刺さりはしないけど女性Voやホーン楽器の鋭い伸びが無い。
音場に関してはD41の方が自然に広い。SR5は全体に距離感が近い。
個人的には装着感含めSR5の方が万能に感じて好み。
D41はSLA3やSLT6と同じく価格に対しての完成度が高いとは感じるものの、中高音の丸さが気になってしまった。
装着感は少し人を選びますが、ウォーム系が好みの方であれば2万円台で非常に良い選択肢の一つだと思います。
総評
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/10点
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