SOUNDPEATS H3 モリ盛りのハイブリッドTWS

 

今回ご紹介するのはコチラ。(アマゾンリンク
SOUNDPEATSより発売された最新ワイヤレスイヤホン。H3【PR】
先月から発売され、すぐに在庫切れとなってしまいましたが最近では少々安定的に。
1万を超える強気の価格と構成ですが色んな意味で「盛ってる」イヤホンです。
PU+ウール素材の12mmDDにBAを2基搭載したハイブリッド構成。
まさかのウール素材を使用した振動板のDDが来ました。しかもPUと複合。
そこにBAも組み合わせたこの時点でクセの強い雰囲気ですが、見た目も斬新なデザインになりました。

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ケースは恐らく初めて?上蓋がスモークがかったスケルトン仕様になりました。がパッと開くタイプ。
少し深めの収納部で、イヤピは純正の軸が短いタイプ以外でも収まるっちゃ収まる。
革風の模様が付いてゴージャスですが樹脂素材です。
一瞬「技適は!?」と思うかもしれませんが蝶番?のあたりにちゃんと表記あります。



本体は樹脂ボディですがまずフェイスプレートがとっても綺羅びやか。今までのスティック型TWSも
割と輝きを放っていましたが前面に押し出してきましたね。
IPX5の防水性能と、透明度の高い樹脂にはUVコーティングも。外で使えと言わんばかりの仕様。
ベントはDDの真上に一箇所と、後他にも3箇所程穴はあるけどマイクっぽい。
結構ぶ厚めのデザインとなっており、段差もしっかりとあるタイプ。
ただしノズルの配置がかなり端に寄っており、根本を含めてもやや短め~標準的な長さに収まっているため
装着感は見た目の割に普通。食い込みが強い感じではない。
ノズルはかなり細かく気の使われた仕様になっており、イヤピがズレにくいよう模様が入っています。
メッシュデザインも今までの作品を踏襲したヤツ。
ノズル自体は短めなので長いイヤピは収まりが良くないです。
交換したい人は軸を短いイヤピから選択しましょう。



アプリ画面は割といつも通り。
音声ガイドが珍しくドイツ語・日本語も選択肢が増えていたので日本語にしたのですが
「電源オン!」「こねくてっど!」という感じでした。前者はまだしも後者。

音質としては接続環境にもよるが基本大盛りの低音と硬めの中高音が迫るサウンド。
箱出し後は1,2時間でも良いので適当な音楽を大きめの音量で掛けて慣らし運転をしたほうが良いと感じました。
H3はSBC/AACはもちろんLDACやaptX Adaptive、ロスレスにも対応していますがその接続方法でもかなり感触が違います。

低音は12mmの大口径が放つ距離の近いモリモリのボリューム感があり、サブベースからキック、ミドルまで支配的に存在感を出してきます。
シンセ等の低音が普段だとビリビリ程度にしか響かないのにゴリゴリと弾力感を伴って襲ってくる。
不思議と分離感は悪くないので殊更「この音がこんな前に出てくるのか」と驚きます。
中高音はヴォーカルからドラムの金属までどれもクッキリと別れてパンチのある硬さ。
正直箱出しだと耳が痛い部分もありました。そういうパンチです。
慣らし運転後は多少落ち着きますが一昔前のやんちゃハイブリッドサウンドを思い出します。
楽しく聴ける刺激的なサウンドであることは間違いなく、分離感や解像度もそこそこ良いです。
ただ低音域の膨らみに負けてちょっと丸くなってしまう部分もある。

私はiPhoneなので外だと基本AAC接続。
自宅ではaptx AdaptiveやLDAC対応のドングルやらDAPがあるのでそちらでも接続した所音質が大分変わります。
基本大盛りで派手サウンドですが音の天井感が全然違う。
ベントの少ない筐体の影響もあってAACだと狭い空間に低音がドゥンドゥン響き、負けじと中高音が暴れまわる感じですが
aptx Adaptive・LDACにおいては低音は若干締まり、中高音は解像度がグンと上がり尖りは殆ど気にならない。
上下に余計な尖りがなくなる分中音域、特にヴォーカルがより前に出てくる。元々解像度は悪くなかったのが
高音質なコーデックになるとより高まるので気持ちいい。
正直な所iPhoneでしか使わない人ならちょっと勿体ない。

EQは結構細かいバランスでいじれるようなので触ってみました。
それがコレ。



殆ど変わってないじゃんと思うでしょう。
中高音で一部ほんのちょっと下げて、一部ほんのちょっと上げて。
この程度じゃないとBAが暴れん坊になってしまうんです。
低音を下げてバランスを取る手もあるんですがこの低音は減らしたくない!と思ったので
どうにか耳に痛くないように、でも低音に負けて丸くなってる部分はちょっとでも解消されるようにとしたバランスです。

iPhoneに繋いでる人でこっちのバランスも良いぞ!という人がいたら教えて下さい。


ノイキャンについては-55dBを謳うだけあり直近で言うとヘッドホンタイプのSpaceシリーズと同等程度にはしっかり効きます。
例によって車のエンジン音や人の歩く音なんて無音同然になるのでちょっと怖い部分もありますが。
電車内で使うと一気に雑音が減る。
バッテリーに関しては7時間という表記で、ハイブリッド構成の割には特別普段より減っているわけでもない。
伊達にゴツメの筐体になってないですね。
10分の急速充電で2時間使用可能となってるのでちょっと用を足す間に充電しておけば帰り道の分はほぼ確保できるようなレベル。
例によって低遅延(ゲームモード)もあるので、PCに接続してゲームをするときも快適。
特別装着感に優れるわけじゃないけど、逆に痛くなる要素もないので2,3時間は平気で使えます。


シャンパンゴールドって感じ

1万を超えるクラスではありますが、基本スペックは高いし細かい仕様もお値段分ゴージャス。
ただしSBC/AACを使う環境しかないのであればちょっと勿体なさを感じるイヤホンでした。

※累計30時間程度鳴らした段階ですが、iPhoneでも大分こなれて中高音の尖は落ち着いてきました。
最終的には結構オススメ!



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