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KZの2年ほど前にリリースされたハイブリッドイヤホン、ZAR。
以前投稿したhydroよりも更にちょっと前のイヤホン。
KZ LITE等よりも少し前の世代のDDが使われているタイプ。
当時KZの割には少しお高めのラインナップが続いてた頃のイヤホンですね。
qdc端子で樹脂+亜鉛合金っぽいフェイスプレートの筐体。フェイスプレートの中心部は透けてるからここだけ樹脂? 不思議な感じ。
初めてみた時はメッシュベントとかになってるのかなと思ったら全く穴はなかった。下部の細長いベントのみ。
後は内側のDD上とその付近に2箇所。ノズルは金属製で標準的な長さ。根本から少し盛り上がっており、筐体の端から斜めに伸びている。
何故かフェイスプレートと樹脂の境目とは別に、樹脂の部分だけでも元々分離してたような溝がある。
装着感に関しては2時間くらいでかなり耳が痛くなるタイプでした。そこまで強い凹凸があるわけではないけど、やっぱり個人的に
端から伸びたノズルと内側の食い込んだ形状の相性が悪いっぽい。
音質としては数年前のKZらしいゴリっとした押しの強い低域と、7BAによる押しはないがシャキっとした中高音ドンシャリ。
サブベースからミドルまでそこまでボワつきはないが重みのある低音がメイン。
中音域はBAの数の割に若干地味で、少し距離感がある。ギターの迫力はまぁまぁ。
KZらしい元気のあるギラつきがないのでKZに慣れてる人程肩透かしをくらいそうな大人しさ。
高音域は7BAらしい解像感があり、ここでそれまでのお手頃価格KZとは差別化を図るような厚みを出そうとしたのかなと思う。
最近お値段が大分こなれてきたので、今からでも履修してみるか!と掴んだイヤホンですが当時の値段で買ってたら「ウーン」となってただろうなぁという感じ。
この後にKZ LITE以降、シンプルな構成でありながらそれを感じさせないKZらしさをより進化していったので、
なんだかこの時期のKZは 悪くないんだけど値段考えたらもっと他があるなと感じさせる。
KZファンなら特別掴まなくても良い気がするし、単純にコスパの良いイヤホンがほしいならまぁまぁ選択肢あるし。。。
今の値段で掴む分にはKZの歴史を振り返るのにちょうどいいイヤホンなのかなとは感じました。
外使い用にイイジャン!と思って掴んだものの個人的にはZSN PRO2の方がコスパ的にも音的にも好みでした。
総評
個人的好み度:10点満点中/6.5点
完成度:10点満点中/8点