MYER-AUDIO SLIIVO SLA3 1DD+3BAハイブリッドイヤホン

今回ご紹介するのはコチラ。(アリエクMYER-AUDIOリンク
MYER-AUDIOレビュー第二弾。前回紹介したSLT6は少し上の価格帯でしたがSLA3は
10mmバイオダイアフラムDDと2基のKnowlesBA+カスタムBA1基搭載で1万円半ばのイヤホン。



0.78 2pin端子で、そこそこ深めの凹があるタイプ。
厚みこそちょっとあるけど結構コンパクトな筐体。
水面のようなゆらめきのある模様に宝石のような色合いがとても映。
表面は厚めの樹脂でコーティングされています。
ベントはブランド特有の大きめなタイプがpin側に1個のみ。
ノズルは標準的な長さか若干短め? 根本の盛り上がりが僅かにクネっており、ほとんど凹凸の無い滑らかな
構造でも装着感は安定します。




音質としては濃厚で柔らかめの低音と分離感の高いドンシャリ。そう。Sound Rhyme SR5に近い印象です。

サブベースよりはキックの辺りが結構盛られていて、ミドルベース自体はそこそこ。
低音は全体的に柔らかく、全体を包み込むボリューム感。
中高音は強めの低音域に負けずVoもあまり凹まずしっかり聴こえ、電子音楽のキラキラ感やドラムの金属系もしっかり煌めきがある。
ギターが結構太めになる傾向があるけど、分離感が優れているので気持ち良い。
男性Voや低めの女性Voとは相性が良く、熱量高め。
高めのVoも美味しく伸ばしてくれます。
ドラムのスネアがちょっと太く丸く聴こえる傾向はあるが、そこまでウォームなバランスではない。

SR5に近いと思ったのは全体的に元気なドンシャリサウンドなのに刺さりがまったくなく、
それでいて分離感に優れたバランスの良さ。
KZ系のギラギラとしたやりたい放題のドンシャリとは違う、スマートなドンシャリ。
装着感がかなりガッチリとしたSR5に比べてSLA3はコンパクトで人を選ばないし、ステージも奥行きが広く感じた。
SR5の方がBAが多い分中高音の広がりや余裕はある。
凹深めではなくフラットな端子だったらBTモジュールにも使いやすくて良かったとは思う。
後はSR5がかなり音量の取れやすいイヤホンなのに対してSLA3は逆に取りにくい。

最も推せるのはアリエクセールで11kくらいで手に入る割と手頃な価格。
1万前後でオススメの寒色系は長い事TRN VX Proが君臨してるんですが低音強めのバランスが好きなら
今はこのSLA3がオススメです。
装着感が多少クセあっても音量取りやすくてフラット端子の方が良いぜ!というならSR5。
こちらもうまくセールを使えば1万半ばで手に入る今かなりオススメのヤツ。

MYER-AUDIO第三弾はCKLVX D41を予定していますが、少し間に別イヤホンを挟むと思います。
無事沼。


総評
個人的好み度:10点満点中/9点(凹)
完成度:10点満点中/10