Kinera Celest Wyvern Abyss LCP振動板DD一発の 2019 Harman Curveチューニングモデル

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(HiFiGoリンク
Celestより6/1に発売された新製品、Wyvern Abyss【PR】


0.78 2pin端子で、本体は多少厚みがあるものの軽量な樹脂ボディ。

製品名にあるようにWyvern(龍、飛龍、ドラゴン等)がデザインモチーフ。
フェイスプレートには龍の鱗のように爬虫類っぽいギザギザと凹凸の深いデザインが刻まれています。
強いて言えば黒寄りの濃紺ですが、非常に細かいラメが入っており角度によって青っぽく見えたり、紫っぽくも見える面白いカラーリング。
もし後発でRed Wyvernみたいな名称で深紅っぽい色が出たら滅茶苦茶格好良さそう。
10mmのLCP振動板採用DD一発なのですが本体の厚みはしっかり目。凹凸もそれなりにあります。


ノズルは横方向含めにょきっと伸びたタイプですが装着感は非常に良好。
ガッチリ固定感もありつつ優しいです。ベントはイヤホンのトップ側に一箇所のみ。
ノズルが少し細めな作りなおかげだと思います。 段差は無いけどイヤピはそれなりに抜けにくいようなだらかな角度がついていますね。
今までのCelestから販売されたイヤホンの中では一見大人しめのデザインですがやはり細かいところ含め気が利いてて質が良い。

音質としてはLCPらしく弾力のある低音とカラっとした中高音が程よいドンシャリ。
2019 Harman Curveチューニングを基にしたイヤホンは私のブログだとJIALAI CARATやSIMGOT EM6Lがありました。
どちらのイヤホンにも、そしてこのWyvern Abyssにも共通して感じるのは音楽全般を楽しめる完成度の高さ。
低音域は少し柔らかめでボリュームも少し多め。重さは然程無いがミドルベースのあたりが弾むように全体を支えてる印象。
ゴリゴリと攻めるような量感は無いけど原曲のバランスを過不足無く鳴らし切る程度の力強さはあります。

中高音はステージ感が奥に広く、かつ見通しは良い。
特にVoやギターの辺りは手前に目立つように位置して聴き取りやすさが目立つ。
キラキラな解像度や突き抜けるようなパンチこそありませんが聴き疲れしない優しい音だけども
もこっとしてるわけではない。
音量を上げても刺さりや不快感無しで、それでいて楽しく聴けるリスニングっぽさもしっかり残してある。
金属的な質感や分離感に関しては過去の2019 Harman Curveチューニングのイヤホンに比べ一歩譲るが
日常的に使い続けるならこういったシンプルさもまたアリ。


非常に立体的で美しい

今回はCelestシリーズの中では構成的にもデザイン的にも、加えて言えば化粧箱もシンプルで控えめポジション。
地味かもしれないけどよく見たら光るところがちょこちょことあるスルメ的な味のあるイヤホンですね。
ベントが一箇所しか無いにも関わらず閉塞感が少なく、特に音声が聴き取りやすいので日常的に使える一本が欲しい。
でもデザインは小洒落た物が良い。でも派手なのはイヤッなんて我儘欲求にちょうど収まる一本でした。
30ドルを切っていても日本Amazonではほぼ五千円のご時世ですが、デザインも重視する方にはオススメ。

箱はいつもよりとてもシンプル




総評
オススメな人:音声の聴き取りやすい、日常使いしやすい軽さ・装着感・音質を求めている方。
個人的好み度:10点満点中/7点
完成度:10点満点中/10点(爬虫類の鱗っぽい模様、思ったより非常にアリでした) 


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