今回ご紹介するのはこちら。
KZ AS06 4年ほど前に発売されたイヤホンですがとても安くなっていたので思わず購入。
白日のPVで使用され一時期かなり話題となっていたようです。
その頃中華イヤホンの沼に足を踏み入れていなかった自分は認知していませんでした。
0.75 2pin端子でKZ独自の窪みがついたものですが通常の2pinケーブルでも問題なく使えます。
背面に金属製のプレートが見えますが樹脂ボディの内部に付けられたものです。
6というロゴが地味にカッコいい。
PVで使われるだけあって他のイヤホンには無い独自の無骨なようでシャープな印象を受けます。
ステムはボディと一体化した樹脂製。少々安っぽさはありますが装着感は割と良好でした。
ボディが大きくノズルも少し長めなので普段よりも気持ち浅めに、大きめのイヤーピースで装着すると
安定しやすい形状だと思います。
メッシュやノズルの辺りはちょっと雑な仕上がり |
BAオンリーのイヤホンは今まで経験が殆どなかったのがbraveryから先日上げたBA15とどんどん増えてきましたが
5000円を下回る価格帯のものは初めてかもしれません。
BAイヤホンはDDに比べるとコストが高いのかどうしても1BAでも少々値が張るイメージ。
でもDD等と組み合わせたハイブリッドイヤホンは簡単に2千、3千円台から買えてしまうんですよね。
数年で進化の目覚ましいイヤホン業界ではどこでコストカットしてるかわかりません。
音の第一印象としては楽しく聴ける解像度高めのドンシャリ。
実はこのイヤホン、発売から少々時間が経っていることもあり所謂「ロット差」があると言われてるので
このレビューと発売当初のレビューでかなり食い違う点があるかもしれません。あしからず。
低音はサブベースからしっかりとボリュームがあり少し暗めな響き。
BA基とは思えない濃厚さがあり、ミドルベースはかなり強く出てくるのでこの辺り喧しく感じる人が多いかも。
サブベースあたりはBAらしくソリッドで引き締まっているので個人的には非常に好み。
ライブ音源等かなり大迫力です。
中音域もBAらしく解像度高めでハッキリとした音。Voもしっかりと出てきますがここで先程の濃厚な
ミドルベースが覆いかぶさってくるシーンが多々あるので少し遠く感じる時も。
全体的に音が少し暗く感じるのはこのミドルベースの濃厚さが要因に感じます。
高音はややドライで時折ザラつく印象。
全体の中では少し遠くにきこえます。解像度は高めなのでドラムの金属系等気持ち良い。
本来なら少し耳に刺さるくらいの強さだと思うんですがここは先のミドルベースがいい意味でマスクしてる気がします。
フルBAイヤホンながらとても気持ちの良いベースをグイグイと出してくれるので
うっかり音量を上げてしまうんですが、あまり大音量だと高音域のザラつきが結構耳に触るので気をつけましょう。
この辺り、価格差はデカイですがBraveryは本当によく纏まったイヤホンだと改めて感じさせられました。
総評
オススメな人:低音好き。ミドルベースメインに、全体の解像度も欲しい方。TRN V90のような空気感が好きな人良いかも。
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/8点 装着感が大きく好みを分けそうな形ではある。
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