CCZ Coffee Bean DC-1 新たな1DD搭載の安価クラス

 

今回ご紹介するのはCCZという新規メーカーのイヤホン。名の通りコーヒー豆のようなブラウンカラーが特徴。
plumeという高級イヤホンとほぼ同時に出されたのが2000円前後の安価クラスイヤホンです。(plumeも評判が良いので気になりますが今回は予算的にスルーしました)

推しのブラウンカラーも良かったのですが背面の金属メッシュが覗くデザインだと黒のほうがカッコイイなぁと思い黒を選びました。
0.78の2pin仕様で1DDは10mmのデュアル・マグネティック・サーキット・ダイナミックドライバー。
この頃搭載されているDDでよく聞く名称ですね。デュアルマグネティックサーキット。
小さめのDDでも重低音からずっしりとした低音を聴かせてくれる印象があります。何よりコストが低いのかな。

背面は金属メッシュが覗いてますが意外と音漏れはありません。ZAXと同じような、デザインであって機能的なベントではなさそう。


内側には見たこともないイヤーフィンなるパーツが。最近のイヤホンは扁平か思い切り飛び出ているか極端なイメージですが
少しだけ盛り上げた部分をシリコンのような素材で作られています。
見た目は正直ちょっとヘンテコですが使ってみると良い感じ。
普通の樹脂だと痛みを感じてしまう人もいると思いますがソフトなのでまったく痛みはない。でもホールド感は割とある。
ガッツリと耳の穴にホールドするような羽付きのシリコンパーツが着いているイヤホン、最近はあまり見かけない気がしてましたが
それのコンパクト版と見るべきでしょうか。
廉価クラスのイヤホンの中で独自の工夫がみられ、見た目も機能もデザインが優秀で好印象。

肝心の音ですが、他のレビューで見かけた「DQ6のライバル的な立ち位置」という言葉が成程なと思いました。
濃厚で押出のある低音と、埋もれずにしっかりと鳴る中高音。価格的にはDQ6よりドライバ数が少ないこともあり少し安価ですが
おおまかな印象としては非常に似てるイヤホンです。
低音はかなり低いところからも出ていて、人によってはイコライザで下げたくなりそうなボリューム感。
それでいて音場が広いので、圧迫感は言うほど無いんです。低音の包囲網は出来上がってるけど中高音が入るスペースはちゃんと空いてる。
解像度は値段なりですが、この低音は結構クセになる気持ちよさがあります。

中・高音域も低音と一緒に鳴っていると控えめになりますが音自体は割と出てます。ドラムのスネアあたりは少し曇りがありますが。
高音も少し遠目ではありますがマスキングされたような曇り感はあまりない。
DQ6は重低音がかなり深いところから出てくるタイプでしたがDC-1は重低音の量よりミドルベースまでの幅広い低音域の量が特盛。
その為、基本的に低音の量に圧倒されるのですが先程書いたように音場が広めなので、他の音も割としっかりと聴こえるんです。

DQ6に比べれば中高音のパンチ力は劣りますが、あのパンチ力は苦手な人もいると感じていたのでコチラのほうが万人向きかも。
装着感もDQ6はかなりクセがありますしね。



総評
オススメな人:そこそこな重低音、たっぷりな低音に包囲されたい。でも中高音も側にいて欲しいという方。DQ6の方向性は好みだったけど装着感がダメだった方。
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/8.5点


2 件のコメント:

  1. Tiandirenhe TD08をどのように比較しますか? ノイズの分離はどうですか? あなたのサウンドシナリオはどうですか? チリからのご挨拶。

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    1. Sorry, I don't have a Tiandirenhe TD08.
      The DC-1 has very little noise.
      I think it is a good earphone with inexpensive and good quality bass.
      (This text was created by DeepL)

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