TRN BAX PRO ブランドフラグシップイヤホンのPRO版

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
TRNより以前にリリースされたBAXという静電ESTドライバを搭載したイヤホン、BAXのPRO版。
BAXはかなり派手な見た目とサウンドで、価格帯も派手だったのでスルーしてたんですが
今回のBAX PROはかなり評判が良さげだったので思い切って購入してしまいました。

sonion製の静電型ドライバー2基にknowles製のBA2基、ベリリウムコーティング振動板の二重磁気10mmDD。
構成だけで高級感というか、TRNがお金をかけて作ったイヤホンなんだなと思わせます。


価格帯の割に端子は相変わらずqdc。
本体はかなり大型の全金属。しかし軽量な合金なので装着疲れは全くありません。
ノズルが短く根本も少し盛り上がってるタイプですが、シンプルな形状と軽量さが相まって
案外クセの無い装着感。
内側にベントがありますが、目を引くのはフェイスプレート側の開放的な機構。
半開放なので音はそれなりに漏れます。
スイッチが3つ搭載されており、6つのスタイルに変更可能。
個人的にスイッチングはいじって楽しむというより気に入らなければ変更してみるくらいの認識ですが
今回は主にバランス型という全スイッチが数字側に入ったチューニングで書いています。

音質としては重厚感のある低音と開放感がメインのスピーカーやヘッドホンのような鳴り方をする音。

サブベースからミドルベース、中低域までとにかく音が太くて余韻もしっかりとある。
背面の開放機構が効いているのか、とても濃いのに中高音が埋もれる感じは全く無い。
ダンスミュージックでもロックでも、ポップスですら大型のスピーカーで聴いてるかのような
包みこまれる低音域が気持ち良い。
イヤホンは元々耳の穴を塞ぐように突っ込むという性質上、低音は盛って聴こえやすいですが
そういった圧のある低音域とはひと味違うステージ感。

中高音域は案外大人しめ。スイッチングで多少変化しますがTRNらしい寒色系のキレや解像度を想定していると裏切られるかも。
濃厚な低音域に負けないようになのか、解像度は高めながら刺激感は並。
高音域の金属的な残響感はナチュラルで良いが中音域は少しモタっとした重さがある。
アコギやピアノのサウンドに対しては艷やかで非常に官能的ですらある。
しかしその辺りがギターサウンドだと「もうちょっとキレ欲しいな」と思わせる重さを生み出してる。
価格帯が価格帯なので決してウォームでもっさりしてるとか言うほどではないけど
SIMGOTのEA2000のように反応のよい金属的なキラキラ感とパンチのある中音域の方が個人的には好み。

これが3万前後ならまだしも、定価5万程度と考えると少し他にも良い候補があると思ってしまいます。
ただし濃くて開放的な低音域と、艶のある中低域は他のイヤホンには無い魅力。
試聴環境が無い中華イヤホンでは中々手を出しにくい価格帯ですが、少しでもピンときたら
大型セール等の時に狙ってほしい面白さはあります。


総評
オススメな人:とにかく低音。スピーカーやヘッドホンのような盛った低音と開放感をイヤホンに求める方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/9点 付属品は価格帯に恥じない豪華さ。

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