TRN MT5 千円台の金属筐体1DD

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
TRNのMTシリーズ最新作。今度は1DDになって登場したMT5。
MT4/Proはどちらも6mm+10mmの2DDイヤホンでしたが、今作は10mmのDD一発。
おまけに全金属になって帰ってきました。

qdc端子で、DDが減ったせいかよりコンパクトなデザインになりました。
ツヤッツヤの亜鉛合金筐体で重みはずっしり。
内側の形状は心做しかSIMGOT系の段差のあるタイプに似ている。ベントはDDの上に一箇所と、実はpinの近くにも四角い隙間タイプのが一箇所。
ノズルは短めで根本から斜めにまっすぐ伸びている感じ。この太めの段差がしっかり耳に嵌まるので
重さによる装着感への影響は感じませんでした。

DDについてはLCP振動板を採用した二重磁気ドライバ。
R側の筐体にはなぜか「チタニウムダイヤフラム」という怪しい表記もありますがLCP振動板です。

音質としてはタイトでパンチのあるドンシャリ。
サブベースはそこまで深くないが、ミドルベースはそれなりに量感がありつつも締まりの良いソリッドな音。
個人的にはMT4よりはProに近い。密閉型でありながら、ずっしりとした金属筐体のおかげか、1DDにまとめたおかげなのか
狭い箱で鳴っている感覚はあるが全くボワつかない。
TRN conchはサブベースのほうが重くミドルベースはあっさりめでしたがMT5は逆。
orcaに関しては未試聴なので比較できませんが、私が今まで経験してた低価格帯TRNの中でも好感触。

中高音に関しても解像度は並ですが分離感もそこそこにパンチが強い。いかにも金属筐体だなという響きも伴って
結構刺激的。とはいえ女性Voが刺さるとかそこまでではなく、ドラムの金属系やドラムのスネアがかなり硬めかなという程度。
金管楽器が主体の楽曲だと人によっては少し苦手な刺激かもしれない。

今年の前半にはKZ系の低価格帯が新しいDDを搭載して何種か出たものがかなり出来良く、時代はKZや!なんて思ってたんですが
TRNの低価格帯も先日レビューしたV10 proをはじめ評判を集めてますね。
特に今作MT5は日amazonでも千円台で買える全金属筐体とかなり異色の存在。
決して値段なりに品質を落としてるというわけではないレベルの出来なので、金属のイヤホンってどうなの?と興味のある人は
amazonでも、人によってはアリエクでクーポンや送料調整についで購入しても損はないと思います。



総評
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/9点



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TRN MT5 千円台の金属筐体1DD