KZ ZSN PRO2 新世代DD+1BAハイブリッドイヤホン

 

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新世代DDを搭載したシリーズの1BAをプラスしたハイブリッドイヤホン。
EDX LITE、EDX PRO Xときて3台目。
これまでの2つがとても良い出来だったのでかなりハードルは上げてたんですが、見事に飛び越えてくれました。



qdc端子で、本体は透明度の高い樹脂ボディ。フェイスプレートは軽量な金属製。
プレート側に1箇所と、DDの真上に1箇所ずつベントがあります。
ベントは根本からの盛り上がりを含めると少し長め。
角度も少し深めで、凸のない滑らかな内側ですが装着感はしっかり食い込む感じで良好。
今回はBAがノズルに収納されてます。
EDX LITEもそうだったけど、最近は安価モデルでもビルドクオリティが高いですね。
中が接着剤でベットリとしてる様子がありません。

音質としてはEDX LITEのような深めのサブベースに、カリカリしたBAの旨味を活かした高低差の凄いドンシャリ。
ミドルベースの辺りは少し薄めで、楽曲によって物足りなさはあるがサブベースの重みが凄い。
グイグイと出しゃばる量感ではないがこれまでのKZシリーズと比べ深さ重さが段違い。
元々KZイヤホンはゴリゴリに低音が強い音が多かったけど、新世代DDの本領がここでも発揮されています。
中音域はややドライな響きですがVoからギター、金管楽器まで良く伸びます。
分離感も優れており、空間もベントが少ないのに並程度に広い。
高音域はBA1基なので広がりこそ弱いが刺さりなく気持ちよく金属音の伸びがある。
EDX LITEの低音、中音域の仕上がりにBAできっちり美味しいところをカヴァーした感じ。

多ドライバを積んだKZイヤホン、最近掴んだものだとKZ ZS10 PRO Xと比較すると流石に
高音域の圧、量ともに1BAの限界は感じるけど、聴き比べして初めてわかる程度。
寒色系という程解像度高めでもないが暖色では全く無い。
強いて言えばドライ感強めのハリのあるドンシャリ。
個人的には新世代DDの中で一番ハマりました。
こいつにBA等を増やしたモデルもそのうち出るんでしょうが、楽しみで仕方ありません。

これからKZイヤホン試す人にはいきなりコイツを選んで貰っても良いと思います。


総評
オススメな人:サブベースも高音域もクッキリとした強めの音が好きな方。ドライな音が好みの方。
個人的好み度:10点満点中/12点 
完成度:10点満点中/12点 LITEやEDX PRO Xより価格は上だけど、その上でコスパは良いと思います。

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