Smabat M pro 古い音源も最新リマスターのように鳴らすイントラ

 

今回ご紹介するのはこちら。
SmabatのM pro。鮮やかなグリーンが目を引くリケーブル可能なイントラコンカ型イヤホン。
この色と、15.4mmLCPダイアフラムユニットを使用した1DD。
なんか見覚えがあると思ったらNICEHCK EB2Sと同じような構成。
色も私はグリーンを購入してたのでかなりの親近感。

お値段としてはEB2Sの倍近い価格ですが、まずM proはリケーブル可能。
筐体には背面に5mmのベントが1箇所と、底面部にも1箇所。こちらには内部にチューニング用のダンパーが付いているらしいです。(スポンジカバーで隠れてますが) この辺りが音としてどのような違いになるのか。

まず第一印象としてはベントが小さく少なめなこともあり低音が多め。
サブベースからどっしりとまでは行きませんがイントラとしては結構濃厚な部類だと思います。
ミドルベースの辺りはボワ付かず、イントラとは思えない濃さがありEDM等クラブ系楽曲もしっかりと鳴らせる印象。
音場はイントラとしては並~少々狭い。低音が濃い目ということもありイントラ特有の抜けからくる開放感よりも
音の近さ、迫力をダイナミックに感じます。

中音域は以前にレビューしたjcally ep09に近い、硬質で刺さる感じ。
ホーン楽器やクラップ音はまだ我慢できる程度でしたが女性Voも男性Voも声をしっかり張る歌声だと結構刺さる。
常用するのはちょっとこれもキツイかなぁというくらいには刺さります。
高音域は中音域に比べると少し遠くで鳴っているので刺さり等は無し。距離感こそありますが、繊細に細かく鳴らしてくれる印象。

EP09と比べると若干落ち着いていますがそれでも音楽用として常用するのは辛いものがある程度の刺さりでした。


こう考えるとEB2Sは本当にバランスが凄いですね。ベントを多く設けることで低音の迫力こそ若干薄めですが
刺さりはまったく感じませんでしたし、開放感が良くて音楽用としてはかなり高レベル。


映画やゲーム用ならEP09やM proも低音の迫力を活かせるのでそんな悪くはないんですが。

個人的には少しハズレだと思いましたが、一応活用としては「古めの音源や 元がモコっとヌケの悪い音源だと相性が良いのでは」とテスト
してみたところ、結構ハマりました。
まるでリマスターをかけたかのように、ハイファイな抜けの良い音になってくれます。
もちろん、元からヌケの良い音源はそれだけ刺さってくるんですが。
イコライザで色々いじってるけど、どうもしっくりこない。もっと抜けの良い音にしたい!という欲求がある方には機会があれば試してほしいです。

アリエクで買ってみたノギス。電池はまだない...

総評
オススメな人:Voは刺さるくらいないと満足出来ない方。古めの音源やマスターの悪い楽曲を抜けよくハイファイに聴きたい方。
個人的好み度:10点満点中/6点
完成度:10点満点中/8点 見た目はすごく好き。

アマゾンではM1 proや他機種はあるんですが本機種はまだない模様。NICEHCKのリンクを貼っておきます。


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