Senfer PT2021 エイリアンな見た目の個性的デザインのイントラ

 

今回ご紹介するのはこちら。
Senferというメーカーのイントラコンカ型イヤホン。PT2021。
15mmタングステンメッキダイヤフラムの1DD。
amazonに現状取り扱いがないようですが、アリエクではPT15という割と手頃なイントラコンカもあります。
ただこのメーカーは色々と個性的というか、良くも悪くも中華らしいメーカーのようですね。
どこかで聴いた名前だと思って調べたらDT9のあの 美少女パッケージをパクったアレでしたね。はい。

MMCXリケーブル可能。
話をPT2021に戻します。
最近のイントラ熱の中で少しお高めなものにもチャレンジをしたいという欲が出たので
アリエクで物色してたところ出会ったのがこのイヤホン。
イヤホンの背面部にエアーダクトのような3本のパイプデザイン。そして大きなメッシュ付きのベント。
ベント自体はなんら珍しくありませんがこれは面白そうだぞ!と思って購入しました。

すごく個性的なデザインだな!凄いメーカー!と思ったのも束の間。
どんな評判かと調べていた所「Fiio EM5のパクリ」という文章を見かけてしまいました。
またパクったんか!と思ってFiio EM5のページを見に行った所見事にパクってました。
まんまコピーというわけではないけど明らかに真似してるやつ。
Fiio EM5のリンクを比較用に貼っておきますね。
とはいえ、そこそこ評価もされてる感じだったので期待は大きめ。

筐体はプラスチック丸出しで高級感は無し。ただしこの個性的なデザインのおかげで
只者ではない感じはします。
装着感は非常に良好。EB2Sも軽量で良いタイプでしたが更に軽い。ケーブルを細めのものにすれば
装着感を忘れるような軽さになると思います。

L,R表記は無し。R側に赤ポチのみ。
音の第一印象としては非常に見通しの良い中高音と奥行きのある音場。
期待と異なり低音は控えめ。

サブベースはあまり聞こえず、ミドルベースはある程度聴こえる量感。
イントラコンカ型というのを考慮しても気持ち少なめな量感かと。
この背面の構造は低音を活かすための構造ではなかった...?
あるいはただ真似して見ただけで、実質的な効果はない飾りなんでしょうか。
確かに本家と比べるとこのメッシュダクトはオリジナルなんですよね。
本来低音増強に使う構造に大きめのダクトを付けることで低音がスカスカになってしまったのか...?

中高音はとてもスッキリとした音色で、軽めではありますがギターのカッティングからホーン楽器、Voまで
鋭く刺さる直前までッカーンと鳴らしてくれます。
始めは「あー期待と違う また耳に刺さるタイプだ」と思ったのですがよくよく聴いてると
この中高音域がすごく気持ちいい。
低音イヤホンかなと思って購入したのでハードルの高低差という問題ではなかったんですが
山下達郎さんの楽曲等は元の音が良いこともあって高めのVo、ギターのカッティングをはじめ
全体の音がとても広いスケール感で鳴らしてくれます。
この音の奥行き感がメッシュダクトの効果?

自分の好みとは違いますが、中高音の綺麗なイントラコンカはこういう鳴らし方をするのか。と思うと
候補から早く外していたNICEHCKのEBX21も案外良いのか?と思ったり。
ちなみに試しにイコライザで低音域をモリモリにしてみたんですがモコっとしたベースが邪魔で
せっかくの中高音が阻害されるのでおすすめできない運用でした。

MMCXリケーブル対応なので太めの純銅ケーブルを繋げたりしたら気持ち低音が増えたりするのか
遊んでみたく鳴るイヤホンでした。
期待してた方向とは真逆だしデザインは他社流用だけど予想外に音はとても気持ち良かったです。



総評
オススメな人:中高音のスッキリと硬質に鳴る音が好みの方。イントラに装着感の良さ、見た目の個性を求める方。
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/8点(パイプの部分がもっと透明なら見栄えよかった)

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