TINHiFi C2 2025 金属筐体の無骨な1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク)(TINHiFi公式リンク
TINHiFiよりリリースされたC2というイヤホンのマイナーチェンジモデル C2 2025。そのまま!
TINHiFi公式からの提供品PRとなっております。



0.78 2pin端子でいわゆる埋め込み型。ちょっとの段差があるのではなく、きちんと対応した凸の端子でないと
途中までしか刺せず緩くなってしまうことがあるのでリケーブル前提の方は注意。
筐体はアルミ合金で堅牢な見た目とは裏腹に割と軽め。
背面に一箇所大きめのベント。内側にはDDの真上あたりにもベントが。
表も裏も角張った印象ですが装着感に関してはこの手の楕円形は案外良いんです。
ノズルでしっかり固定されるので不快なプラプラ感も無し。
イヤホンのお尻というか、ベントがある側が人によっては耳の内部に当たってしまうことはあるかもしれません。
上下に関しては耳奥まで差し込むタイプではないこともありあまり干渉しないでしょうが、左右はちょいごついサイズ感。
今回提供されたのはガンメタで、他に黒もあります。
箱にはWhiteって表記もあったんですが公式含めどこにも見当たらなかった。

パッケージのロボが着色されました

音質としては公式でハーマンカーヴという単語を使うだけあり、どの音域もそれなりに盛られつつ尖りの少ないドンシャリ。
私は残念ながら無印のC2は未試聴なんですがドライバ含め基本的な構成は変わっていないらしいです。
LCP+PU素材の複合振動板を採用した10mmサイズの1DD。
素材の複合率を調整したり微調整は行い、内部構造も見直し3割ほど内部干渉(音の反響?)を減少。グラフを見ると無印より少しメリハリのあるチューニングが施されてる様子。

サブベースは並ですがミドルベースは割としっかりした量感。金属筐体なので余韻は少なめ。
LCP系の深さはそこまでじゃないけど出しゃばりすぎない存在感の強さが程よい感じ。
明瞭で少し明るい全体像を軽くしすぎないようここで重心をしっかり落としてる。

中高音は若干シャープな部分もありますが解像度が高めでギターのカッティングサウンドが気持ち良く伸びるタイプ。
Voに関しては男性Voだと多少物足りない薄味感は否めない。女性Voは基本よく伸びるが、時折サ行が気になる。
楕円形のイヤホンは何故かベントに関わらず音が上下に狭く前後に広い気がするんですが、C2 2025も同じ感じ。
低音が比較的手前で、中高音域はちょっと奥に並んでるような位置。
抜けが悪いとまではいわないけど開放感が好きな人だと結構気になるかも。

全体としては解像度も分離感も悪くなく、少し明るめで硬めなサウンドが好きなら結構オススメ。
ただし現在値段が下がっている無印に比べ現状2025は少々割高な印象。
無骨な見た目で惚れた方や、濃いめの低音域は求めない方には良い選択肢だと思いました。



総評

個人的好み度:10点満点中/6点
完成度:10点満点中/7点

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