KZ ZS10 PRO 2 最新世代のDDを搭載したハイブリッドイヤホン

 

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先日紹介していたKZの最新世代DDを搭載したイヤホンシリーズから+4BAを搭載したモデルが登場。
その名もKZ ZS10 PRO 2。 何故かZS10シリーズの続編として出てきました。
今回は単色モデルで、ツヤのあるブラックなフェイスプレートにZAXばりのベントが開いています。




qdc端子で、本体側はスモークグレーの樹脂。相変わらず最近の透明度は高めで接着剤が目立つような様子もなし。
4つのスイッチを搭載したモデルで、ノズルの長さや角度はZSN PRO2とほぼ同様。
FPも同様に軽量な合金系素材で全体的に軽いです。装着感もクセなく良好。
ガッツリとFPにベントがあるのでそれ以外のベントはDDユニットの真上だけ。
FPのベント下には金属メッシュ。見た目の割に漏れないモデルもありますがこちらはしっかり目に漏れます。
遮音性は音漏れの割には標準的なレベル。



音質としては最新世代DDの力強さが少し抜け、BA4基の出力で中高域よりなバランスになったドンシャリ。
個人的にはZSN PRO2が曲によって低音域の迫力に差があったのでそこもっとゴリゴリにしたバランスを期待してました。
実際にはベントが大量にあることで全体的な音抜けが良くなり音が明るくなった+低音域は響きが弱まりました。
意外だったのはサブベースの辺りは独特の重さが弱くなってしまった代わりに、ミドルベースはむしろわかりやすくなりました。
量感としてはKZとしては少し弱い印象に変わりないんだけどZSN PRO2よりフラットなバランスで聴き取りやすい。
もっとスカスカになって小うるさいバランスになってしまうのではと危惧してたのは杞憂でした。

中高音域はZS 10PRO Xのように4BAだけあって広がりが強く、KZらしいギラついた感じも僅かにありつつ
ベントの影響でドライ+少々薄っぺらい。
スイッチがONのままだと元気すぎると感じる人はそこで調整するのもアリ。
高音域の金属的な質感やVoが前に出てくるのでパっと聴いた印象は記憶の中のZAXに近い。
ドラムのスネアが妙に軽いあたりが特に。

総合的に楽しく聴けるという意味ではZS 10PRO Xよりも低音域に重さが感じられて良い。
でもベントからの漏れが想定以上だったので外では音量を普段より下げざるを得ない辺りちょっと使いにくい。
ZSN PRO2からのグレードアップを期待してると多少スカされてしまうが、ZS 10PRO Xで低音域にもう少しだけ濃さが欲しいと思うなら
試してみても良いかも。
個人的にはベントは最低限くらいでこの最新世代DDの力強さ全開にしたようなイヤホンが欲しいところでした。


総評
オススメな人:ベント多めで抜けの良い中高音寄りなKZを求めてる人。ZAXが好きだった人。
個人的好み度:10点満点中/6点 
完成度:10点満点中/9点 

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