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TKZKからリリースされた10mmの1DDを搭載した安価なモデル、TK01。【PR】
名前がブランド名の頭文字とナンバリングというシンプルすぎる名称。
TKZKはwaveとOuranosをリリースしていますがどちらも良い意味で価格に合わない良く出来た音でした。
カラーリングといい、今になってよくある中華イヤホンの代表的な見た目と価格帯のイヤホンを出してきましたね。
ノズル周囲は糊でべっとり 雑 |
qdc端子で、1DDモデルらしく非常に小型で装着感の良い軽量な樹脂筐体。
ノズルは標準的な長さで角度深め。凹凸のない滑らかな形状なのでこれくらいの角度で寧ろ丁度良いホールド感。
段差がノズルの先端ではなく真ん中にあるタイプですが、返しがしっかりとしてるのでイヤピが抜けやすくはなっていない。
ベントはDDの真上と、近くに1箇所ずつ。
フェイスプレートにはラメが散りばめられており、そこにブランド名が金色にキラッと。
今回私が頂いたのはブラック。他にグリーンと、格安中華と言ったらこの色。パープル&ブルー。
真っ赤なDDが透けて見える |
音質としてはマッチョ過ぎる低音と価格の割に分離感が優れた中高音。
10mmのカスタムテスラDDはナノスケール複合振動板という仕様。
サブベースからミドルベースがかなり濃い目。バスドラもベースラインも聴き取りやすいなんてもんじゃない。
俺が俺がと最前列に出てきます。
詳しくは後述しますが全体的な分離感は意外と優れており、モコモコでひどいなんてことはありません。
この楽曲のベースをコピーするぞ!なんて時には良いまである。
昔VictorのDJモデルのヘッドホンを使ったときと同じくらい「こんな低音出していいの?」と感じたレベル。
中音域はVoが低域に押されて凹んでいます。男性Voや低めの女性Voだと低音に引っ張られて艶っぽいとまではいかないけど良い感じに力強さが出ます。
ギターサウンドは楽曲によってかなり差が出る。
パワーコードを多用してるようなシンプルなゴリゴリ音だと低音の濃さがモロに出てもっさり聴こえる。
ジャキジャキとしたキレの良い音作りなら分離感が良いおかげかVoほど凹まずにちゃんと前に出てくる。
電子楽曲も低音が元から重い楽曲だとバキバキすぎてキラキラ感が大分薄れるが、
低音域が暴れないシンプルな楽曲ならきれいにシンセサウンドは伸びてきます。
アコースティックギターやピアノサウンドも単一か、音数の少ない楽曲なら綺麗なものです。
第一印象こそ電子楽曲から入ったこともあり低音バカなイヤホンだなーと思いましたが
他の楽曲を聴いてるうちにとあるイヤホンに近いサウンドだと気づきました。
EarFunのFree Pro 3です。
時々低音がうるさ過ぎるけど外使いならこんなもんで良いんだよ!という丁度良さ。
あちらは7mmだし価格帯が違うしそもそもTWSだけど、有線でアレに近いバランスの低音盛りつつ
中高音の分離感はなるべく維持してるようなイヤホン欲しいなと思ったら案外コイツです。
値段出せば出すほど良い音(個人差あり)に辿り着けるわけじゃない。
低価格帯にも個性的かつ楽しく聴けちゃうイヤホンがある楽しさを教えてくれるヤツでした。
総評
オススメな人:とにかく低音モリモリな低価格帯イヤホンを試したい方。
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点 (見た目で人を選ぶところはある)
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