CCZ BC02 低価格でCNT振動板の1DD

 

今回ご紹介するのはコチラ。(Amazonリンク
CCZよりリリースされている、日アマゾンでも2500円以下という値段でCNT振動板を採用した1DDイヤホン。BC02。【PR】
久々のCCZですね。前回は1年以上前の勇士 Warrior BC-08の記事でした。
ここで気づいたんですがBC02はプレートにSymbolとあるので正式名称はやはりSymbolなんでしょうか。

端子はTFZタイプ。qdcとは異なる大きさの凸端子です。0.78 2pinではあるので他の端子でも見た目を気にしなければ流用可能。
本体は樹脂ですがフェイスプレートは金属+デザインプレート+樹脂というサンドイッチ構造。
気持ち重さの重心がプレート側にありますが小型ボディでもないので特に装着上気になりません。



ノズルは標準的な長さでちょい深めの角度。根本がほとんど膨らんでいないので装着感は見た目よりも深いです。
内側のイヤーフィンは勇士まで使っていたシリコン素材ではなくなりました。
気持ちエッジが立って、より食い込むような形。この変更によって装着感が重心バランスの割に良いのかも。

ベントはDDの真上に一箇所と、DDの真横の辺り。pin側の側面に楕円形の大きなベントが2箇所並列に空いています。
音質に関しては後述しますがここから少し音漏れします。

CNT振動板搭載の10mm1DDですが、音質としては気持ち地味なドンシャリ。
サブベースもそれなりに鳴らしつつミドルベースは結構濃いめ。
TKZKのOuranosは同じCNT仕様ですがもう少し締まりのある低音域だったのに比べBC02は少しボワつきがあります。
とはいえCNTの割にはという程度で、価格を考えると十分楽しく聴ける範囲のボワつき。

中高音域は濃い目の低音とは分離感があり、金属的な主張は弱いですが余り凹まず主張してくれる。
ギターサウンドは低い方の音が低音域の濃さに引っ張られてにかなり濃ゆく、中高音は分離こそしているものの
カッティング等キレのあるサウンドについてはちょっとモタつきがあります。
大きなベントが効いているのか空間に関しては少し広めで、距離感はあるけど高音域までしっかり楽しめる。
パンチこそないけど低音域の濃さを考えるとここまで分離感高めに鳴らしてるのは価格帯を考えると良い。
Ouranosは全体的に自然でかつパンチも程よくあって心地よいサウンドでしたがBC02はOuranosの半額以下ですからね。

見た目に関してはプレート部分がスモークがかっていて暗めなのもあって安っぽさが少なめ。
商品ページの写真程くっきりとデザイン部分が見えないので安心(?)
低価格帯の1DD+1BAもアツイけどBC02みたいな1DDも決して捨てたもんじゃないなと思わせるくらいには
濃いめの低音~中域と分離感のある中高音が堪能出来ました。
パンチが弱くても濃さと分離感と音の広さで十分楽しく聴ける。



総評
オススメな人:低価格帯の1DDにハマってる方。刺激感のある音が苦手な方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/9点

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