SIMGOT EW100P 鮫の名を冠する1DDイヤホン

 

今回ご紹介するのはコチラ。
ハーマンカーヴに準じたチューニングの低価格帯イヤホン。「シャーク」。
0.78 2pin端子で、樹脂製のボディで真っ黒に見えますが実はクリアブラック。
端子はしっかり目に凹んでいるタイプなので、フラット2pinは厳しいです。
合金のフェイスプレートにいつものロゴが刻まれ、少し角ばったデザインと丸っこいプレートが
面白いデザイン。




小型で軽量ですが、ノズルの角度と根本の段差は今までレビューしたSIMGOT製品と共通。
小さめのイヤピより大きめの方がしっかり安定する気がします。
ノズルが気持ち太めなので、人によっては少しキツさを感じるかも。
ベントは内側に2箇所。フェイスプレートの◯はベントでは無さそう。

音質としてはハーマンカーヴらしい刺さりのない、楽しみながら聴ける範囲で大人しめの音作り。
EA500やEA2000が金属筐体だったこともあり、基本樹脂ボディのEW100Pは中高音が丸く感じます。
サブベースはかなり控えめ。ミドルベースも控えめな量感ですが最低限迫力は備えています。
締まりがあるというよりは単純に量が少ない感じ。
ダンス系等ではベースラインがそこそこに存在感ありますが、ベースフリークな方だと
中音域含めちょっと軽さが気になるかもしれません。

中音域は結構細めのラインで解像感は高めですがあっさりとした印象。
その分Voは聴き取りやすく、ピークも無いため音量を上げても嫌味な感じがしない。
今までのシリーズで感じたSIMGOTらしい煌めきは無いんですが、中高音域の解像度とそれに応じて見通しが広い。
音楽メインだけど濃さは求めてないという人、音声、ラジオ系が中心な人には相性良さそう。
モニターライクとまでは言いませんが分解能が高くてそれぞれの音が聴き取りやすいです。

現状amazonだと約5000円程度になってしまっていますがヨドバシカメラであれば約4000円。
元々3000円台だったことを考えると正直割高感は拭えませんが、
典型的なドンシャリよりもフラット系のイヤホンが欲しい人にはオススメ出来ると思います。



オススメな人:フラット系で分解能の高いシンプルなサウンドが好みの方。
個人的好み度:10点満点中/5点(現状価格を踏まえると微妙なライン
完成度:10点満点中/8点

0 件のコメント:

コメントを投稿