LETSHUOER DZ4 パッシブラジエーター+3DDイヤホン

今回ご紹介するのはコチラ。
LETSHUOERよりリリースされたイヤホン、DZ4。 LETSHUOER公式はコチラ。
その名の通り4つのユニットを搭載。3つの6mmDDはチタン振動板搭載。
さらに6mmのパッシブラジエーター。
小型のスピーカーでよく見る低音増強させる為のユニットですね。
それらが4つの音導管と2ウェイのクロスオーバーを採用した何ともパワーに溢れてそうなイヤホン。



0.78 2pin端子で、筐体は一見全金属に見えますが樹脂製です。
QKZ×HBB Khanのようなザラつきのあるマットな質感の独特な質感。
指紋が全然目立たないし滑り止めっぽくもなってて好み。
フェイスプレートはアルミ系の素材で軽量。稲妻のようなデザインはオレンジ色の
メッシュプレートが覗いています。半開放型のようになっているのでここからそれなりに漏れる。

ノズルは気持ち短めで、音導管が顔のように...。
根本からの盛り上がり部分が長めなのでかなり奥まで入り込んでくる装着感。
半開放のおかげか、内側にベントがなくとも耳に圧を感じることはありませんでした。
食い込むような凹凸は殆どありませんが、本体が軽量なのでずれることもなさそう。
このマットな質感のおかげでイヤーピースが気持ち入りにくいけど、一度収まったらガッチリ食い込む感じがして好き。

音質としては想像よりもパワーゴリ押しではない、若干ウォームながら解像度も確保した明瞭サウンド。
てっきりサブベースからミドルまで轟音のような低音が襲いかかるという音を想像してた。
ミドルベース辺りはかなり締まっていて量感も並。ややドライな印象を受けました。
しかし中高音については低音とは反対に少々ウォーム。
DZ4のDDは全てチタン振動板を採用しているせいか、それなりの低音を出しつつも決してボワつかず。
中高音はDDらしい硬さとパンチがありつつも刺さるような刺激は無く伸びてくる。
3つのDDにそれぞれの音域を分けているおかげか、歪が少ないサウンドという印象を受けました。
半開放型というのもあり音抜けが良く音場が広く感じるのも良し。
ただし時折Voや金管楽器の定位が少々いつもより後方に感じることも。
ここで案外綺麗にまとまった音だなぁと思うのも楽曲によりけり。

パッシブラジエーターがライブ音源、EDM、メタル等の重低音をごっそり持ち上げてきます。
今までも低音が強いイヤホンは巡り合ってきましたが振動の種類が違うなぁというレベルの太さ。
ベースの太さ、バスドラの深さ、どれもどっしりとした重さを鼓膜に伝えてくる迫力。
装着感が深いイヤホンで味わうような密度の濃い音というよりも、スピーカーで味わうような
包み込んでくる広さのある低音。
パッシブラジエーターの力+半開放型による空間確保が絶妙に噛み合っている感じ。
総合的にちょっと暖色になることはあるが極端なウォームさにはならない。

ワブルベースが入ってる楽曲を聴くと最高にトべる。
中高音は決して刺激的ではないのでつい音量も上げてしまう。
個人的には重低音を味わいつつ、人の声や高音域がハッキリ聴こえるのに刺さってこないこのバランスは
アクション映画やゲームにもぴったりだなと思いました。
こころなしか見た目も色や質感こそ落ち着いてるけどプレートのデザインがゲーミング的な格好良さ。

現状アマゾン在庫はありませんが、もうそろそろ入荷する。はず。


総評
オススメな人:サブベースの質感を何より重視したい方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/10点 相変わらず付属ケーブルがしっかりしているし、ケースもかっこいい。 

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