7HZ Legato パワーあふれる12mm+6mmの2DDイヤホン

今回ご紹介するのはコチラ。
7HZよりリリースされた2DDイヤホン。Legato。Linsoulのリンクはコチラ
カナル型として最大クラスの12mmDDと6mmDDを組み合わせた見るからにパワーのありそうなイヤホン。
0.78 2pin端子で、salnotes zeroの時から見かけるようになった少し凹側の端子が斜めに付いてるやつ。
他メーカーも採用してほしい!と思ったけど 現状7HZの専売みたいになってますね。
筐体は航空グレードのアルミニウム合金でかなり軽量。
フェイスプレートの研磨処理?というんでしょうか。
往年のイヤホンという感じのデザインで好み。ロゴや派手な柄もらしくていいですがこれくらいシンプルなのもアリ。
ベントが内側1箇所の他、頭頂部に大きなものが3つ連なっています。
ノズルは特徴的な形をしており、イヤピ装着部分はちょい短め。
でも根本の盛り上がりがかなり長めに作られていて、全長でいうと割と長めな部類。


装着感でいうと中々曲者で、普段大きなイヤピを使う人だとプラプラした状態になるかも。
普段より1サイズ落としたイヤピで奥まで押し込んだ上で、ケーブル装着部が上を向くようにひねり上げると
比較的安定しました。
なだらかな筐体なのでグイグイ押し込んでも痛みはないけど、少し動きには弱めでグリグリ動きやすい印象でした。

音質としては12mmのDDが唸りを上げるパワフルな低音が魅力的な音。
2つのDDはどちらもダイヤモンドライクカーボン(DLC)振動板採用で、先日レビューしたEA500と同じもの。
比較的バランスよく全音域で仕事をしてくれるイメージですが
12mmという最大クラスの大きさを活かした重低音がいい仕事をしてます。
メインとしてはサブベースよりもミドルベース寄りですが、どんな楽曲でもゴリゴリに
低音をメインに押し出してくれる力がある。
ハッキリ言って存在感が強すぎて完全に他を食ってしまう場合もあるけど、こんな馬鹿力を求めてた人も多いハズ。

中高音域は6mmのサイズ違いDDが担っているんですが、ここはリケーブルで結構印象が変化します。
付属ケーブルでもそれなりに仕事はしてくれるけど銀メッキ、純銀系の太めのケーブルにすると
低音に若干締まりが出て、相対的に中音域のパンチが前に出てくれます。
個人的に何か良いケーブルはないかといくつか試した中ではNICEHCKのSilverLoong。コイツがピカイチでした。

元々ケーブルについてはイヤホンの音以上に個人の感想要素が強いので触れないようにしてましたが
Legatoだけはただ低音がものすごいヤツ。という印象で終わってほしくなかった。
6mmのDDなら、かつ7HZのチューニングなら。と思って試しましたが
中音域にハッキリとしたパンチが生まれ、男性Voもクッキリと前に出ます。
金管やドラムの金属類についても割と出るどころか刺さる直前くらいまで抜けてくるときもあるので
やはりポテンシャルは高い。

勿論イヤピや装着感での違いも出てくると思いますが付属ケーブルだけだと中高音域については
本領を出し切れていないのではという印象。
最近NICEHCKから出たばかりのRedAg等の純銀系もバランスが良くなります。
「せっかくの低音が痩せるかも」というのは杞憂で、12mmのパワーはそんなことじゃ衰えてくれませんでした。
むしろblueroseのような太めの銀メッキだとよりブーミーに。
低音域重視ならそういったケーブルでもアリです。

LegatoはSalnotes Zeroのようなスマートな高コスパイヤホンとは違いパワーに全振りした
パワーマッチョ系のイヤホンだと思います。
それでも中高音が曇ったブーミーなイヤホンではないあたり流石。
大口径でしか出せない 太さがそこにある。


総評
オススメな人:低音!とにかく低音に力を!という方。 
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点 

0 件のコメント:

コメントを投稿