NICEHCK Traceless コスパ重視の安価なイントラコンカ型イヤホン

 

今回ご紹介するのはこちら。
NICEHCKが今年新たに新色を追加して販売しているイントラコンカ型のイヤホン Traceless。
昔ながらの、ウォークマン等に付属されてたイヤホンとそっくりなヤツ。
スケルトンカラーで、私は緑を購入しました。他には紫等、個性的な感じの色もあります。
リケーブルは不可。
15.4mmのPET振動板で、価格はこの記事執筆時点で1550円。mic付きなら100円プラス。
価格からもわかるようにこれは聴けりゃいいんだよ!という最安価に近いモデル。
パッケージもご覧の通り。超シンプル。

イヤーパッドが潰れとる


本体はABS筐体で非常に軽量。つけ心地も重さを全く感じません。
それでいて指先に触れる胴体あたりはしっかりとした太さとカドがあるので取り回し良好。
少し写真だとわかりにくいですがベントが数か所設けてあり、イントラということもあり音漏れはそこそこ。
遮音性は全然ありませんが、同じ理由で蒸れもほぼありませんので蒸し暑くなってくるこれからのシーズンにぴったり。
オーバーイヤーヘッドホンでベタベタしてたまらん、汗で痒くなる!という人は
是非イントラホンを試して欲しい。カナルも結局は耳穴が蒸れた感じで長時間使うと気持ち悪くなりますが
イントラならそういった感覚も大分解消されます。まさに夏向け。

細かい点ですが、コストカットの為かイヤホン側のケーブルの根っこには通常あるようなシリコンのパーツがありません。
これじゃ樹脂パーツに直接当たるので断線しやすいのでは?と思ったんですがケーブルを通す穴自体が大分遊びがあるので
少しひねる程度ではケーブルに負担がかかりにくい仕様になっていました。安物とはいえ工夫されてると思いました。

音の第一印象としては至ってノーマル。
大型の1DDらしい、パンチを伴ったハキハキしたサウンド。スポンジ無しでも低音には量感があり、
中高音のストレートの伸びを活かすならパッド無しで十分だと思いました。
解像度も意外と悪くない。Voもしっかり伸びてくるのでラジオ用にも良い感じ。
高音域に関しては流石に少し存在感が少なめ。
ですが大型ドライバをベントを多く設けてしっかりと鳴らしているせいか
変なモコモコ感や、音の尖りがありません。

ベントの場所をうまく写そうとしたけど無理
同メーカーのEB2Sと比べサブベースが若干劣るものの、ミドルベースに関しては同じくらい。
中音域に関しては解像度こそ若干劣りますがその分太さ、濃さがあります。
価格が倍以上違いますが音質だけで見ればTracelessは相当頑張ってる気が。

後は形状的に耳からほとんど飛び出さず、外からグイグイ押し込んでも痛みが少ないので寝ホンとしても良い感じ。
ケーブルが細く本体も軽いのでどうしても漂う安っぽさはあるものの見た目の可愛さと使い勝手、音質も揃えた
我儘なイヤホンだと思います。


総評
オススメな人:とりあえずイントラがどんなものか試したい方。寝ながら使うイヤホンを探していた方。
個人的好み度:10点満点中/8点
完成度:10点満点中/9点





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