TRIPOWIN×HBB Mele コスパ抜群の1DD名機

 

今回ご紹介するのはこちら。
TRIPOWIN×HBB Meleという、HBBという方のコラボモデル。
TRIPOWIN自体はコスパに優れた万能機を出しているイメージのメーカー。
ただ今まで所持したことのない、初めてのメーカーになります。
初なのにいきなりコラボモデルです。
やたらと評判が良いので周年セールを待たずに手を出してしまいました。
同氏のKZから出たコラボモデルDQ6Sも到着済みなのでそのうちレビュー予定です。

0.78 2pin端子で、グラフェン振動板を採用したお馴染みの二重磁気回路DD。
きらびやかなフェイスプレートは今回の青の他黄色?と黒があります。
ぱっと見てやはり青が一番ぐっと来ますね。ラメも混じって思った以上に現物はキラキラしています。
筐体はアルミ合金で非常に軽量。かなりシンプルな形状なので装着感も万能です。



音の第一印象としては非常にナチュラルな弱ドンシャリ。
サブベースがかなりしっかりとした存在感ですが、そこから上のベースは並。出しゃばらず、かといって少なからず。
EDM系のダンスミュージックやロック、メタルでバスドラムあたりの存在感はデカイんですが
ベースラインはあくまで全体のバランスを崩さずそこそこなバランスで鳴っています。
一聴した印象では「低音凄いな」と感じましたが聴くほどに出しゃばらず、全体のバランスを保っているんだと気づかされました。

中高音域はVoがハッキリと聴こえるようなスッキリした音。ギターのカッティングラインやホーン楽器も
しっかり目に聴こえます。ただしハイブリッド型のイヤホンのようにギラギラ、キラキラした感じはありません。
この辺りがとても絶妙な音量になっていて、しっかりと鳴るのにギラついていない、解像度も高くはないが
モコっとした曇りもない。かなりナチュラルな鳴り方をします。

最近では寒色系のイヤホンにハマっていることもありスカッとした抜けの良い音が好みなんですが
このmeleの中音域は1DDらしいパンチのある音とBA等を搭載したハイブリッドの繊細でキラキラした音の中間地点ど真ん中のような音を出します。
パンチもあるが荒くはなく、キラキラしてないが曇ってるわけでもない。
最近の私のイヤホンの中だとtkzk waveがこの方向性に近いと思いました。

ドラムの金物系の高音域に関しても同じような印象ですが、金属筐体の影響なのか響きが少し華麗です。
一聴してシンプルで地味に感じてしまうかもしれないmeleの音にそっとアクセントがプラスされています。

シンプルに良い1DDが聴きたいんだ!という人には間違いなくmele。そんな仕上がり。
1万円くらいでも全く驚かない完成度ですが、5000円台なんですよね。。。評判が良い訳です。
olinaという見た目ほぼまったく変わらずこちらのグレードアップ版も出ていますが、この出来なら
倍の価格でも絶対素晴らしい音だと確信が持てますね。11.11で狙ってみるか。迷いどころ。



総評
オススメな人:1DDで1万円クラスの良い音を体験してみたい!けどそんな金はない!という人。5000円台ですが音のクラスは間違いなく5桁。
個人的好み度:10点満点中/8.5点
完成度:10点満点中/12点 音だけでなく見た目も綺麗。シンプルな形で装着感が優しいのも含め万人にオススメできるイヤホンだと思います。


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