BQEYZ BQ3 2DD+3BAのハイブリッドイヤホン

今回ご紹介するのはこちら。

BQEYZのBQ3 発売から4年程経つイヤホンですが、自販機という名の福袋的なもので当たりました。
0.78 2pin端子で、ちょっと凹んでいるタイプ。
少々無骨なデザインで、パット見樹脂の低価格イヤホンに見えなくもありませんが
実は金属ボディ。しかし重みはあまりありません。特徴的な幅のあるデザインですが、耳に収まれば結構安定します。遮音性も中々。
ノズルには段差がなく、ドットスパイラル等の柔らかいイヤーピースだと簡単に抜けてしまうかも。
耳側にベント穴が2つ並んでおり、ピチっと奥まで装着するとしないのでは大分低音域が変わってきます。

ノズルに段差がないので、イヤピは選ぶかも


2DDという表記だったのでこの幅広デザインに2個の10mmDDがみっちりと並んでいるのだろうと思いきや
このDDは一体型2DDというものらしいです。
オーテクIM70に搭載してたようなデュアルシンフォニックドライバみたいな手合なんでしょうか。
そこにBAユニットが3基、金属ボディで低音が強そうなDDにBAもたっぷり積んでいるということで
かなりイキの良い音を想像しましたが結果としては低音好きにはたまらないヤツでした。

音の第一印象としてはミドルベースマシマシ+高解像度の中音域。ステージが前後に広い。
低音域はサブベースはそこそこにミドルベースがもっこりと前に出てきます。
少しブーミーに響いているので全体的に低音がメインです。
中音域は刺さりがない高解像度タイプで、適度に距離感があります。
スムースで滑らか、どちらかというと明るめの音ですが低音に呑まれて
少しウォームに感じる部分もあります。おもに男性Voあたりが。
高音は全体の中では少し遠目に位置していますが存在感はしっかりと感じられます。

BAユニットの配置を全てノズルに詰め込んでいるのではなく、1基だけ遠くに置いているようで
そういった工夫でこの音の広がりと尖りの無さを生んでいるようです。
ここまでベースの存在感が強いとどうしても中高音は呑まれて分厚い布の向こうでなってるような
曇った音になりがちなのですが、距離感はあるもののしっかりと解像度を感じることが出来ます。
Vo中心にしっかりと聴きたい人には不向きですが、低音好きには中々良いイヤホンです。
発売から時間が経っていても強みをしっかりと感じるのは凄いですね。

ゴリゴリな低音域で攻めるイヤホンとは方向性の違う、ミドルベースマシマシなイヤホン。



総評
オススメな人:低音好き。ミドルベースメインに、全体の解像度も欲しい方。TRN V90のような空気感が好きな人良いかも。
個人的好み度:10点満点中/7.5点
完成度:10点満点中/8点 装着感が大きく好みを分けそうな形ではある。

amazonでは高価格な出品しかないのでaliexpressのリンクを貼っておきます。

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