LUN SHENG & Bai Qingxue 1998 ブルーver

 

今回ご紹介するのはコチラ(アリエクリンク
LUN SHENGという日本Amazonでは出回ってない謎の中華イヤホンブランドから出ているイントラコンカ型。
パッケージには漢字で「白青雪」と記載のあるイヤホンです。
振動板が青と金色の二種類あり、音質も異なるという謳い文句。
昨年夏に話題になっていた製品ですが私は青色を選びました。

私の箱はベコベコで届いたので引用

見た目はTHE イントラコンカ型。この形状を引用した製品は一体何十種類あるんでしょう。
若干太くコシのある銀箔が巻かれたような見た目のケーブルは1.2mとしっかりした長さがあり、取り扱いは上々。
タッチノイズは結構乗る。細くて柔らかいケーブルと違って絡まりにくいです。
スプリットの部分も丈夫そうな作りになっており、リケーブル不可ですが長く使えそうな堅牢感。





細かいデザインでいうと左右の識別はなんと漢字表記です。漢字圏じゃない人はどうするんだろう。
日本人か中国人しか使わんやろ!という思い切りの良さを感じます。
狐のような動物が走ってる様子がプリントされています。

青い振動板はブルーダイヤモンドコーティングとありますがこの辺は雰囲気ですね。
金色の方はクリアーでエレガント。明るい傾向?
青色はナチュラルでワイドな音。
先に購入してた人たちが低音しっかりあって良い!という評価だったので迷わず青を選びました。

音質としてはイントラコンカらしいクリアな開放感がありつつ15.4mmの大型DDらしい元気の良さもある、
それでいて尖りのないまとまった音。
低音がしっかりとイントラコンカらしくない程度に厚みがある。ボワ付きも少ないので低音が盛られている曲で
中高音をマスクするような過剰な存在感はない。
サブベースまでは流石に弱いけど、キックからドスッと重みのある音を出してくれます。
自分はスポンジカバー等を無しで使ってコレなので、低音が好きな人はカバーで更に厚みを上乗せできる。
イントラコンカと相性がバツグンだと思ってるピアノ、アコギの明るい音も刺さりは一切ないのに綺羅びやかさはしっかりある。
ヴォーカルも低めから高めの声まで聴き取りやすさはバッチリ。ラジオ、動画配信をながら聞きする人にも最適だと思います。

ちなみにASMRもかない相性良し。
クリアで開放的、ゴリゴリではないが低音もしっかりあり、細すぎてパンチが不足することも無し。
カナル等密閉的な形状で聴くよりも自然な聴こえ方が味わえます。
ただしインピーダンスが80Ωと少し高めなのでパワーがないと少し音量不足。
後は万人向けと言って良い形状なので装着感は基本問題ないのですが、15.4mmと大型のドライバではあるので
耳穴が小さいという人は収まらない、収まっても痛くなってくるという相性も。
初めてのイントラコンカデビューにオススメの音質&価格ですがここだけは注意点。

逆に耳穴が大きいからすぐ落ちちゃうという人には問題ないと思います。スポンジカバー無しでもビタッと止まるくらいの
サイズ感なので、緩く感じるという人はカバーなりドーナツリングなりで対応できるかと。
青色がイマイチに感じたら金色もと思ってましたがこれ1つで自分は大満足でした。



総評
個人的好み度:10点満点中/10点
完成度:10点満点中/10点(パッケージはしょんぼりめ)

CVJ Vivian 2次元キャラか文字か選べる低音ホン

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
CVJより昨年発売されていたイヤホン。Vivian。私はキャラクター版をスルーして文字が印字された方にしました。
CVJはNightelfあたりからVivian以降もNeko等、数々の痛イヤホンをリリースしてますね。
個人的にイヤホンに対して可愛いキャラクターは求めてないのでスルーしてたんですが低音が強いと聴いてゲットしてしまいました。

qdc端子で、スケルトンブラックな樹脂に金属製のフェイスプレートのデザイン。
このFPは軽いので特に重心が外側にいくようなことはなく、標準的な角度と若干短いノズルも相まって装着感は良い。
ノズルの先端は部分的に段差が付いてるという不思議な仕様でした。
ベントは内側に2箇所。
18ヶ月の開発期間をかけたというだけありFPの縁が部分的に削られたデザインになっていたりと、少し凝った仕様。
ノズルの根本には音響フィルタースポンジなるものが入っています。


音質としては低音が主役でありつつ中高音も聴き取りやすいバランス。

10mmのデュアルダイナミックドライバはまるでKZのような重みのある重低音。
サブベースからキックまでゴリっと圧力をかけてくれる。樹脂筐体ということもあり締まりはあまりないが、
ノズル内のスポンジとチューニングネット?がうまく調整してくれてるのか余韻がしつこいということもない。

中高音は意外なことにクリアで聴き取りやすい。
目立つ低音とはしっかり分離され、女性ヴォーカルもギターも解像度は高めに聴こえる。
ドラムの金属系も距離感は感じるが悪目立ちのあるギラつきや刺激感は一切無くちゃんと聴こえる。
KZ EDX LITEに近い、1DDながらどこか余裕を残した響き。
低音が主役だからと安易に抑えるのではなくきっちりバランス良く聴こえるようにチューニングされた気合を感じました。

分離感が良く刺さる音もないので思わず音量をあげちゃうタイプ。
ゲームや動画試聴でも使いやすくて良いと思います。
後はデザインですが可愛さや個性を優先するならキャラクター、音質に興味あるけどキャラクターはちょっと・・・というなら文字盤。
幸いデザイン別で音質を変えてるわけでもありません。

アリエクでかなり安くなるタイミングもあるし、Amazonでもセールなら二千円台になる。(本レビュー投稿時はクーポンで約2.5k)
KZも興味深いけどもっと可愛いデザインで低音の強いイヤホンが欲しいぞ!という人にはオススメ。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/10点

DUNU 242 トライブリッドの新作

 

今回ご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
DUNUから発売されたトライブリッドイヤホンの新作で、2つ同時にリリースされたうちの赤い方。242。
搭載したドライバ数を種類別に並べただけというあまりにもシンプルな名称。

低音担当の10mmDDと8mmDD、中高音担当のカスタムBAとカスタムknowlesBA、超高域担当のマイクロプラナーという構成。
DUNU DK3001BDは1DDでマイクロプラナーは4つ搭載でした。



少し凹んだ0.78 2pin端子で、樹脂筐体。凹みが中途半端でフラット2pinだと厳しい深さです。逆に凸になっている2pinだと結構余る。
フェイスプレートは鮮やかな赤。木星の表面のような模様が良い感じ。
縁取りに金属っぽいものが使われていますが本体はとても軽量。
ノズルは先端が少し太めの標準的な長さと角度。本体に少し厚みがありますが装着感は非常に良好。
ベントはpin傍に大きめのものが1箇所のみ。

音質としては濃さも爽やかな軽さもこなせる優秀ドンシャリ。
サブベースやキックは出しゃばらないが大きさの異なる2つのドライバでどっしりとした重さのある低音。
低音が強い曲でもブルブルと過剰に強い存在感は出さず、若干あっさりとした余韻の少ない低音に感じる。
音数の多い現代的な曲でも古いロックポップスでも過不足無く、重く芯のあるベースを出すので余程のベースフリークでなければ足りる量感。
余韻が少ないだけでダンスミュージックでの低音のどっしりさはちゃんと表現してくれます。
超低域用の10mmと低域用の8mmという異径の組み合わせは2DDでひたすらパワーを稼がせるのではなく、自然な量感で全体のバランスを
損なわないよう丁寧に力強さを出した印象。

中高音は4BAと2PLAが織りなす暖色でも寒色でもないスムースな音。開放的な作りではない242ですが低域のバランスが整ってるおかげか
空間は結構広め。大きめのクラブで聴いてるような横に広い感覚がある。
刺激感は全く無いがヴォーカルは一番バランス的に際立って出てくる。息遣いまでくっきりと聴き取れるような解像度。
ギターやシンセ、ドラムの金物も分離感が良く一度聴き始めるといろんな楽曲を試したくて止まらなくなるタイプの気持ちよさ。
もっとギラギラに金属感がほしいんだ!っという人でなければ満足できる。
マイクロプラナーによる超高域のスムースさも全体の少し後ろでいい仕事をしてる。

かっこよすぎる赤

同じトライブリッドであるDK3001BDに比べ定価が2万ほど下がったモデルですが、見た目含め音質がだいぶ異なりますね。
個人的には242の方は赤色のFPが滅茶苦茶好みだったので「この構成なら外れはないだろ」という感覚だけで購入してしまったんですが
DK3001BDに比べると242はバランスの良さに振ったエリートさが目立ちます。
おおまかな印象は似てるんですが低域の余韻は242の方がスッキリしてる。
超高域のパンチはPLAの多いDK3001BDの方がある。
中音域のスムースさはかなり似てると思いました。

ゲーミング的な用途で言うと242の方が低音あっさりな分、敵の足音等小さな音が戦闘音に飲まれず聴こえやすいかなと。
長時間の装着に関してはどちらも全く問題ない。

DK3001BDを聴いて、もう少しすっきりめのバランスが好みだなぁと思ったら242。そんな塩梅でした。

総評
個人的好み度:10点満点中/9点(もう少し音量が取りやすかったら外使いしやすそうで良かった。)
完成度:10点満点中/10点

QCY H3S こういうので良いんだよ系bluetoothヘッドホン

 

新年一発目にご紹介するのはコチラ(Amazonリンク
QCYより発売されたデュアルドライバ搭載のbluetoothヘッドホン。H3S【PR】

定価で約7千、セールでは5千円台になる手頃な価格ながらQCYらしいスペックの高さが魅力的なヘッドホンです。
主なスペックとして

・LDAC対応
・Bluetooth6.0
・最大-56dBのANC
・最大102時間再生
・40mm+13mmデュアルドライバ搭載

と、良い意味で価格に見合わない十分なスペック。

同じようなドライバ搭載のヘッドホンが2個くらい大手から出てなかったっけ?と思う人もいるかもしれません。
QCYは昔から「前に見たような」気がする筐体のリリースがありますね。
最近はただの後出しではなくスペックを強化し、かつ下の価格帯でリリースするという後出しジャンケンのような強さ。

白いのは落とした時についた傷...


デザイン的にはブランドロゴが薄くプリントされたくらいで、滅茶苦茶シンプル。
装着感は非常に良好で、すっぽりを耳を覆ってくれる。ふわもちのクッションです。
5.6時間つけっぱなしになることもあるのですが冬ということもあり不快感のある蒸れもなし。
上部に2箇所大きめのベントらしきものがあるので意外と熱を逃がしてるのかも。
音漏れするかと思いきや特別問題ありませんでした。


◎なメインボタンがわかりやすい


専用アプリがあるのでこちらからモード切替やEQも対応可能ですが、個人的にはH3Sはそのままの方が好みでした。

音質としては密閉感のある音場の中に深めの低音が目立つ弱ドンシャリ。
解像度は並ですが低音がしっかりと下の方まで出ており、全体を支えるような出方。
キックやミドルも程々の量感でかつ、ボワ付きはしない程度に締まりがある。
中高音は人の声が若干細くペラつくこともあるが許容範囲。
ギターや金管楽器の解像度は程々にあり、LDACでつなぐとこの辺りはかなり向上する。
耳に刺さるような不快感は無く、高音域に関しては値段なりの質ではあるが分離感もあり安心して聴き続けられる。

概ね「こういうのでいいんだよ」という一定の基準を越えつつ、バッテリー持ちや電波強度は競合と同等あるいはちょっと上というスペックを持った
お買い得感のあるヘッドホン。見た目はとってもシンプルで高級感は全く無いのでそこを気にしなければオススメ。
LDAC(接続優先)+ゲームモードで使ってますが電波強度はバッチリで、遅延もFPSなら許容範囲かなというレベル。
ちなみにTypeCによる有線接続も可能ですが、右出しなので常用するにはちょっと邪魔くさい配置。
急速充電対応で、聴きながら充電も可能なので緊急用程度に考えたほうが良いのかなと思います。

音漏れはあんまないけど逆に外からの音は割と貫通します。季節柄雪国なので除雪機の音が響くのですが、ANCなしで音楽をかけていないと割と気になるレベル。
大きめのベントがあることで多少しょうがないのかもしれませんが、静音性を求める人はANCアリの運用が前提となりそうです。



総評
個人的好み度:10点満点中/9点
完成度:10点満点中/9点