KZ EDX PRO X 新世代DDで気持ちバランス寄りなKZ

 

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先日紹介したLITEと同じ新世代の10mmサイズ、スーパーリニアDDを搭載したイヤホン EDX PRO X。
EDXシリーズの定番である丸い金属プレートが特徴的なイヤホンです。
同じような名前と見た目で紛らわしいけど、本体が黒でプレートも黒というデザインはPRO Xだけ。
手を出すつもりはなかったけど新世代DDの評価と見た目で買っちゃいました。



qdc端子で本体は樹脂ボディ。フェイスプレートだけ金属ですが重さはLITEと然程変わりません。
内側2箇所にベントがあり、フェイスプレートにも円周上に3箇所ベントがあります。
がメタルメッシュが間にいるおかげか音漏れは特に気にならない程度。
ノズル角度はちょっと深め。根本が気持ち搾られているので異物感少なく奥までしっかり挿入できます。
ただノズルの段差が真ん中に一本線が入っているのみという謎な仕様になっており、
角笛-Clarion-のような径が大きめで柔らかめのイヤーピースだとスっぽ抜けやすい。
デザイン的にどういう意図があってこんな使いにくい段差にしたのかは理解できません。

音質としては全体的に尖った要素を削ったドンシャリ。
地響きのような重いサブベースがメインでそれ以外の低音域が少なめだったLITEに比べると
サブベースの重さは気持ち抑えめ。
その分というわけではないがミドルベースから中音域の厚みが増したチューニング。
中高音に厚みが出たことでとてもバランス寄りというか、万能な音になりました。
厚みが出たうえで粒立ちの良さは維持されており、高音域も曇らず鳴っている。
金属的な表現が素晴らしいとまではいかないがシャープさも感じる。

正直、ノズルの微妙な形状がなければLITEより個人的に好みなバランス。
外使いメインで使うとする場合、やはりミドルベースまで含めてベースは濃い目の方が好み。
LITEの軽やかさ+地響きサブベースという異質な組み合わせも良いけど、
EDX PRO Xはその地響き分の重さをミドルベース~中音域にバランスよく割り振り直したようなチューニング。
高音域に大差はないがそれ以外のバランスが全然違う。
金属プレートが付いたことで見た目の良さも全然違う。


LITEからのグレードアップという意味ではちょっと傾向が違うので安易に薦めない。
LITEくらい重く、中高音がKZらしいギラついた傾向が好きならZSN PRO2がオススメ。
次回投稿予定ですがZSN PRO2が一番効いたということは明記しておきます。


総評
オススメな人:LITEよりもうちょっとバランスを求める方。低価格イヤホンには金属プレートが付き物という方。
個人的好み度:10点満点中/9点 (ノズルだけ本当に惜しい)
完成度:10点満点中/9点 ノズルが。

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